98年10月15日
秋の午後は日当たりのいい縁側で寝るのが一番だ。ぽかぽかと暖かい陽射しは僕に
眠りを誘う。人間は僕たちが夢を見ないと思っているが、僕はいつも夢を見ている。産
んでくれた母ちゃんに甘える夢や、父ちゃんに怒られる夢もあるし、兄弟で遊んでいる
夢もある。そして川で遊んでいることもある。秋の夕暮れ時は僕だって感傷的になる。
夕焼けを見ると僕たちパグ族の故郷中国の山河が心に迫ってくるようだ。