「執筆者へ連絡用フォーム」
【2017.04.30】
★連休になった途端に我が家の廻りには県外ナンバーの車が増えた、隣には静岡から長男が家族を連れて来ているし、福井や大阪など遠くから実家に帰って来た人も有る。友人のN君も先日銀行に行って数十万円下ろしてきた。何故なら茨城県から娘夫婦と家族が帰ってくるからその接待や孫に小遣いをやるためだ。来ると焼肉に酒、馬刺しに酒、寿司屋に酒飲みに行って、清内路の釣り堀に行って..数日間のスケジュールは決まっているようだ。更に帰りには野菜に焼肉、酒など車一杯持たせるから大変だが、嫁さんが亡くなってしまったN君にとっては大きな楽しみなのだ。そのために毎日農業をやって小銭を稼いでいると言ってもいい。これが人生の目標であり生きるエネルギーを生み出す根源なのである。 飯田市には動物園がある、普段はほとんど入園者を見掛けないが今日は入りきれないほど賑わっているという。いつも監視カメラで見ているペンギンの前にも親子連れが肩車したりして見入っている様子がわかる。飯田市にはほとんど観光地がないので桜が終わったいまとなっては他に行くところがないのかも知れない。東京の方が公園や美術館それにデパートなど行くところは幾らでも有るが、田舎は行くところがないから帰ってくるのである。東京と同じだったら帰ってくる意味も薄れてしまう気がするが..。 ★日本の様々な革新的な技術は世界に誇れるものばかりだ、小さな町工場の部品が宇宙ステーションに積まれたり、小さな刃物が世界の病院で使われたりしている。しかしその裏方となって技術者に寄与している会社が幾つも有る事も忘れてはならない。例えば秋月電子通商とか千石電商、若松通商という一般には余り知られていない会社である。これらの会社は電子機器の研究開発をする人達にとっては余りにも有名な存在であり誰もが利用している。昭和40年代には既に営業していたから歴史も古い。10円にも満たない電子部品とか格安な中古部品も多数揃えてある、各社とも数万点は在庫しているので技術者の忙しい要望に毎日応えられるのだ。もちろん僕も年に12回ぐらいは利用している、ここを利用しないと部品が入手できないからである。 政府も日本の技術革新の根幹とも言える技術者を養成しているこうした会社に何らかの特典というか援助を与えるべきだろう。例えば郵送にかかる費用の半額を補助するとか..。こうすることにより資金力のない技術者が助かり世界に誇れる発明品が生まれることになるだろう。そうなれば補助した何倍も国家に戻ってくる。 河口堰の建設とか諫早湾の干拓などというような自然をぶっ壊して進める利権事業とは訳が違うのだ。今の野党諸君にこうした見識があるかどうかは大きな疑問であり、野党弱体化の素因ともなっているのは間違いない。保育園問題を議論するのも良いがこうした日本の技術に直結することにも着目すべきである。 

【2017.04.29】
★過ぎ去っていく季節は我々に次に来る何か新しいものを紹介してくれる。そのよい例が大自然の移ろいだろう。四月も終盤になり桜が散ったと思う間もなく玄関にある石楠花(しゃくなげ)が満開になり、また藤の花も咲き始めた。我々に時間の経過を知らせてくれるのは時計やカレンダーだけではないということだ。だから晴れた日には外に出て歩いてみよう、様々な出会いが待っているということだ。 今日は近くで野良猫の保護活動をしているTさんに出会った、そこで最近の保護活動などの様子を長時間聞いた。彼女の友人のYさんも近くでご主人と共に保護活動をしていて僕も旧知の方である。春は繁殖の季節であり野良猫の最も増える時期だという。保護した猫は飼い主を見付けて譲渡するのだが、避妊手術をする間もなく子供を産んでしまうのだという。そんな訳で引き取りたいと思うが我が家には先客が居る。 野良猫を発生させるのは明らかに人間の誤った考えや行為によるものだから外国のように動物虐待法をもっと広範囲に適用できるようにすべきだろう。 ゴキブリだって地球上で命を持った動物である、何の理由もなく嫌いだというだけで動物を殺す行為はやがて人をも殺す行為にエスカレートするのである。 2015年に殺人で逮捕された名古屋大学の女子学生のことを考えてみると人間という動物の恐ろしさを実感するはずだ。逮捕されたのは19歳だったが、子供の頃から人を殺したいという願望をいつも持って生きていたのである。そのために中学生の頃に斧(オノ)を買って持っていたという。そしてオーム真理教の麻原彰晃や酒鬼薔薇聖斗という殺人犯を崇拝し、仲間にもその事を自慢しているかのように吹聴していた。終いには殺人を実行するのだが、その前に「タリウム」という毒物を入手し高校時代に同級生に飲ませて殺そうとしていた。 この女の脳は明らかに異常だが..僕は未だに動物が他の動物を食料目的以外の理由で殺すことを見た事も聞いたこともない。 人間は食料としないのに殺すのが日常となっていることもある、例えば釣りである。ただ釣り上げるだけが目的だから、釣った後に川に返すというのだが、ここが間違っている。魚のほとんどは釣り上げるとそのキズが元で死んでしまうのである。返すというのは口実で食べもせずに棄てているのだということを知るべきだろう。こうした極悪非道な人間という動物は昔からそうだった訳ではない。石器時代にはこんな無駄な事をする者は一人も居なかっただろう。はく製にするために殺したり、腕を磨くために殺したり、趣味で狩りをするような馬鹿者はいなかったということだ。要するに人間は進歩したのではなく単に凶悪性を増幅していっただけである。その最たるものが戦争である、そのために学者が研究し新しい武器や原爆を造り出してきた。こんな人類に明るい未来など期待する方が間違いだということを知っておきたいものである。

【2017.04.28】
★僕が毎日状況を確認している火山がある、その中の一つが浅間山である。浅間山が本気で噴火すれば富士山の噴火に匹敵する人的被害と火山灰を広範囲に降らす。もちろん東京にも届いて10cmぐらい積もるところも出てくるだろう。そういった点から浅間山は日本の中でも注目に値する活火山である。 政府の地震調査委員会は日本で起きる地震の最新予測(2017年度版)を公表した。それによると東日本の太平洋岸の各地で今後30年以内に大地震が起きる確率は軒並みに上がっている。横浜や千葉などは80%を超えている。ちなみに長野県は5.7%である、この数値からすると千葉県の85%は異常な数値である。多分北朝鮮が近い内に核実験をするという予測数値よりも高いだろう。 この北朝鮮問題も中国が本気で制裁すると発表した直後にロシアが参戦してきた。これで関係する各国の北朝鮮に関わる利害の構図がハッキリしてきただろう。中国もロシアも北朝鮮がアメリカに占領されたら困るのだから参戦しないと樺太のように自分の思うようにならない。金正恩はこのことを百も承知でミサイルを飛ばしたり大砲をぶっ放して満面の笑みをたたえているのである。ベトナム戦争やクリミヤ紛争など世界を震撼させる戦争や殺りくは大国のストレスと利権の発散場所になって居るだけのことだ。これで殺される一般人は惨めだが、戦争とはそう言うものなのだ、何故なら敵の兵士が一般人に変装して紛れていても判らないのだから当然だろう、殺さなかったら自分が殺されるのが兵士にとっての戦争である。 そんな事はともかく、大災害が起きた時に備えるのが先決のように思う。住宅や食料の確保は当たり前だが、生きている牛馬や犬猫を救うのも人の仕事である。 ★ついにヤマト運輸が人手不足解消のために全運賃の値上げに踏み切るという。ここで疑問なのが人手不足の原因となった大口顧客の運賃はどうなるのか..。たまに遠方で暮らす家族や親戚に送る荷物が主体で育ってきた宅配業界である、舵取りをしっかりしてほしいものだ。 同じような事が電気料金でも言える。大口は一般家庭の半額以下で売っているのだ、もちろん排出ガスが多く出るのは大口だ。売るにも電線一本で済むのだから各家庭に蜘蛛の巣のように電線を張り巡らす必要もなければ保守も楽だ。それでも大口は安いのである、ここに企業が譲れない大きな問題がある。大口顧客や大工場に対する優遇は政府絡みである、諸産業の発展と振興という目標があるというのは建前だろう。要するに天下りがあったり忖度があったり、新年の名刺交換会に出てくる顔ぶれがあったり、財界からの献金があったり、パーティー券が売れたり..。当たり前だ個人でパーティー券など買う者はほとんど居ないのだ。少額のパーティー券を買っても公共料金が安ければ大儲けとなるように経済システムは出来上がっているのである。

【2017.04.27】
★あいにく快晴とまでは行かないが、野原にはさまざまな花が咲き乱れて春は深まってきた。先日、伊那市に行った折に白いタンポポの話をしたところ見たことがないと言うことだった。僕も5年前までは見た事が無かった。丁度この時期に阿南町に出掛けた時に天竜川沿いの土手で偶然発見して持ち帰った株が翌年から少しずつ増えてきて丁度いま見頃になり白い花を咲かせたので写真に納めた。見たことのないという伊那市のKさんにも写真を送っておいた。 また僕の家の周りや路傍にいっぱい咲いているムスカリの花だが全て紫である、しかし先日伊那市のカンテンパパの公園で見たのは白い花を咲かせていた。 僕はそれほど花に興味が有って育てている訳ではないが、路傍の花を毎日のように写真に撮っているため名前を調べたりして多少の関心は持っている。ともかく草花の種類は覚えきれるものではないし、覚えても忘れてしまう。 ★太陽系の彼方から飛んで来て地球に衝突した隕石の中に含まれていた微少なタンパク質が全ての生命の元になったといわれるが、広大な宇宙の中に散在する星の中にはとんでもない種類の草花が咲いていることだろう。 作家「立花隆」さんの著書の中に「臨死体験(上.下巻)」があるが、その中に著者が世界を廻り臨死体験をした人から直接聞いた話が載っている。臨死体験とはほぼ死にかけた人が数メートル上から自分が病室に寝ている姿を見たりするというものだが..この体験談の中で最も多いのが、既に死んだ自分が極楽のような美しい花園の中を歩いているという体験だったという。これは仏教徒に限らずクリスチャンもイスラム教の人も同じような事を答えている点が面白い。要するに宗教などと言うものは行き着く先は花園だという証である。だからイスラム教だとかヒンズー教だとか分け隔てることは無意味なのである。言い換えれば誰かの都合の良いように分けられてしまったと考えた方が正しい。 キリストの教えは人を殺すのは間違いだと教えている、しかし彼らは自らの宗教(カトリック教)を守る為に科学者ガリレオは投獄され断罪されたのだった。要するに宗教という利権を守る為に真理に背いたことになり、いま国会議員が右往左往している利権を得るための行動と何ら変わらないのである。 これは僕が数年前に「臨死体験」を読んで一番先に思った事だが、今もこの考えは間違っては居ないと思う。 宗教はそれぞれ個人の心の拠り所となればそれで十分なのである。悪人(政治家、思想家、宗教家など)の扇動によってエスカレートすると戦争が勃発し、巨大な利権が発生してしまうのである。 だから、スポーツでも何でも大勢の人が徒党を組んで大騒ぎすると社会は不安定になるのであり、その不安定を望んでいる者達の餌食になるのだ。

【2017.04.26】
★午後になって雨が降り出してきた、高遠城趾の桜を見ると歩道に散った花びらが積もっていることからもう花期も終わりだろう。この春も多くの桜や草花を楽しませて貰っている、まだまだ夏に向けて多くの花が咲いて目を楽しませてくれるだろう。 しかし東日本大震災で避難している数万人の方々は5年経った今もまだ花どころではないだろう。それに放射能で汚染された故郷には帰るに帰れない状況は今も変わりない。避難解除しても放射能は目に見えないから安心して戻る訳にはいかないのだ。小川の流れる淵の中に蓄積しているかも知れないし、下水道のコンクリートの割れ目の中に高濃度の放射能が有るかも知れない。特に山林のなかは除洗は困難だから危険が伴う、大雨によって下流に流れ出るかもしれないのだ。要するに完全な除洗など出来ないだろうと思うのである。 こうした震災復旧を担当する大臣にまた馬鹿者が現れた、数々の失言で問題になっている男である。なぜ離党させるか議員辞職を勧告しなかったのか?。 奢(おご)れる者久しからず..とは平家物語の冒頭に出てくる言葉だ。これを簡単に言えば「地位・富・名声などを笠に着て威張り散らしているような者」ということである。復興大臣とかいうのもこれに当たるのだが、既に何人もこの復興担当大臣は失言などあって辞職しているのは何故だろうか。 何十兆円という税金が投入される利権工事の総元締めである、と考えると奢れる者という言葉の意味合いが判るだろう。 君たちは何の為に学校にいって国語を学習してきたのか..いつ役立てようというのか?。こういう奢れる馬鹿者に対してその知識を持って監視監督するためではないのか。 これは国政レベルだけの問題ではない、地方に於ける行政についても自分達の知識を総動員して監視することの必要性を感じないか。 学校は何の為に行くのか、自分を守る知識を身に付けるために行くのだ、役人や議員を監視することも自己を守るために重要な事なのだ。 だから僕は昔から役所が音頭を取る行事には出席しないことを目標に掲げて生きている。こうした行事を通じて民衆からの信頼を得ようとする手段だということぐらいは想定しておきたい。このことが良く言われる「想定内」ということだ。 大事件や災害に対して「想定外」として逃げるのも役人根性の成れの果てである。最近の異状気象は馬鹿でも想像できるものだし、大勢の人が犠牲になってから想定外では責任もあったものではない。 先般墜落した長野県の救助ヘリコプターの一件も機体の損失と多くの人命を失ったが誰が責任を取るのか、本来ならば10人ぐらい懲戒解雇になっても仕方がない事件である。ウヤムヤにさせてしまっては亡くなった人も浮かばれないだろう。

【2017.04.25】
最高に良い天候となった今日は中繁彦先生と伊那市に出かけた。これは先生のかつての教え子であるKさんから食事に招待されたからだ。伊那市でも有名な観光地となった伊那食品(カンテンパパ)の公園で待ち合わせた。この会社は伊那屈指の優良企業で年々営業範囲を拡大しているようだ。テングサ(寒天)を中心としたヘルシーな食品の開発と販売で儲かったと見えて、本社周りの松林一帯が公園とレストランそれに美術館などから構成されている近隣では唯一のテーマパークである。桜を始め多くの植物と周りの風景が見事に溶け込んで春風と共に実に爽やかな時間を提供してくれる場所だ。 食事をしたり美術館を見たりして4時間をここで過ごしたが、まだ見足りない感じであったが飯田市まで帰らなければならないので引き揚げてきた。この公園内だけで2km以上も歩いたが景色に惑わされてあまり距離を感じなかった。 美術館では地元の作家などの作品が数多く展示されていたが、中でも漆器に描いた絵画の作品は見事であった。製品の販売もしていたが、茶道具のナツメが25万円ぐらいだったので手も足も出なかった。 歩き回るのもこうした公園があれば近くにあれば良いのだが..飯田市などは公園というものがほとんど無い、せいぜい子供の遊び場程度のものばかりだ。それに比較すると東京都内には広大な森や公園や池などさまざまな施設がいっぱいあり散歩やランニングを楽しんでいる姿をテレビで見掛けるが、やはり税収の差だろうか?。 地方は道路事情が悪く自然災害によって土砂崩れなどの補修費がかさむ、それに山間地を通過する細い道路ばかりで通行量も少ない。そんなこんなで行政は中途半端な対応しか出来ない。しかし、ふるさと納税という制度もあって中には大繁盛して多くの税収を得ている町村もあるようだ。最近はこの制度も過熱しすぎて1万円の寄付で7千円も返ってくると言うのは明らかに異常である。確かに町村は3千円でも税収が増えればいいが..税金を払えないような貧しい家庭はこうした恩恵には預かれないのも現実で有る。日本中の人々が格差という渦巻きの中で喘ぎながら生活している様子が見て取れるだろう。ともかく世界中に格差のない国はないのだが、最低限医療費ぐらいは無料になっても良かろう。それと老々介護の問題も真剣に考えていかないと国力減退の原因にもなってしまう。

【2017.04.24】
★春爛漫..は良いのだが、世の中はそう甘くない。例えば東芝から転職する人は2万人を超す。それに毎日倒産している企業は数え切れない、その中で生活や教育それに再就職先の労働条件に苦労する人は少なくない。僕の息子も勤めていた会社が2年前に倒産してしまった。幸いすぐに就職先が決まったから良かったが、通勤に随分時間のかかる事になってしまった。しかし桜並木や高遠の桜の木の周りにたむろして居る人を見ていると大半の日本人が悠々自適という感じもする。またAKBとか、ももいろクローバーZのコンサートでサイリュームやペンライトを振りまくって興奮している連中を見ても何の苦労も無いように見える。しかし彼らの内心は普段の生活の憂さ晴らしであったり、暮らしの中の不満であったりする。 しかし社会は明らかに2極化に進んでいるのは間違いない、持てる者と持たざる者..政治もそうなれば良いのだが、ここは一極化が進行し役人の犯罪までもが隠蔽されてしまう事態となってしまったし、裁判所も政府の顔色を伺うようになってしまった。しかしこの2極化と1極化の二つは確実にリンクしている、春の観桜会のメンバーとその他の人というように色分けが明確化しているのも政治色が強い証拠だろう。 政治は持てる者は持ち上げて仲間に取り込むが、貧乏人を取り込んでも何の役にも立たない、せいぜい選挙の時に甘言を浴びせる対象となるだけだろう。 しかし世の中は棄てたものではない、例えば時間は誰にも平等に流れるし、癌にかかる確率も変わらない。そう思って生きると人生はもっと楽しいものにならないか。せっかくこの世に生を受けたのである、精一杯時間を楽しんでみようと思って桜の木の下に行けば見える花は誰も同じ物だろう。 世の中も会社も頑張る必要などない、頑張った奴が自業自得処かいまの取り返しのつかない社会を作ってしまったのだから。 ★老々介護という問題は少しずつは改善されているように見えるが、現実は何も変わってはいない、せいぜい巡回車で風呂に入れるぐらいのものだ。僕たちの年齢になると介護する父母は皆90歳を超えている、車椅子に座らせるのも骨が折れる。現に僕の義兄の嫁さんは義母をベッドから起こそうとして背骨を痛めてしまった。いま80歳以上の人達はどれだけ日本のために貢献してきたか、その内容や実績を知れば役所でふんぞり返って居る者達への警鐘ともなろう。しかし教育は政府にとってマイナスになるような歴史を教えていない。現に広島・長崎の原爆投下についてキューバなどでは日本ので教育に使われる時間の何倍もの時間を費やし、子供から大人まで知識が豊富である。なぜ日本で教えないのか..それは原発事故の後始末を見れば自ずから判るだろう。

【2017.04.23】
★朝早くから友人のN君から電話があってタケノコを掘りに来いと言うことなのでコンテナを持参して出掛けた。今年は不作で例年の半分ぐらいだという。それでも竹藪に入ると落ち葉の下から多くのタケノコが僅かに頭を出している。トンガで廻りを掘ってからバールを使って根本から掘り起こすのだが、実はこれが重労働で5本ぐらい掘ると腰に来てしまう。N君も腰が痛いと言うことで鍼を打ったりしているのだが、農業は腰を曲げる作業が多いためなかなか治らないのが現実である。 N君の家に行くのに2kmぐらいの距離があるが、この道路歩道に数百人の人達が列を為して歩いている。これは飯田市がやっている「やまびこマーチ」という行事で全国からウオーキング好きが集まってきて市内に幾つ設定されているコースを地図を便りに歩くのである。好天に恵まれて子供から大人までトコトコと歩いている様子はミサイルが着弾した時の逃げる訓練をしている他の自治体と大きな格差が有るが似たようなものだろうと感じる。 ともかくミサイルでも爆弾でも飛んできたら逃げようがない、防空壕でもあれば別だが..。空襲警報も一応鳴ると言うのだが地方の自治体にそれだけの即応が出来るかどうか不明である。幸い日本は他国にミサイルを撃ち込んだことがないが、アメリカを始め多くの国が屁理屈を付けて何千発も打ち込んでいる。もちろん爆撃もしているが、この攻撃によって非戦闘員(一般庶民)が兵隊の何倍も死んでいることは明らかに違法行為である。 21世紀という新しい時代に入ってから人命が余りにも軽くなったような気がしてならない。憂さ晴らしに人を殺し、親兄弟も殺害し、小銭を盗るために殺し、誘拐して殺し..世界中が狂気に包まれていると言って良いだろう。 今から50年前に描いていた未来の幸福な社会はどこに行ってしまったのだろうか?。 このまま世界が混沌としてくると、路傍の草も食料になり、タケノコや山菜はご馳走になる。いままで苦労してきた農業に従事していた人達が再び日の目を見ることになるのだろうか?。 科学が進歩したかのような錯覚に陥るが、本当に錯覚なのである、科学は今や勉強しか脳のない連中の遊びの範疇に収まっているだけだ。こういう馬鹿者が政治家に利用され喜んでいる姿は見るに耐えないものがある。自分達のやっている暇つぶしが人を殺すことを認識しているのだろうか。たぶんそれさえも判らぬままに没頭しているのだろう。 人類が平和を望んでいるのならば、まず平和のためにこうした馬鹿者を更生させる事から始めなければなければならないのだから大変な作業である。

【2017.04.22】
★阿南町に行って来た、温田付近は長野県でも一番温暖な地区なので桜は既に葉桜となり花桃が満開の状況である。路傍にはワラビがいっぱい生えていたので1kgぐらい収穫してきた。これから連休にかけて一年で最も観光客が動き回る季節である、道路も他県ナンバーの車ばかりだった。特に「浜松」ナンバーが多いのが伊那谷の特徴である。今後三遠南信自動車道が開通したらもっと増えるのは間違いないが、脇道や通学路などの安全対策が急務である。幹線道路よりも生活道路の整備を先行して実施すべきだろう。特に生活道路と共有する飯田市の上村と南信濃は老人も多い地区であり道路横断時などは危険に晒されるのは間違いない。 ★最近の若者の目指す職業は「ユーチューバー」だという。これは動画を専門に蓄積して一般に公開し閲覧させるサイトであり、最近スーパーでイタズラしたりイジメを投稿したりして問題になっているサイトでもある。このサイトに自分で撮影した動画を載せると閲覧された回数により投稿者に料金が支払われる。特に料理とかアニメとかでサラリーマン以上に稼いでいる人も居ることから憧れの職業になるのだろう。なぜこんなものを職業にしたいかと言えば、企業に入って上司から監督されたり嫌な仕事を押し付けられずに自らのアイデアと才能だけで勝負できるからだろう。たぶん僕もあと20年若かったら同じ事を考えて実践していたかも知れない。人に命令されたり強要されないことは健康にも実に良い、ストレスが溜まらないからだ。 しかしここで考えなければならないのは人に監視されたり強要されたりしなくとも国家に監視され強要させる社会が目前にあるという事実である。この事に目を背けているとやがては自分の身に徴兵とか逮捕とか思想弾圧とか表現の自由とか..様々な問題が現実として襲いかかってくるのだ。例えばヒトラーとか金正恩に似たような独裁者が考えつくのはこうした自由の束縛と搾取である。日本はこの連中の考えていることと同じ事を現実に行えるような法律をいま作ろうとしているところだ。止めるなら今の内だが..下らないゲームに明け暮れていると、とんでもない社会を実現させることになる。何の罪もない君たちも明日はテロの犯人としてと投獄される事になることを肝に銘じたい。ともかく政治家の言う事や役人のする事の全てを疑ってかからなければ日本から民主主義も自由も消え去ってしまうことは間違いない。

【2017.04.21】
★世の中にはカネがだぶついているようだ。昨日はバッグに4億円近く入れて持ち歩いた男が全額盗られたし、今日は東京の銀座のど真ん中で7千万円近いカネをひったくられたというではないか。銀座だったらせめて10億ぐらいだったら話題になっただろうが、福岡の4億近いカネには負けてしまう。 しかし1968年(昭和50年)に東芝の府中工場の従業員のボーナスが奪われた3億円事件はすごかった。今だったら10億円ぐらいに相当するだろうか。警察も右往左往したが結局は今も未解決で迷宮入りとなっている。もちろん時効は成立している。細長いキツネ目の男というモンタージュ写真がまずかった、キツネの目はネコのように丸くて可愛いのだ。このモンタージュ写真は犯人の目当てが無くなった警察が、事件直後に単なる容疑者として浮上した人物の顔を真似て造ったのだから始末が悪い(たぶん冤罪を考えてのことだ)。もちろん数年後に似つかないモンタージュ写真は破棄された。 この頃僕は某社の社員としてこの事件でボーナスを盗まれた東芝府中工場の技術者と一緒に仕事をしていた。余りの大事件に連日事件の噂で持ちきりだった。しかし大企業東芝は3億ぐらいのカネで揺らぐような会社ではなかった。しかし現在の東芝は社内に3億円事件の犯人を3、000人ぐらい抱えているようである。3,000人x3億円は9,000億となり最近発覚した赤字と同じぐらいだ。 「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」という辞世の句を残したのは、かの有名な石川五右衛門である。簡単に言えば「浜辺の砂はなくなっても世の中に泥棒が居なくなることはない」と言う事で今の時代にも通用しているから名言であろう。彼が活躍したのは安土桃山時代である、この時代は織田信長や豊臣秀吉が仲良くやっていた時代で、茶の湯が発達するなど優雅な時代であった。この優雅さの裏にはたぶん今の時代と同じように貧困な世帯も多かった筈である。だから大泥棒が育つのである。こうした時代背景は鼠小僧など多くの大泥棒を生んだが、実は彼らは庶民にとって今の歌手とかメダリストのようなヒーローだったのである。大泥棒がカネを持て余している大店(おおだな)に入ったという瓦版を読むと人々はまるで彼がノーベル賞を貰ったかのように喜び、ストレス発散をしていたのだろう。 今の世の中にも同じような大泥棒が活躍していたとしたら..たぶん庶民のヒーローになる事は間違いない筈である。 政治によって儲けすぎた富の分配が正しく行われないと五右衛門のような裏の政治家が必要となるのだ。富の分配を忘れた社会こそ最も大きく民主主義から離脱した社会と言える。アメリカのマイクロソフトの会長や、日本でもソフトバンクの社長のように言われなくとも進んで分配できる人がもっと育てば世の中も棄てたものではないのだが..。

【2017.04.20】
★僕の大好物のタラの芽がようやく出てきた、それとノビルとサンショの芽も出てきた。早速採って食べたが..タラの芽のエゴマ和えは格別である。タラの芽を天麩羅にするなどということは邪道であり信じられない行為である。天麩羅にすればあらゆる山菜の旨みが飛んでしまって似たような味になってしまうからだ。エゴマは昨年の秋の内に調達してある、これは今の時期になると売り切れてしまい入手が難しくなるからだ。昔は自分で栽培していたが山小屋周辺の畑は森の動物の遊び場に開放しているために耕作は放棄してしまった。 サンショの芽はそのまま味噌と一緒に粗く擂って五平餅を造る、出たばかりの新芽の味は格別であり精神を奮い立たせるようなシビレ感がある。ノビルはどうやって食べるかというと..これは塩で漬けて食べるのが最高に旨い。しかしその臭みと言ったら格別で朝食に食べようものなら夕方まで口や息が臭い。伊豆大島でクサヤを食べるのと同じで思いっきり臭くないと旨くないのである。ノビルというとお浸しにするのが一般的だが、タラの天麩羅と同じで味も風味もほとんど消えてしまうからこれも違法な調理法と言えよう。 テレビなどで山菜を食して好きだとか旨いなどと表現する者があるが、何も知らない素人であり評論するには値しないと言える。山菜というのは一つの拘りである、正しい食べ方を知っておきたいものだ。 ★母子家庭で母親が働きに行っている間に家に残された幼い兄弟が火事で三人とも死傷したという。子供について社会的に様々な取り組みが為されているようだが、本当に必要なところに手が回っていない。また保育園が不足するとか保母が足りないとか言うのも毎日のように聞いているが..軍備拡張や無駄な公共事業はすぐに出来るが、利権が伴わない事業はほったらかしである。更に待機児童ゼロなどという目標は今となっては政治や選挙の宣伝文句の一つになってしまった。 少子化担当大臣というのは何をしているのか?、単に当選回数だけで与えられる大臣ポストなのだろうか?。それとも次の選挙で元○○大臣などと言う肩書きを得るための手段の一つなのだろうか。 何れにしても宣伝効果のある裕福な人ばかり1万5千人も集めて花見をしている会場には北朝鮮の脅威などと言うものは微塵も感じられないではないか。どうせやるならば全国の交通遺児とか養護施設の子供達を全員呼んで花より団子ということで旨い料理を食べて花見をしたらどうだろうか。たぶん花見には多額の税金が投入されている筈である。 今月14日には僕の同級生で板前をしているT君が障がい者福祉施設を訪問して日本料理を振る舞う会を催した。長年に亘ってやって居るが、彼は金が余っている訳でもなく時間を持て余している訳でもない。ただ子供達に食べさせたいという願望からやっているのだろうと思う。世の中は政治家が仕切っているのではなく、多くの庶民の小さな善意の積み重ねで成り立っていることを浮気に没頭しているような馬鹿者議員に教えたいものだ。

【2017.04.19】
★伊那市に住んでいる同級生のKさんから電話があり30分以上も話し込んでしまった。彼女は義母の介護の為に出席できなかったので集合写真だけを送っておいたが、長期間顔を見ない人が多く写真と名前が合致せずに悩んで電話して来たのである。話していると途端に昔に還って名前を思い出し興奮気味であった。 それと近くに住んでいるS子さんにもウオーキングがてら写真を届けた。彼女は癌と目の病気と心臓の病気を持っているというが元気である、ここでも30分ぐらい話し込んでしまった。このところ毎日のように同級生と係わって楽しませてもらっている。若かった頃に何らかの手法で還ることによって自分の精神も若返るから不思議である。青春は二度と戻ってこないが、今になって反省することは何一つ無い。それどころか青春時代に戻ろうという気もしない。残りが少なくなった人生でもそれなりに楽しい事はあるということだ。老いることを危惧しては余計に淋しく老いを加速するだけである。 ★アメリカという国家と大統領それに安全保障条約に騙されてはいけない。アメリカは本気で自ら軍隊や艦船をもって北朝鮮と闘う気など毛頭無いからだ。第一軍隊は自国の国民である、日本を助けるために死者を出すようなことはしない。日本を傘下に置いて軍事費を肩代わりさせるというのが本音であろう。僕だって大統領だったら他国のイザコザのために出張って行く事はしないが、北朝鮮が長距離ミサイルを開発し核弾頭の取付が可能となると多少問題になるだけだ。 まさか助けてくれないなどと思っていないのは日本国民だけである、安全保障条約については、まさに脳天気で勝手気ままな解釈であろう。 その証拠を幾つか挙げると、アメリカ政府の要人達が記者会見したり他国を訪問する度に北朝鮮に対して間接的に口頭で圧力をかけるだけだ、韓国と合同で演習するぐらいで実質的には何もしていない。 先週から北朝鮮に向かったとされていた空母カールビンソンは南下してインドネシアに向かっていたのである。これは予定通りの行動で北朝鮮の日本に対する脅威など全く考えていない行動である。 総括すれば、アメリカは北朝鮮と同じ核保有国として日本を牛耳り武器を売りつけて儲けようというもので、半ばタダで統治し莫大な利益を得ているだけのことだ。 ともかく世の中は籠池氏の言ったように小説なんかよりも遙かに上を行っていると言う事だろう。 ともかく日本の馬鹿さ加減は国会中継を見れば良くわかる、何も理解していないような大臣が出てきて国民を笑わせる吉本新喜劇に近いものではないか。この際だ、明日の日本を造る若者(高校生)に政治の半分ぐらいの決定権を渡してみたらどうか。全国の高校の生徒会やその代表などによって日本の進むべき政策を決めるのは実に良いことではないか。

【2017.04.18】
★このところ毎日数人の同級生から先日の同級会開催についてお礼の電話がかかってくる。決まって楽しかったというもので次の機会を作って欲しいという内容である。特に長野県内から遠く離れた場所に嫁いだり家を建てて出で行った人が多い。話は10分程度では終わらない、長い時は1時間も話し込んでしまうことがある。儲かるのは電話会社だが..最近は話し放題という契約をしている人が居るので時間に際限がなくなりある意味で迷惑でもあるのだが..。 昨夜0時頃僕は同級生ということで思い付き宮沢賢治の「風の又三郎」を読んで見ようと思った、しかしもう20年位前に読んだきり本棚にしまったままになっていた筈だが見当たらない。そこでユーチューブを検索したところ朗読の掲載があったので寝たまま聞き込んだ。一時過ぎに聞き終えたのだが、今になって読んで(聞いて)みると単なる児童文学ではないことがわかる。昔の田舎の学校と子供の遊びのような作品にみえるが、実はいまの世の中を鋭く予見しているような気もする。それと共に遊びと死の境界のようなものを予見することが出来ない人間の愚かさも感じてしまう。 更にダイナマイトを使って川の魚を取ろうという大人の悪行をすぐに真似したくなる子供の大人への成長過程みたいな表現も関心を持った。宮沢賢治はこの本を書いて何を将来に残したかったのだろうか?。今度は聞くのではなくもう一度漢字を読んでみないと判らないと思うから近い内に本屋さん行って買ってきたい。 ★異状気象というのは今日のような状況だろう、東京周辺では30度を超えているのに北海道では雪が積もってしまった。何か生きている大気が怒り狂っているように見えてならない。こんな状況だから人間の頭の中も影響を受けて多少おかしくなっても仕方がないのかも知れない。 殺人犯の身心の異常さを考えれば老人の痴呆などはやさしいものだ。以前から書いているが痴呆は老人にとって必要不可欠なものでもある。 しかし異常で困るのは戦争を政治利用していることだ。いまの北朝鮮と日米韓の状況を一番喜んでいるのは安倍首相ではないだろうか。この脅威のおかげをもって籠池問題は何の真相も解明されないまま迷宮入りになりそうだからである。 国会では法務大臣すら内容が理解できない共謀罪の成立を急いでいるが..相談の段階で逮捕可能ということだから、政治家や役人が口利きの依頼者から電話があった時点で逮捕出来るのだろうか。これが出来なければ国民にとって無意味であろうし何ら利益もない。実際に国有地を格安で払い下げたり、裏口入学をさせたりしてからでは遅いと言う事である。まさにいま世の中は国民の自由を剥奪し、特定の者達が利益を占有しようという方向に向いている事は間違いない。仲間が集まって桜の下で酒を飲んで騒いでいるだけで共謀罪で逮捕される日も近いことぐらい知っておこう。

【2017.04.17】
★せっかくの満開の桜も雨に打たれている。午前中は実に良い天気で暖かくなったが午後になって急に雨が降り出した。昨日は満開の高遠城趾の桜を紹介したばかりだが夕方には人影が無くなっている、観光産業には雨は大敵である。 午前中にウオーキングがてら近隣を散策した、徒歩で15分ぐらいの場所にある地元の産物を売っている「麻績の里」という産直販売店がある。今の旬はタケノコとタラの芽、それにノビルとオコギである。どれもマイナーな食品だが我々にとっては春を告げる最も身近な春野菜である。友人のN君がこの直販店に出しているタケノコもたくさん並んでいたが、そろそと大量に採れだしたらしく値段が下がっている。こうした野菜は如何に早く出荷するかがカギとなる。 帰りに三耕地という畑や果樹園がある場所を回ったところ、タンポポが絨毯のように咲いている場所が有った。休耕している畑だと思うが数万本におよぶ満開のタンポポは見事である。やはり自然は美しい、画家も写真家もその多くが自然を相手にしているが、ありのままの美しさを如何に表現したものかとただ精進するだけに見えて来る。 ★今頃になって厚生労働省は老人に対するデタラメな薬の売りつけに対してガイドラインを設ける。薬局に行くとポリ袋に満タンの薬を持って帰る老人が少なくない。余りにも多すぎる処方は裏を返せば、メーカーや薬局の儲けを後押ししているだけである。いわば終末医療と同じ悪徳老人ビジネスでもある。必要なモノを必要なだけ飲むというのが正解だが、ほとんどの場合いい加減である。医者も患者の症状を20秒ぐらい聞いただけで薬の量の加減などは余りしていない。先日も書いたが..毎日寝たり起きたりしてボーッとしていた親戚の老婦人だが、息子が薬を切らして2日ほど薬を飲むのをやめていたところ急に元気になり起き出して部屋の片付けを始めたということだ。それが後々に良いか悪いかは別にして、もう一度正確な診断が必要なのではないかと思う。 しかし僕が飲んでいる「ノルバスク錠」という血圧の薬は、その副作用を見たら飲みたくなくなる。「ほてり(熱感、顔面潮紅など)、めまい・ふらつき、頭痛・頭重、動悸、浮腫、発疹、かゆみ、じんましん、光線過敏症、多形紅斑、血管炎、血管浮腫、連用により歯肉肥厚などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。」とある。こんなことなら高血圧のままの方が元気で健康な生活出来そうである。まあ薬というのはみなそのようなものだろう。 ★北朝鮮との戦争機運が高まっているが..報道とかネットで検索してみると、権力を持った人間の愚かさだけが感じられるばかりだ。以前ブータン国王夫妻が来日したが、この国王夫妻にはおおよそそうした愚かさが感じられなかったし、その言動についても実に穏やかなものだった。要するにいま戦争を起こそうという関係国のトップのような煩悩や欲望を最小限にしか持っていないのだろうと思った。その理由の一つに国が貧乏である、という理由があるのだろうか。国内にカジノや証券取引場のような娯楽施設はないのだろう。国民は皆が同じように働いて同じような家に住んで同じようなモノを食べて生きている。このことこそ平和というものの究極の姿ではないだろうか。 苦労して儲けても食べ過ぎて糖尿病になるし、使途に困ったカネで有名画家の絵画を買っても、そのほとんどがニセモノであることすら知らない、これも愚かだという由縁である。 どこかで読んだが、レンブラントは障害に700点しか描かなかったが、美術市場にはレンブラント作が1万点有る。またコローは生涯2千5百点しか描いてないが、そのうち8,700点がアメリカにあるという。

【2017.04.16】
★飯田市でも気温が24度に達して今年の最高気温を更新した。市議会議員の選挙日なので桜も満開になったことだし徒歩で投票所に行ったついでに近隣を一回りしてきた。午前中だったので多少厚着をしていったが途中で1枚脱ぐことになった。ついでに先日行った同級会の写真をM君に届けて話し込んでしまい家に戻るともう11時過ぎていた。 こういう素晴らしい季節の時間は早く過ぎるものだ、若しも思いっきり長生きをしたかったら一番嫌な仕事を毎日すればいい、一時間が半日ぐらいに感じるから必ずや長い人生をおくることが出来るだろう。 高齢になると1日があっと言う間に終わってしまうが、これも好きな事だけやって過ごしている証拠である。 江戸時代も花見には酒と重箱が付き物だったようである。土手や公園の桜の下で思いっきり楽しんでいたようだ。 考えてみれば今の労働者よりも働く時間が短く、夏休みも長くてのんびりしていた、特に夏は午前中だけ働いて午後は長屋で暑さを凌ぐために水琴窟の音を聞いて昼寝していたようだ。特に武士(公務員)などは1ヶ月の内数日働いたぐらいであとはのんびりしていた。その流れが今も続いているとみるのも正しい見方だろうか。 また発想とか技術といった面からみても昔の人の技術は素晴らしいものばかりである。今再現しようと思っても出来ないものが多いというのもその証拠だろう。 例えば日本のシンボル国会議事堂は昭和11年(1936年)に建てられたが..そのデザイン力とか建設技術は今のコンピューターを使った建造物よりも素晴らしいものだろう。国会議事堂建設以降これを抜くような素晴らしい建造物はあまり無いように思うが如何だろうか。最近のビルと言えば只の箱にガラス窓を貼り付けただけのもので余りにも殺風景というか設計者の主張もなにもないものばかりだ。 オリンピックのメイン会場についても聖火台を忘れるという小学生並の者達が集まって利権だけに没頭しているだけで建設などに後世に残るようなものは生まれないだろう。そう言えばその後の話は聞かないが..間近になってからもう一騒ぎ有るのではないだろうか。 ★長野県でも特に有名な高遠の桜も美術館前あたりから咲き始めたようである、いま監視カメラで様子を見ると多くの人が夜桜を楽しんでいる。それにしても日本人の桜と富士山にかける情熱は半端ではないが、他にもっと考えたり行動すべき事があるだろう。花に浮かれている空きに国会では様々な人権侵害法がどんどん成立していく。

【2017.04.15】
南アルプス山麓の山小屋で恒例の飲料水を汲むために出掛けた。このところ多忙だったため貯水量がギリギリとなっていた。それと暖かくなって雪も溶けて土壌も凍らなくなったため、ネコの日に死んだ飼い猫「シロ」の墓を造る作業もあった。一緒に仲良く暮らしていた「ミッキー」と同じ墓に入れることにしたため火葬してあった遺骨を埋めた。これでシロも友人と出会えたので楽しく暮らせるだろう。 ゆくゆくは僕もすぐ横にある墓に入ることになる、そうなったら愛犬「ボブ」も「小茶」も一緒に天国の花園で戯れることが出来そうだ。 こうして死ぬ事への一種の楽しみを持つことによって毎日が充実してくる、だから父母も僕より早く逝って待っていると言うことであり、親は死んでも親と言う事である。 身内の死は生きている者への希望になるのだから毎日悲しんでばかりいては彼らの死を無駄にすることになる。考え方を変えてみれば人生も多生は楽しく好転するのである。 一緒に暮らしていた家族はともかく、動物たちの墓がもう六基もできてしまった。まだ家には「クロ」という野良猫上がりの頑固者が住んでいる、オスだから外に出ては闘って傷ついて帰ってくる、既に4回ぐらい死にかけたが化膿止めの薬を飲んで一命を取り止めている。彼もやはり山小屋に眠ることになるが..穴を掘るのも大変な作業である。 僕は山小屋に行く時はほぼ土曜日にしている、土曜日は三遠南信道路の工事が休みみたいで大型トラックの通行がほとんど無いからだ。それと工事場所が数カ所有り一方通行になっている時もある、待っている時間が無駄なのだ。三遠南信自動車道で最も工事が遅れているのが富田から矢筈トンネルまでの工区である、早期開通のために予算が多く付いたようで一気に大工事が始まっている。この工区は矢筈トンネルを出てから富田のインターまでだが、そのほとんどがトンネルである。僕が元気に運転できる間に開通すれば山小屋まで20分ぐらいで行けるようになるだろう。そうなったら誰も住まなくなった山小屋周辺の山林原野を別荘地として処分してもいいような気もするが..果たして売れるだろうか。そうなれば動けなくなってから多少設備のいい老人施設に入所できるかも知れない。 誰もが新年だと祝って大騒ぎする正月も「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」という一休宗純(いっきゅうさん)の言葉の意味が最近になって身に浸みて感じるようになった。 先日は中学の同級会を開いたが多くの人が既に他界しているし、病気の人も多い。せいぜい元気なうちにみんなで集まろうということで来年も企画することになった。

【2017.04.14】
★千葉県我孫子市で起きた女児殺人時間の犯人が逮捕された。何と犯人は当小学校の保護者会の会長だというショッキングな幕引きである。いつもこうした時間が起きて犯人が捕まる度に、普通の人で親切だったとか、地域の面倒を良くみていたなどの証言が寄せられる。 この犯人の渋谷恭正という男は46歳で学校に通っている子供も居るという。なぜこんな事を..という疑問が生まれるのだが、犯罪は普通の精神状態で行われないため普段の人柄など無関係になるというより正反対の行動によって引き起こされる。 なぜ、と言う疑問は他にもある、こういう犯罪の犯人は外見はともかく内部には家族にも判らないストレスというか狂った心(狂気)を持っている事である。 例えば変人でもない普通の一般人が戦争に狩り出されると同じような狂気が宿る、理由は様々だが殺さなければ殺されるという環境がそうさせている事もある。要するに誰でも何某らの心の動揺によって殺人犯になり得る可能性を持っていると言うことなのだ。 イスラム国の連中も庶民や敵を平気で殺す、またアメリカも原爆に匹敵する爆弾で地下に潜んでいる者を簡単に皆殺しにする。北朝鮮だって金正恩の命令一つで何の裁判も無しに、よそ見をしたという理由だけで銃殺刑である。早い話が狂気の宿った人間など世の中に幾らでも存在していると言う事である。 だから健康だけに止まらず、自分の身は自分で守らなくてはならないと言う事である。アメリカではこうした意識が高く各人が武器を携帯するのが当たり前となっている。民族の基本的な自己防衛の観点からもアメリカでの銃規制は出来ないのである。このまま混沌とした社会が蔓延すると日本人も防御のために武器を必要とするようになるだろう。日本の未来を見るにはアメリカ10年前を見ればわかるという、まさにその通りだろう。 銃によって身を守るという発想は幾つかの理由から正しい、まず暴力団と警察しか拳銃を所持していないというのは不公平極まりないという考え方である。これは一般人も時には警官からも身を守らねばならない事態に遭遇する社会になったからだ。 前にも触れたが、最近の重要犯罪は警官とか教員とか自衛隊などが犯す確率が高いことも庶民が心配になる要因だろう。 世界に正しい者など存在しないと考えよう、人はまず疑ってかかろう、性悪説を前提にして物事を判断しよう。今の社会では当たり前のことだから小学校から必須教科として学ばせることが必要だ。きれい事だけ教えていても命の保証は得られない、たぶん本当の教育とは如何にして生き延びていくかと言う事なのかも知れない。

【2017.04.13】
★風が強くて3月中旬のような気候になった。友人の竹藪は本来ならタケノコが量産できる時期だが、例年の1割も出て来ないという。市場ではキャベツなどの野菜が高騰しているのも気候が安定しないためである。太古の昔から気候というのは人の生死にも影響する重大問題であった、だから人々は太陽に向かって明日も変わりなく太地を照らしてくれるように祈ったのである。 あたかも政治が人を助けると言う者も居るがとんでもない話である、政治こそが人を殺す為に人類が発想した最悪の社会システムであろう。 政治家という馬鹿者を考えてみよう、東京都知事選では負けそうだと思ったら主義主張もどこ吹く風で公明党は小池氏に擦り寄るし、民進党員は夜逃げのように党を逃げ出し、国会では細野豪志代表代行までが辞任するという事態になっているのを傍観しただけでも馬鹿だと唱える根拠はあるだろう。いったい誰が死力を尽くして庶民を守るのだ..爆弾が落ちてくれば我先に逃げるような連中ばかりではないか、こんな者達を国会で7百人余〜地方議会で3万人余も養っている国民も馬鹿者だと言えよう。 いま窓の外で飯田市会議員選挙カーの大出力のスピーカーから大声で喚いている騒音が聞こえるが、ウグイス嬢などと言う言葉は死語であることも痛感する。最近はどこの候補を見ても口利き利権請負人としか見えないのが淋しい限りである。一昔前だが、僕の従兄弟が議員をしていた時、彼は議会が開かれる日には朝風呂に入って身を清めてから出ていった。それを見ただけで、彼は何事にも屈しない正論を述べるだろうことが推察できた。 ★熊本で群発地震が起きてから1年が過ぎた、まだ多くの人が立ち直れないままだと言う。老いてから現状維持という目標を失うことは虚脱感が支配してしまう。家を建てようと思ってもこの先のことを考えたら無駄だと思うしカネもない。しかし仮設住宅の中で死ぬのもいやだというのも当然だろう。そして月日はいつの間にか流れてしまうのである。人々の記憶からも消えていってまるで災害など無かったかのようになる。しかしこれも仕方ないことだ、次々に災害は起きるから覚えていられないのだ。だから忘れるのは当たり前だが、忘れてはならないのは議員や役人の犯罪と原発事故であろう。 村井俊治東京大学名誉教授が開発した地震予知システムは世界で最も的中率が高いものだ。最近の研究では東京湾近海で大きな地震が数ヶ月以内に起きるという予報が出た。 もう一度関東大震災ほどの経験しなければ何も改革されないような鈍感な人類に対して自然界は再び鉄槌を下すのである。日光の猿軍団でもちゃんと反省するのだから、戦争にもう一度参加しようというようならば鉄槌は当たり前だろう。

【2017.04.12】
★気温もあがって好天とあって飯田市内の桜はほぼ満開となった。ウオーキングがてら上郷内の正明寺の桜と飯沼神社の桜の写真を撮りに行ったが、ここも満開だった。やはり真の春の醍醐味というのは雪が溶けて桜が咲く迄の短い期間だろう、花は満開になったらもうお終いの時である。雨や風を受けながら散りゆくのを待つ..人間で言えば病気と不自由に耐えながら、と言う事になろうか。 昼食時にテレビを見ていたら、スケートの浅田真央さんが選手生活を終えるというので記者会見が行われていた、彼女はまだ26歳である、散りゆくと言うよりは次の人生に向かって船出するという方が正しい。もう一度生まれてきたら..という質問に、もっと別の仕事をしたいと答えていたが、人生同じ事を毎日やっていてもつまらないだろう、失敗しても成功しても時の運だと思って与えられた貴重な人生の時間を過ごすべきだ。 楽しい人生をおくるにはどうしたら良いのかという質問に僕は、嫌なことをやらないことだと答える。しかし収入を得るためにはそうもいかない、嫌な仕事の合間に好きなことをしてストレスを解消するべきだろう。いつの日にか必ずその好きなことが人生の散り際までの時間を潤してくれるだろう。 ★北朝鮮からの攻撃とかアメリカの攻撃とか胡散臭いニュースが飛び交っている。本当に朝鮮戦争は起きるのだろうか..秒読み段階とも言われている。たぶん何かはあるかも知れないが、僕は金正恩が亡命するというシナリオが最も確率が高いのではないかと思う。彼の側近は馬鹿ではないから、とうの昔から金正恩に不信感をもっていて、出来ることならば民主化したいと考えていると思う。双方を立てるための最善の策が亡命だろう。北朝鮮のスパイは世界中で活躍しているが、アメリカのスパイもその何倍も世界に散らばっている。当然北朝鮮内にも居て重要なポストに就いているかも知れない。だから戦争となったら..日本海に展開しているアメリカの原子力空母「カールビンソン」があれば、おそらく30分で勝敗は決まるはずである。若しも北朝鮮から核ミサイルが発射されたとすれば、たぶん国内で爆破されて彼ら自身が被爆することになろう。アメリカの偵察衛星は金正恩の住んでいる公邸の庭に咲いている花の種類まで特定出来る性能を持っている。いまさら戦いを挑んでも無駄死にすると言う事ぐらい判らないような者ばかりではないだろう。 隣のオジサンに、核爆弾が近くに飛んで来たらどうなるだろうか..と聞かれたので、爆発したら被爆するしかないと答えた。人間のなかで、脳味噌だけが異常に発達したノーベル賞級の学者を税金で育ててきたのが間違いだったことを、庶民はようやくここで知ることになるのだが、福島第一原発と同じで爆発してから知っても何にもならないのだ。東大や京大といった馬鹿育生専門の学校は早急に廃止すべきなのだ。もともと学校に行くのは知識や常識が無いから覚えに行くのである、大学院まで行こうというのは余程の馬鹿なのだろう。

【2017.04.11】
★昨夜に続いてサンモリーユ下條で眠れないまま朝を迎えた、多分1時間半ぐらいしか寝ていないと思う。外を見れば満開の桜も降りしきる雨に打たれてショボンとしていた。このホテルの温泉は昼神温泉に始まる阿知川沿いに湧出する天然温泉である、近くにコスモスの湯や加賀美、月下美人などのホテルもある、湯はヌスヌル感が強く肌がスベスベになる。 朝6時を待って朝風呂に入ってサウナに5分入っていたが..このことが疲れを取るどころか一層の疲労と眠気を誘ってしまった。 所用を済ませてから家に帰ってものの寝転がるだけだった、しかし夕方のには気を取り直して数百枚撮影した写真をカメラからハードディスクに移動し、更にバックアップもした。このあと200枚ぐらいの写真をプリントして参加者に発送するという仕事も残っている。この同級会では会計と写真担当も兼務していたので多忙だったが、これも好きでやっていることなので友人から喜ばれる程のことではない。 ★友人に話を聞いたが、何でも既に2名が70歳の運転免許証更新に必要な講習を受けたと言うが、3時間もかかったという。高齢者に講習さえすれば事故が減るということも考えにくいが、何かこの講習まで利権化されているのではないか疑ってしまう。第一に疑問なのが高齢になって自主的に免許証を返納する時になぜ1,000円も必要なのか。免許証の早期返納は国でも県でも奨励していることだ、仕事をしているのは役人だから手間代は要らないし、菓子折一つくれる訳でもない。破ってゴミにとして棄てて次回の更新をしなければそれでいいではないか。 何から何までカネにしようという役人の発想は大きな裁判にも発展している。訴えているのはサッポロビールである。国税庁から「極ゼロ」という商品にいわれのないイチャモンを付けられ、当時相当反論したが相手が国税と有って仕方なく115億円の税金を払った、しかし後に何の正当性もない事がわかり返納を求めたが、一度受け取った税金は帰さないと言う事で遂に国税庁を訴えたのである。役人は国民の為に税金を徴収するというのではない、基本的に自分達の給料を稼いでいるという発想なのである。 ともかく集めた税金はあらゆる利権を介して無駄遣いされるだけだ。今何十億何百億という税金が、今も話題になっている安倍晋太郎小学校のように闇から闇に税金は消えてしまうのだ。普通ならばこんな国家に税金など納めようと思う者など皆無であろう。

【2017.04.10】
★桜も満開になった天竜峡の近くにあるホテル(サンモリーユ下條)で中学校時代の同級会を開催した。予定したよりも出席者が多かったのと、当時の担任の先生を始め先生方が3名も出席していただき同級生一同感謝感激だった。先生方は高齢を押して松川町や南安曇から遠路遙々参加して戴いた。先日も書いたが学校が廃校になって無くなってしまった今、中学校時代の思い出は先生と共(同級生)の顔だけになったしまった。 喋り方も性格もほとんど変わっていない友の顔を見ると昔の思い出が一気に甦ってくる。15歳で別れてから55年以上経つが、今まで一度も顔を見ていない人もあった。 参加できなかった人の中には既に介護施設に入ってしまった人、入院中の人、家族の介護で家から離れられない人など、若い頃の同級会と違って年齢相応の事由がほとんどである。それぞれに苦労はまだ終わっていないということだろう。 ここでも話題は病気や薬だが、いまも現役で看護士をしている方が居るので彼女の対して病状などの質問する人も多かった。やはり自分や家族の病気に対して多くの人が専門家に気楽に聞きたいことが多いと言う事だろう。医者に行くほどではないが聞いてみたいことは僕にも幾らでも有る。 そんなわけで大いに盛り上がって夜は更けるどころではなく次の日まで話は終わらなかった。 参考までに、このサンモリーユ下條という温泉ホテルは愛知県の刈谷市で運営している市民のための保養施設である。天然温泉と一般ホテルの半額という料金は魅力だが、刈谷市民か地元である下條村村民しか利用できないので念のため。

【2017.04.09】
★午前中しょぼついていた雨も何とか昼頃にはあがった、所用で郵便局まで出掛けたが市内の桜並木では朝から桜祭りが開かれていて、写生大会やブラスバンドの演奏などで賑わっており並木通りは歩行者天国になっていた。行事も午後は陽射しもあって何とかなったと思うが、この時期の行事計画は難しい。何と言っても桜の開花時期が毎年変わるからだ。 高遠の桜も開花時期に合わせてバス旅行などが計画されているので時には散ってしまってから花見に行く事になる。しかし花より団子と言うからそれはそれでいいのだが。 家の庭にあるサンショやタラは芽を出してきた。僕が春を楽しみにしているのはサンショ味噌を使った五平餅を作ることと、タラの芽を食べることだ。だから狭い庭に40本以上のタラの木と20本ぐらいのサンショの木を植えてある。実は我が家では僕も含めて皆が花粉症であり春という季節は余り好きではない。黄砂は来るし、寒暖の差が激しくて体調も一年で最も悪くなる季節なのだ。 ★また日本の裁判史にの残こりそうな事案が発生した、それはNHKの受信料に関する事件で法務大臣が最高裁に対して意見陳述を申し立てたことである。簡単に言えば、放送法によると受信機器を買って設置したらNHKと契約を結ばなければならないとなっているが、これが憲法に違反しないか否かという裁判である。NHKはこれを拡大解釈してパチンコ台や携帯電話も受信機器に当たるとして徴収する意向を見せている。早い話がテレビを買えば押入に仕舞って置いても現行法では料金を取られると言う事であり一般的な考え方と違和感があるのは否めない。 全く税金を納めていないような家庭でも聴取料は発生することから、受信料は税金と同等以上の負担を求めることにもなっていることも問題である。 国として意見陳述する目的は、NHKという放送局を自由に扱えることから政治的な利用も含められていると見るのが妥当だろう。そもそも庶民が金を出して運営している組織のトップを国が選ぶという事自体が間違っているのではないか。 最高裁ではこの辺のところまで深く吟味して判断を下すべきだろう。この一件が法務大臣権限法の範疇に当たるのかどうかも審理に入る前提であろう。 紅白や朝ドラそれに大河ドラマなど単なる娯楽番組に数百億円も注ぎ込んでいるNHKの事業が真に「国の利害または公共の福祉に重大な関係がある」事項かどうか..最高裁の良識に委ねるしかない。

【2017.04.08】
★阿南町に出掛けた..咲き始めたサクラも雨に打たれて元気がなかった。義母の入っている施設では今日「花祭り」が行われていた。花祭りはお釈迦様の誕生を祝う行事だ、我々も甘茶をいただいて灌仏桶(かんぶつおけ)の中央に安置してある誕生仏像に柄杓で甘茶を掛けて祝ってきた。こうした老人施設は時有る毎に何かしらの催しを開催して入所者の心を慰めている。家に一人でいたのでは話もできないが、施設に入って多くの人と接するうちに、ずいぶん痴呆が進んでいた義母も入所後から段々と普通の状態に戻っていき3年近く経った今は昔の健康な時の状態に戻ってしまった。年齢が96歳になったが車椅子から立ち上がって歩く練習も始めたというから驚きである。人は多くの人と接して話したり笑ったりすることによって確実に健康は取り戻せるということだろう。あのきんさん、ぎんさんのことを考えても間違いはないと思う。 ★午後16時50分ごろ珍しく長野県の伊那市周辺で震度3の地震があった。長野県は地震の多発地帯だが伊那谷はほとんど大きな地震がない。東日本大震災の翌日には長野と新潟の県境にある栄村でで最大震度6強の大地震が起こったが北陸沿岸の津波被害に話題が集中し殆ど知られていない。また旧松代町(現長野市)では1965年から5年間に渡って群発地震が発生している(松代地震)。また諏訪湖周辺や松本も大きな断層があり時々大きな地震被害も出ている。更に伊那谷から西に位置する木曽御嶽山周辺も大地震が何度も起きている。 問題なのは地震が起きていない伊那谷である、断層は山ほど有り東には中央構造線が通過している言わば危険地帯だ。地震が時々起きていれば断層に溜まったストレスは開放されるが、殆ど地震が無いと言う事はエネルギーが蓄積されていると言う事だから伊那谷こそ地震の危険地帯だろうと推測する。 地球は生きていて時々溜息をついたり溜まったうっぷんを晴らすという行為は実に人間的である。様々な推測を交えて考えると人間というのは明らかに地球の営みを手本にして誕生しているのだろう。人間の中には土だけを食べ続けて生きている人も有ると聞くが、これこそが大地の恵みというのだろう。結局は大地がなければ米も野菜も採れないのだから人が野菜を必要とする理由もここから来ているのではないか。 ともかく東京始め日本全国のどこで起きるか判らない地震災害は確実に起きるのだから今日一日を悔いなく生きることを考えていたい。

【2017.04.07】
★雨がシトシト降っているが、雨だって良いこともある。昼頃友人のN君が袋を抱えて尋ねて来た、今朝始めてタケノコが出たというので持参してくれたのだ。例年に比べ1週間ぐらい遅くて毎朝見回りに行っていたがようやく出てきたという。今年は桜と同じように春が少しだけ遅いと言う事だろう。この雨で我が家のタラの芽も一斉に吹き出したし、廻りの緑も濃くなったように思う。 ★敵対勢力にサリンを使ったシリアのアサド政権を威嚇するためアメリカがミサイル59発を打ち込んだという。アメリカならばミサイル発射も許されるかというのも何だかおかしな話だが、一番驚いているのはアサドではなく北朝鮮の金正恩ではないのか。アメリカは今度核実験を強行すると確実に攻撃するという意味も含めて驚いていることだろう。既にアメリカは金正恩の居場所を衛星やスパイを使って24時間把握しているから特殊部隊の攻撃も有り得るし、ミサイルによるピンポイント攻撃も有り得る。この状況を世界一喜んでいるのは防衛大臣とか自民党などの口利き疑惑関係者、それに総理だろう。 若しも北朝鮮攻撃となれば日本の基地も使う事になるから、今後予想されるのが北朝鮮によるテロ攻撃だろう。そのためにも共謀罪の成立に弾みも付く筈だ。願ってもない攻撃に感謝状でも贈りたい気分だろう。 過去にアメリカは極秘裏に特殊部隊を使って暗殺を成功させている、例えばウサーマ・ビン・ラーディンもそのひとりだが、この現場の状況は米兵のヘルメットに付けられたカメラによってホワイトハウスに生中継された。当日はこの計画が露見しないため大統領はゴルフに出掛けていたが、実行時間にはホワイトハウスに戻って中継を見ていたのである。こうした事実を知っている金正恩も明日は我が身という危機感に襲われていることだろうう。しかし武力の使用は今後の世界にとってプラスになることは一つもないと言う事も知っておきたいものだ。そして個人的な野望や選挙民に対する公約の端くれとしてミサイルは使う物ではないことを知っておこう。 ★世界はどんどん混迷を深めているが、日本では復興相の「出て行け」発言のようなレベルの低い話ばかりに終始している。役人も政治家も大臣も税金で養っている公務員であることに何ら変わりはない、国のため庶民のために死力を尽くすのが勤めであり責任でなのある。放射能に怯える庶民の行く末に対して大いに関心を持ち援助するのは当然であり、原子力発電を進めて来た国家として詫びる気持ちの方が先行すべきだろう。 昨日も書いたが、誰しも故郷にはひとかたならない郷愁を持っているのである。それを疎かにする権利は誰にもないと言う事である。 広大な国土の一部が数百年間使えなくなってしまった責任は誰にあるのか?。ウヤムヤにして次に駒を進めると再び同じ痛手を負うことになろう。

【2017.04.06】
★飯田市内の大宮神社から続く桜並木の最も中央通りに近い彼岸桜がようやく満開になった..途端に雨が降り出した。予報を見れば今後一週間ぐらいは雨が予想されている。やはりこの時期は花曇りはともかく雨とか雪に見舞われるのが恒例のようである。しかし桜を始め植物にとってはこの時期の雨は長い冬から目覚めて緑の葉を付けるために必要なのだろうから仕方有るまい。 ★国会では共謀罪法案の審議に入ったが、もっと先に成立すべきは国会議員と官僚と企業が一つになって行う共謀罪の法案を成立させる方が優先度が高いのではないのか。 こうした疑惑が何ら解決されないまま独走を続ける自民党もこの先どのくらい延命できるのかは選挙民の良識次第だろう。 春の一日にはこんな下らない問題を論ずるよりも、花の下で団子でも食べながら昔話に花を咲かせた方が良い。 来週早々に控えた同級会もこれに似たようなものだ、午前中は幹事が集まって最終的な人員確認をしてホテルに参加人員などを報告したが、ここに来て体調不良や怪我で出席できない人が出たのは残念である。まあ高齢になっての同級会ではありがちなことだ。何とか雨が上がって満開の桜だけでも愛でることが出来たら良いのだが..。 僕の同級生は南アルプス山麓で育った人ばかりである、だからどこまでもお人好しである。こんな少年達が世の中に出て何とか一人前になった、そして定年を迎えてようやくのんびり暮らすことが出来るようになった人も多い。だがまだ現役で働いている人も多く理由は様々だが遊んでいても仕方がないという人やら企業で技術の継承が済んでおらず後輩に指導している者もある。僕たちが生きて来たのは「日本列島改造」が始まった時から、石油機器、バブルの発生と崩壊という目まぐるしく変わる時代の中で残業も厭わずに寝る暇もなく頑張ってきた人が多い。こうした環境はストレスを発生させ、病気を引き起こし多くの仲間が既に他界している。 そして故郷を振り返れば実家も無くなっていたり、小学校も中学校も無既に無い。学校の存在は一つの心のより所である、廃校になった事への失望感は大きい。しかし担任の先生は健在で今回の同級会にも出席していただけることになった事は参加者にとっては満開の桜よりも素晴らしいことだ。中には先生が出席すると聞いて参加を申し込んだ人も居るぐらいである。高齢になると、直近の出来事よりも遙かに遠い過去の日々がより素晴らしいものに思えてくるものだ。 「うさぎ追いしかの山、こぶな釣しかの川..」という唱歌は長野県の中野市の高野氏の作詞作曲とされるが、今になって歌詞の意味が心に浸みてくるではないか。

【2017.04.05】
★親戚の85歳になる母親をひとりで介護している息子のT君にホームセンターで出会った。話をしていたところ、彼の母親は認知症のような症状で毎日寝てばかりで何一つモノを片付けることが出来なかった。1ヶ月ほど前に寄ってみたところ目は虚ろで僕の顔も覚えていないようでボーとして半分寝ているような状態だった。ところが母親の薬を10日ほど前に切らしてしまい休日も重なったので数日間飲ませずにいたという。ところが飲まなくなった翌日から、寝てばかりいることが無くなり部屋の片付けをしていたというのである。どんな薬を飲んでいたのかは知らないが、薬というものは毒物であり確実に副作用があるものだ。 僕も昨年秋頃からかかり付けの医者から薬を変えてみようと言うことで飲みはじめたものが合わず、怠さとか風呂に入ると目眩のようなものを感じて飲むのをやめたら治ったということが現実に有った。しかしこの事が医者には気にくわないらしく持論を展開し口論となってしまった。開業医ならこんな事ぐらいで口論にはならないだろうが、公立病院の診療所と言う事から客の噂も経営も知った事ではないので気安く接しているのだろう。馬鹿馬鹿しいのでそれ以来この診療所には行くのをやめた。 それ以来自分にあった薬をシンガポールから個人輸入している、言ってみれば自分の健康は自分しか判らないのだ。今後重病になっても自業自得と考えれば良いだけのことではないか。 ★東京都の豊洲市場の汚染問題と取引に関する信じられないような疑惑の数々と、森友学園の土壌汚染にまつわる土地取引の疑惑..これらは通常行われる国有地の払い下げで日常的に行われているものの氷山の一角ではないのか。要するに売る側と安く土地を入手したい者との間には払い下げに関わる利権が発生しているのである。どうせ幾らで売っても自分の懐には入らないから、口利きなどすれば菓子折の一つも届くだろうという考えで有る。これは携わる誰もが一度なりとも考えるに違いない。 道路の開通前に土地を取得するという問題もある、これは設計の段階でしか判らないために利権が確実に発生する。鉄道や駅でも同様であり、昔も新幹線の岐阜羽島駅の建設に当たって疑惑が持ち上がっていたが、いまなら大騒ぎになっていた筈である。 「議員から口利きをとったら只の人..」という名言もあるから議員の特権としてセットになっているのだろう。それを如何にして悟られずにやるかと言うことが北朝鮮のミサイルよりも遙かに関心が高いと言わざるを得ない昨今で有る。 たぶんいま大きく揺れている自民党が思っている事は、北朝鮮のミサイルが日本のどこかに一発落ちたら森友問題や防衛省の隠蔽問題など一気に吹っ飛んでしまうのだが..と言う事だろうか。誰かが国会の喚問で言い放ったが、「事実は小説よりも奇なり」ということか。

【2017.04.04】
★ゼネコンと政治家の結びつきは極めて密だが、彼らが悪徳なのは震災や津波の被害に遭った人達のために行われる復旧工事も同様に扱われているからである。彼らは災害さえ利権と考える極めて陰湿な連中である。彼らの陰湿さは危険な仕事に携わる作業員の給料や手当までピンハネしているのが明らかになったが、当事者の東京電力までこの問題を隠蔽している始末である。これは口利きなどと言う生やさしいものではない。特に議員などは庶民の代表として国家の為に働こうという者達だ、そういう連中が弱い労働者たちからピンハネしたカネの恩恵に預かっているとしたら死刑にしても構わないだろう。 税金を不正に懐に入れた者は昔でいう10両、約100万円を超えたら打ち首にしても問題はないということだ。 業者と議員の中に入っているのが役人である、もちろん彼らも同罪であることは明らかだ。こうした事からも財務相などで口利きを受け入れて職権を乱用した者たちは即刻懲戒解雇すべき事案である。それほどに税金というのは重みがあるカネなのであることを知っておきたい。 若い時に稼いだ金の一部を老後のために国家に預けておいて、働けなくなった時に年金として受け取るカネにまで税金がかかるのだ。馬鹿馬鹿しくて年金になど加入できないという人が居ても当然だろう。しかもその税金分は資金を運用していた年金事業団などが天下りや利権や口利きのために使っていたとしたら、彼らも死刑に相当するだろう。 日本といく役人国家は彼らの犯罪に対して甘すぎるのだ。どんどん重罪にして本来有るべき規律を復活すべきであろう。特に警察などの特権を持っている者は極刑もやむなしと言えるが、中でも冤罪を自ら実行した者達にはこれが相応の処分だろう。 ★籠池氏の経営する保育園などに巨額の補助金が交付されていた。これが違法だとして返還しろとか何とか言っているが..第一に億単位のカネを一私企業に補助するというのに現場も見ず立ち入りもせずに続けていた役人を裁くのか。 僕が○○を造るから地域に大いに役立つとして数億円の補助金を申請したらどうなる、実現する為には誰かの口利きと、役人とがグルにならなければ無理だろうと言う事だ。こんな簡単な事柄に対して高給取りの国会議員が何十時間も議論するのも無断であろう。早急に特捜部が公平な捜査をすれば良い筈なのだが..。この特捜部まで一方の仲間だとしたら..と考えるから今のような議論になるのではないか。政治も司法も一体化してしまうとこのような国家になってしまうという見本なのだろうか。 ★月に車を送って探査しようという計画が馬鹿者共の興味本位で進められている。なぜ月までも汚染しなければならないのか?、なぜ月の資源まで奪い合おうとするのか?。人間の欲望を絵に描いたような未来指向に見せ掛けた仕業は科学でも夢でも希望でもない。その昔も同じような事が行われ、研究者は英雄扱いにされた時代があった。しかし現在のあらゆる戦争や不幸の原因は彼らの仕事や研究から派生していることを知ろうではないか。僕が昔から言っているノーベル賞科学者は未来への犯罪を造っている張本人なのだ。 しかし庶民という脳天気な連中は、彗星から持ち帰ってきたという1mmにも満たないゴミをまるで科学の勝利のように見つめている。このような人類という悪の枢軸は早く地球から消え去るべきだろう。これ以上野放しにしておいたら、同じ地球上に住んでいる生命体に失礼であろう。

【2017.04.03】
★一日でこれほど目まぐるしく気候が変わるものだろうか..昨日に続き今日も異常な空模様になった。午前中は気温もあがり、もうスタッドレスタイヤの必要は無かろうと判断し、午後からタイヤ交換に踏み切ったが..。終わるか終わらないうちに空は真っ暗になり雨が落ちてきたではないか。まさに今後の異状気象を我々に暗示するかのような気候変動である。 世界中の国の暇な大臣や官僚が集まって毎年のように気候変動会議やら温暖化防止会議をしているが、中国のスモッグと同様に一向に頭打ちにもならず増え続けるのはなぜだろうか。たぶん会議の出席者が官費旅行を決め込んで観光のために毎年世界各国を渡り歩いているだけなのだろう。 中国ではオリンピックや国家行事の時に排気ガスを出している工場を全て停止した、2〜3日後には千年昔と同じ青空が帰ってきたではないか。お互いのカネ儲けエゴと利権が絡み合っている環境問題は人々が様々な欲望の世界から脱皮しない限り無理なのだろう。たぶん地球環境は指数関数的に悪化を辿る事は間違いない、人や動物が金正男(キム・ジョンナム)がマレーシアで毒殺された時のような強力な毒ガスにも耐えられるように順応できるかどうかが鍵だろう。しかしそんな事はほぼ期待できないから人類は滅びていくだけだ。そして全ての生命体が消失した地球には数万年後に再び青空が戻り、新しい生命体が生まれ進化していくのだろう。長い宇宙的な時間経過はそのようなことも可能にするだろうが、再び知能を持った人間が登場すると数千年で同じ事を繰り返すに違いない。この事は人間の細胞が頻繁に生まれ変わって若返りを図るのと何ら変わりない。宇宙の摂理は人類の体内にも及んでいると言う事であり、地球が生まれ変わるという話は真実に近いと思うが如何だろうか。 こうして見ると我々が如何に誠実に生きようが快楽に浸ろうが何ら関係無いという答えに遭遇してしまう。だからいつも言っているように気楽にやろうという事が正解なのだという証でもある。 ★最近もの忘れが多くなってきた、老化現象だと誰もが言うから正しいのだろうか。老化するに従って忘れるという事が如何に大切なことなのか知らないだろう、人は様々な出来事や恨み辛み忘れることによって長生きしようと試みているのである。嫁姑の争いも、近隣の評判や噂も高齢になると感情的に落ちついてくるというか忘れてくる。これは忘れることによって身心のストレスを減らして少しでも延命を図ろうとする人類の知恵なのである。要するにもの忘れは健康的にみて実に良いことなのだ。特に寝たきりになった時、全てを忘れることによって安らかな毎日を過ごせるし、例え逮捕されて投獄されても何の不愉快も感じないと言う事である。我々の脳や身体の細胞は全てDNAによって管理されている、その厳格なDNAの判断が忘れようというのだから忘れた方が得策なのである。DNAに逆らって生きても何の得にもならない、やっぱり気楽に生きて逝こう。

【2017.04.02】
★昨日行く予定だった水汲みに山小屋に行った。午前中は快晴で雨の心配など全く無かったが..何と午後になった途端に雨が降り出してしまった。まわりを見ると鹿が現れたとみえて植木を囲っているフェンスの金網が破られていた。中には様々な木が植えてあるが、まだ芽が出ていないためフキノトウを食べたようだった。さっそく補修をして来たが、家に戻ってみると雨が降ったらしく水溜まりがあった。午後4時頃になると激しく降る場面もあり、この天候の急変にはどうする事も出来ない。上郷の麻績神社にある桜の名木「舞台桜」を監視カメラでみると数十人もの人が訪れていたようだが、まだ開花には遠い状態である。今年はタケノコも出て来ないし、モチグサもまだ3センチ程度しか伸びていない。例年だと今頃はモチグサの新芽を採って餅をつくのだが..。 この先の気候変動に何か悪い予感がしてならないのは僕だけだろうか。 しかし東京では気温もあがって桜の名所はほぼ満開になったという、そこで普段ならば皇居内で散策を楽しんでいる天皇皇后両陛下もお忍びで皇居の外に出て束の間の春を楽しんでいたという。通行人も突然両陛下に出会って驚いていたというが確かに春の珍事かも知れない。 北欧の国では国王が気楽に一般の人が利用する道路を歩き公園で昼寝もしているというが、開かれた皇室の証なのか、それとも近々退位して気楽に暮らせる将来への夢と希望なのだろうか。 天皇陛下も人間である(人間宣言)、1946年の終戦後の間もない時期に神格化されていた天皇を人間として認めたのだから、以後は我々と同じように自由も権利もあるはずである。高齢になっても残業代もなく働かせるのは労基法違反だろうと思うが..。ともかく人間は皆平等であるという原則は全世界で変わらない筈である。 ★東京海上という保険会社が近々新しい保険を売り出すという。内容はウオーキングで一ヵ月平均毎日8、000歩を超えると還付金(1,200〜3,600円)が出るという仕掛けである。要するに健康に対して努力して居る人は長生きしそうだ..ということだろう。この歩数の計測には身に付ける小さな端末機器とスマートフォンが必須となる、だからドコモがこの話に乗ってアプリケーションソフト共同開発したというものだ。こうすればスマートフォンも売れるし保険会社も儲かる、それどころか身に付ける端末は脈拍や血圧なども測定して本部に送るから、このデータを元にウオーキングと健康の関係とか血圧の関係などの解明にもなる。だから製薬関連の会社にもデーターが売れるのではないか。 いよいよ我々も毎日小さな監視機器を身に付けて生活し、時々の体調や行動を分析にかけられる世の中になったと言う事だ。良きに行け悪しきにつけ人々は自由という何かを長生きという欲望と引き換えにしているのではないだろうか。

【2017.04.01】
★今日も冷えこんでいる、山小屋の監視カメラ画像を見ると真冬のような状況になった。今日は恒例の「水汲み」に出掛ける予定だったが中止した。気温こそ零度ぐらいなのだが道路が滑りそうになっていたからだ。例年ならばランドクルーザー70があったので平気で出掛けたのだが、昨年の秋に買い替えたために行けなくなった。家族の勧めでスバルの安全装置(アイサイトVer3)が付いているXVという車に買い替えたのだ。19年間乗っていたランドクルーザーに比べるとこの車は限りなくヤワである。クッションは軟らかすぎてフワフワだし、第一ハンドルに路面状況が伝わってこない。車はエンジンやタイヤの音と共にハンドルから伝わってくる感触で運転するものだ。敏感な車は白線を踏んでもわかるものだ。 自動追随システムも無用の長物のように思えてくる、何故かと言えば、ちゃんとブレーキが効いて止まってくれるか心配になり精神的に3倍ぐらい疲れてしまう。またメーター付近の表示状態に目を奪われることが多くなり車の走行に対する注意力が散漫になってしまうのもいただけない。 非常ブレーキは動作したことも試験したこともないので本当に止まるのか不安なのだが、メーカーが相当の時間をかけてテストしているのでいざという時に一度ぐらいは役立つかも知れない。 高齢になったらマニュアル車が良い、運転は面倒だがその面倒さが事故を防いでくれるのだ。 ★日本屈指の重電機メーカー東芝が破産に追い込まれたことは、如何に大企業であっても経営に慎重さを欠くと一気に破産してしまうことを思い知らされた。今までは大企業であり政府との付き合い(天下り)もあるような企業は破産などするはずがなかった。それが粉飾決算までしていた事実が発覚し一気に弱体化してしまった。諺で言うなら「大男総身に知恵が回りかね」というのだろうか。 社長が如何に才能があったとしても、部下が社長の言葉に対して「忖度」する事によって社内規律は過度に動揺し方向性を間違えてしまうこともある。東芝が破産しようが僕たちは知った事ではないが、問題なのは従業員である。それも一介のサラリーマンが家族の生活や未来まで奪われてしまう事になるのが問題なのだ。1997年に「山一証券」が破産した時に社長が号泣会見をして「社員は悪くありません..」と言ったのを思い出す。真面目に働いている社員は本当に悪くないのである。東芝はどうか知らないが山一証券の場合は裏で暴力団が絡んでいた、総会屋が企業の会計に関与して粉飾決算(飛ばし)を行い泥沼に入っていった、もちろん総会屋には裏金が渡り刑事事件にもなった。 経済学者による分析では、山一証券のなかで会社を切り盛りしていたのは経営陣ではなく、エリートとして採用されていた東大出身の社員グループが巨額資金を運用していて、その内容は経営陣も知らないものが多かったという。 ともかく新しい春と主に社会に飛び出していく若者もこの先にどんな困難が待ち受けているのか知る由もない。会社人間とは一線を画した態度で社会や企業のすう勢を見ることが必要で、鈍感な太っ腹も役立つだろう。春は確実に来るが..人も季節も確実に冬を迎える事になることは間違いない。