【2018.06.30】
★真夏のような空模様になった、妻と二人で南アルプス山麓の山小屋に水汲みと草刈りに出掛けた。直射日光が暑すぎて草刈りは20分ほどでやめた。以前ここで草刈りをしていて熱中症になった事があるためだが、今日は草で死んだ人は居ないなどという言い訳の元にやめた。草は秋になれば枯れて土に還り次の雑草の肥料となるだけのことだ。 今年も山小屋の池には半月ほど前からモリアオガエルが産卵していったが、今日行ってみると遅ればせながらもう一匹が産卵していった。毎年数百匹のモリアオガエルがこの池で蛙になって秋の紅葉の頃になると森に入るが、戻ってきて産卵するのは2〜3匹である。たぶん森の中で他の動物の餌になっているのだろう。これもモリアオガエルの宿命なのだろうか。 ★南アルプス山麓の村(上村、南信濃村)は日本の過疎化の代表のような地域で飯田市と合併するなどして何とか息をしている状態だが、その飯田市の中心部も過疎化が進んでいる。過去には数百人の生徒がいた大きな学校も閉校の危機にさらされるという昨今で有る。 僕は20歳前に3年ぐらい名古屋市内に住んで居た、当時の買い物にをする場所といえば名古屋駅前かその地下街、それに栄町のデパートだった。オリエンタル中村とか松坂屋それに丸栄百貨店だった。 しかしその後バブルの崩壊と共に小売業界の形態も変わりデパートの売り上げも落ちていった。そして今日限りで老舗百貨店、丸栄が閉店したという。何でも403年も続いたというから驚きだが、時代は人が認識するしないに拘わらず変わって行くものなのだ。僕は偶然にこの丸栄百貨店のレストランで南アルプス山麓の山小屋の隣にあった家の同級生の姉さんに出会った事があった。あまりの偶然さに驚き今もはっきり覚えて居る。 時間は全てを過去という次元に追いやってしまう、だが人に新しい未来を提供しているのだと考えれば老化現象もその末路と言えない事もない。現在持っている知識や思い出はこうした時間の消滅が与えてくれた人生の喜びの集大成なのである。

【2018.06.29】
★先日ここで武士道について触れたが、この日本語に対する英訳は無いし他の言語でも同様に無い。これは侍(サムライ)を語源とするものとも解釈できるが、この侍についても正確な英訳は存在していない。無理して英訳すればスポーツマンシップということになろうが本来の意味と一致しない。以前、朝のラジオ番組「武田鉄矢の三枚おろし」で聞いた事があるが、サムライとは絶対的な強者に対しては冠する言葉でははなく、勝つ事もなさそうだがしゃにむに堂々と頑張っている者達に冠せられる言葉なのだという。サムライジャパンとは言うが、サムライ羽生結弦とは言わないと言う事だ。負ける事も恐れずに初心を貫き通す事でもあろうか。 今日友人と電話していたら、昨夜サッカーの試合を見たが何やらプレー内容が気にくわないとぼやいていた。僕は何も見ていないので答えようが無かったが、インターネットで調べてみると何やら判定勝ちに持ち込むために試合を放棄したというような事らしい。勝てば良いという考え方が現代社会の常識であるから間違いでは無い、だが正々堂々と戦う事もスポーツには必要では無いのか。単に子供の遊びを商売にして観客を巻き込んで大騒ぎするだけのスポーツである、今さら勝っても負けてもどうってことはないし、遊びの延長なのだから目くじらを立てて議論したり評価したりするのも無駄な事だ。 それよりも数百万人が夜中にテレビを見る事がどれだけ電力を消費し地球温暖化に貢献しているのか、また温暖化によって日本は確実に亜熱帯性気候になり、各地で竜巻が起きる事の無念さを考えた方が本来は得策であろう。君たちも明日にも屋根を飛ばされたり、川に流されたりして住む家もなくなるかも知れないのだ。まあ子供の遊びを見て泣きわめくという馬鹿さ加減は警官のピストルで殺人を犯す者と心身の状態にそう変わりは無いだろう。 ★先日もここで大企業のモラルの崩壊というか法を確実に蔑ろにしている実態についてコメントしたが、今日も大手の証券会社三菱UFJモルガン・スタンレーで行われていた株価操作が発覚し告発された。彼らは架空の注文を出したりして取引の状況を活発に見せ掛け顧客を誤解させていたという。また日立のグループ会社だと思うが、日立化成がバッテリー6万台についての不正(偽造)が発覚し謝罪会見を開いた。 要するに悪いのは大企業のトップが指示したり承知のうえ(企業ぐるみ)で犯罪を行っているのである。明らかに悪党や犯罪者が企業を管理運営している事になる。こんな連中に欺されて投資する者達は彼らの悪業に賛同していると思われても仕方ない、いわば共犯者である。 犯罪発覚後の記者会見では「再発防止に取り組みます」と言ってのけるが、翌日からまた新たな犯罪の構想を練り始めるのであろう。馬鹿に付ける薬は無いと言うが、富山の薬の業界で何とか開発してもらえないだろうか。出来たら裁判所で強制的に服用させるより打つ手は無い。

  【2018.06.28】
★昨日は雨にならないという予報だったのでウオーキングに出たところすぐに降り出してずぶ濡れになって戻った。今日は朝のうち雨という予報だったが一向に降らないどころか暑くて大変だった。最近の予報はコンピューター任せなので当らぬも百家という事でハズレの責任など誰にもない。時々テレビに顔を出すのが地震課長という何の管理をしている人か分からない人だ。とりあえずの発表は断層がずれた、近いうちに余震があるかもしれないから注意しよう..というコンピューターや僕でもすぐに代行できる内容のものだ。利権と御用学者で構成される地震学会という馬鹿の集まりがあるが、これも如何にして税金から研究費をもぎ取るかという思案しかしていない。それは当然で誰も地震を予知出来る者など存在しない事を一番よく知っているからだ。まあ気楽な税金泥棒という表現が適当だろう。 その税金の使われ方も犯罪に値するものが多々有る、一例を挙げれば日銀が物価の2%高騰を狙って繰り広げている庶民いじめの政策だ。既にその方向性もデタラメとなり、日銀の資金で一般企業の株を買い漁ってにっちもさっちも行かなくなっている現状だ。その額は既に25兆円に達しているが、主に買っている株の銘柄は、TDK、日産化学、太陽誘電、三菱倉庫などだ。これらの会社の中には日銀が筆頭株主になっているものもある。日銀がこうして株を買い始めてから当時9,000円だった株価はが何と2.5倍の22,000円になってしまった。この上昇で儲かった者は数知れずだが、貧乏人では一人もいない。こんな馬鹿げた経済ゲームのために税金を支払うなど狂気の沙汰とも言えるだろう。脱税者に表彰状を贈り讃えたいほどである。 この悪徳業者をも凌駕する日本の金融システムは政治が堕落した顕著な現れである。 こうした現実を見るに付けバブルの崩壊を思い出す、散々株価をつり上げて金の要らない人に金儲けをさせた挙げ句に、その尻拭いは庶民の懐から出させるという構図である。今度は銀行の利息をゼロにしても効果が無いから別の手を既に考えている事だろう。例えばラーメン税だ、庶民がラーメンを食べる都度1杯100円を課税するのである。このような馬鹿げた事が現実に行われている日本という国は確実に堕落無法国家でああろう。 ★水戸黄門などのドラマを見ていると江戸時代は悪徳代官や豪商が活躍しているように思えるが、実はそんな悪徳代官は少なかったようだ。幕府も馬鹿ではない、悪人を役職に起用するような事はしない。頭脳明晰で仕事の出来る者を選抜して登用していたのは当然であろう。それと武士道精神が役人(武士)に行き渡っていて、例えば担当した工事が失敗したら腹を切るぐらいの責任感を持って仕事に当たっていたのだ。税金を横領などして発覚すれば切腹と家名断絶は当たり前で家族も罪を背負った。今の日本の役人のシステムで欠如しているのがこの武士道である。勘違いして居る向きもあろうが、武士道とは敵と戦い勝つ事などでは無い、日本人として普遍の常識をわきまえる事なのだ。

【2018.06.27】
★アインシュタインは時間と空間は密接な関係が有りその表現として「時空」と言う言葉を用いた。知っての通り銀河系の中心には太陽の数万倍も大きなブラックホールが発見された、銀河系はそのブラックホールを中心に超高速で回転している、その中に太陽系や地球も入っていて我々は地球の自転や公転だけでなく銀河系という大きな規模でも高速に回転している。もちろんブラックホールの中心では時間が存在しないのだが、なぜ時間の無い場所を中心に回転できるのか疑問である。たぶんブラックホールというのは時間がゼロと普通に進んでいる時間とのネジレの場所でもあるのだろう。 宇宙には我々が知る事の出来ない、あるいは知り得ない様々な真実が山ほど有る。だから本当に時間を遡る事が出来るのかという問いにも科学者は明確な答えを出す事が出来ないのである。 時空については余りにも不思議で理解できないが、実は日本にも時空について良い例がある。それは江戸時代の有名な絵師「伊藤若冲」の描いた「象と鯨図屏風」という屏風絵である。何が不思議かというと、この時代に象と鯨など殆どの人が見た事もなく、それどころか象と鯨が向き合っているのである。 そして時は流れ近年になってアフリカで同じような事件が起きた。それはアフリカで群れが死滅してたった一頭になてしまった象のことだ。現地の人がその象を見守っていると海に向かって行った、そして大きな声で海に向かって啼き出したのだ、しばらくすると沖から大きな鯨が現れて潮を噴き上げまるで象と会話しているようだったという。多くの象が生息するアフリカでも見る事の出来ない光景をなぜ伊藤若冲は知っていたのか?。 この謎を解くには時空という概念を持ち込まなければならない。簡単に言えばタイムマシーンである、彼は時間を飛び越えたり場所を移動したりすることが出来たのでは無いかというのだ。最近の量子力学を応用すればこのような事は何れ可能になるという研究者も大勢居る。 そんな事は有り得ない、という諸氏はいまから僅か100年前にテレビや携帯電話の利用を想像できただろうか。時空の超越というのは生命体にとってもっと広範囲に影響を与える。それは人は死んだ後にどうなるのかという難問に答えが出るかも知れないのである。 戦国時代や江戸時代の武士は今考えると死について余りにもいさぎ良すぎると思ったことはないだろうか。彼らは宗教や武士道などによって「輪廻転生」を信じていたからかもしれないのだ。要するに死に直面した彼らの脳裏に、死んでも再び新しい形で生き返る事を確信していたのではないか。 いま実用化され始めている量子コンピューターの理論もこれと似たような説明出来ない事実を提示している。それは光より早い(実際は無限に早い)意思の伝達というものだ。100億光年離れていても伝達時間はゼロである。こうした意志とか精神の不思議さはいま解明されようとしているが、その先に神の存在が現れたり、11次元の世界が現れたり、無限の宇宙が出てきたり..余りにも難解だが、結果的に我々は死んでもそれは単に肉体が滅んだだけで精神は永遠に生き続けるのだろうと考えられる、という答えが出てくる可能性が高いのである。

【2018.06.26】
★今日も狂気に満ちた犯罪が起きた。警官のピストルを奪って2名を殺害するという事件で、犯人の動機を狂気としないと説明は出来ない。たぶんこの男(22才)は近くの学校に押し入って小学校の子供らを多数殺害しようとしたのだと考えられる。以前も2001年にほぼ同様の事件が大阪府池田市の大阪教育大学附属池田小学校で起きている。この時は児童8名が犠牲になり先生を始め負傷者も多数出ているが、今回の事件も学校の入口に工事のための警備員が居なかったら多数の被害者が出ていたに違いない。 いわゆる無差別殺人事件の一つだが、犯人の特徴は社会からの疎外感や人や仕事になじめない性格である。池田小学校の事件を起こしたとき犯人は37歳だったが、子供の頃から異常性は傍目にも明らかだったといい、少年期や青年期にも様々な事件を頻繁に起こしているが、不思議なのは私生活で4回も結婚して、離婚を繰り返していることだ。公務員と称してお見合いパーティーに出て知り合っていたと言うが、何か良いところが有ったのだろうか。 僕が思うのは最近の凄惨な事件は人間の脳が少しずつ破壊されてきている兆候ではないのか。最近の社会を俯瞰(ふかん)するまでもなく人は堕落を求めて走って居るような気がしてならない。たぶん人類というのはこの先に確実に絶滅するのだろうと推測される、それは科学とか医学が不必要なまでに発達したときに起きる現象の一つだと思われるが如何だろうか。 ★こうした事態に対して政治とか政党とか何の手助けにもならない、それどころか不満を増幅させる原因になっている。いま政治を司っている者は政治家ではなく単なるカネの亡者達だからである、本当の政治家とは経済の成長が無くとも国民が豊かに暮らせる国造りを目指せる者だ。 昨日共産党が公開した政府の内部文書は僕がここで「日本の三権分立は崩壊している」という考えを証明したものだ。この政府文書の中に 森友問題で財務省の佐川宣寿前理財局長の刑事処分に関した記述の中に「官邸も早くということで、法務省に何度も巻きを入れている」との記述が有ったのだ。これは政府が法務大臣などを通じてこの裁判に関与していたという事実である。与党はその存在すら肯定せず知らんふりを通しているが、今迄の経緯から明らかに存在した文書であろう。佐川が起訴されなかったというのもここに検察の忖度が存在したからだろう。政府から裁判所に圧力をかけるなどと言う事が行われているとなると、過去の政治に関係した事件の冤罪も多数明らかになってくる筈である。無法国家というのも当然であり、政治家は金の亡者で無く庶民の暮らしと安全に配慮できる高尚な人格を身に付けてほしいものだ。間違っても政治家が庶民から搾取するような事があってはならないのである。

【2018.06.25】
★今年最高気温になったと思う、庭の気象計の気温は34度を超していた。朝8時過ぎからウオーキングに出たはいいが照りつける陽射しが肌に食い込むようだ。ヤギは元気に啼きながら僕が持っていく草を食べた。このヤギは自分で西向きの壁を壊してしまったので午後になると陽が入ってきて暑かろうが仕方が無い。 草を集めるのは大変だ、道の脇に幾らでも有りそうだが無いのだ。ウオーキングで歩く道の半分ぐらいは果樹園で毎週のように消毒が行われ農薬が霧のように飛んでいる。だから付近の草は与えられないからヤブの中に入って採のだが蚊に刺されたりする。ヤギは僕が飼っているのではないから特にエサもやる必要はないが、友達になってしまったので仕方が無いのだ。 ★麻生副大臣兼財務相は先日24日に新潟知事選挙で支援者が勝利した後に行われた市内での演説会で、「新聞を読まない世代は全部自民党支持者だ」と発言している。まさに的を得た発言である、これは新聞を読まない者、読んでもスポーツ蘭しか見ない者は自民党に投票すると言う事である。要するに僕が以前から何回も書いている「馬鹿は選挙に行くな」ということと同義であり。この点で麻生氏と始めて意見が一致したのはいいが、裏を返せば庶民が馬鹿にされたと言う事である。 「共産党」とか「立憲民主党」という言葉の響と自由民主党という言葉の響の違いが新聞を読まない者にとって投票政党の判断材料になるのは間違いない。自由という言葉は庶民や若者にとって何か心地よいものなのだ、だから他党では自由が束縛されそうだと判断してしまう。ここがミソである。現実は国民の自由を束縛しようとしているのは自由民主党であり、様々な法律を作って国民を束縛するのだが、新聞を読んでいない者達には分からないのである。 更に麻生氏は新聞は自由民主党の敵だとも言い放っているが、これも事実であり正確な発言であることは間違いない。ここまで言われてもなお深夜にサッカーに興じる者達とか、コンサート会場で踊りまくっている連中は「選挙に行くべきではない」と言うことすら念頭に無いから困るのである。 国家というものは誰もが考えているような真面目なものではないことは先の忖度事件でいやと言うほど明らかになった。裏では何をやっているのか分からないという事も判った。役人が犯罪を犯しても同じ役人である警察も検察も裁判所も有罪にしない事も分かった。 国民はもっと自分の国の内情を知るべきだが、働き方改革などによってサラリーマンなどは酷使され、新聞を読んだり政治について考える暇を与えないように配慮している。 例えば国家の赤字が世界一の1、000兆円有っても全く赤字を減らそうとしないどころか増やそうとしているのは、この赤字の数値の大きさをネタにして国民から消費税増税などを通じて税金を容易く搾取するためのものなのだ。こうした事実の公表を週刊誌に任せずにマスコミはもっと積極的に報道すべきなのだが..。

【2018.06.24】
★真夏のような太陽がギラギラと照りつける道を歩いていたら父の事を思い出した。父は第二次世界大戦で中国からラバウルに回されそこで終戦を迎えた。特攻隊として五度も出撃しその都度生き延びてきた。父の写真の胸には誇らしげにその勲章が幾つも付けられていた。 生き延びて終戦になったが暑さと食糧不足には閉口したという。海抜が1、000mの南アルプス山麓で育った父には南方の暑さが最大の敵だったのかもしれない。 父の事を思い出すと同時に自国民を数百万人も殺した戦争の事も怒りと共に思い出してしまう。 いま社会問題化している首相の忖度問題や文書の改ざん、それに教育委員会のいじめ事件での隠蔽や偽証などが日常化してしまった日本だが、実はこの流れは戦争に由来するところが大きいのではないかと気が付いた。 たぶん多くの人が映画(硫黄島からの手紙)を見て知っていると思うが、2万の日本兵が壊滅した硫黄島の戦いである。既に敗戦色の濃くなっていた日本軍はB29爆撃機による首都攻撃を危惧していた。B29の航続距離からみてアメリカは硫黄島を占領するとみて日本軍は硫黄島に守備隊2万人を送った。その命令は島を死守せよというものであり、状況から考えて玉砕(全滅)は目に見えていた。守備隊長には何人かの候補があったが数名が断った後に引き受けたのが長野県出身の栗林忠道中将だった。要するに彼は確実に死ぬ事を見越したうえで引き受けたのである。周囲20kmという硫黄島は隠れるところが全く無いため数千本に及ぶ塹壕(トンネル)を掘ったが、兵士は食料もなめるほどしかなく飲料水は夜露を飲んで頑張ったという(硫黄島には全く水が無い)。 米軍は5日間で占領できるという目標を立てて上陸する部隊2万、後方に4万、艦船や駆逐艦多数、爆撃機多数をもって1945年2月16日に戦に突入した。しかし栗林中将の人徳によって行われた作戦が絶大な成功を収め5日間はおろか36日間も持ちこたえたのである。 日本軍はほぼ全滅したが、アメリカ軍の死者は何と6、800名、負傷兵22、000名で合計28、800名であった。アメリカ軍の死者が多かったのは豊富な兵器と物資によって、艦砲射撃と空爆により畳一枚あたり何トンもの爆弾を落とし、開戦直後から優位に立ったと誤解したためだろう。 この戦は負けたが方の死傷者の数よりも勝った方が多いという世界的に見ても希な例となっている。なぜ食べるものもなく草を食べ夜露を飲んでこのような結果になったのか。理由は栗林中将の命令により、将校用に本土から送られてきた僅かな酒も2万の兵にスプーン1杯ずつ平等に分け、僅かな野菜も身分に関係無く分け合ったことで全兵士から個人的に絶大な信頼を得ていたからだ。栗林中将は自らの階級章を捨て去ると共に兵士全員の階級章も捨て去って、この先死んでいく兵を全て日本人の家族として部隊を率いていたのである。戦いのあと米軍は栗林中将の遺体を探したが出てこなかったのはこのためである。 島の70%を占領され残存兵力が僅かとなった時、栗林中将を先頭に米軍に奇襲をかけ米軍の死者170名を出したが彼もここで戦死した。この働きの源は日本本土を空襲から守り日本人を助けたい一心だった。 だが、今日の本題はここからである。栗林中将が最後に大本営に宛てた電報がある、それは大本営の作戦の失敗と物資不足などを指摘したものだが、最後に辞世の句が添えてあった。「国のため重き勤めを果たし得て矢玉尽き果て散るぞ悲しき」という原文を大本営(政府)は「...矢玉尽き果て散るぞ悔しき」と改ざんしていたのだ。おおよそ日本も外国も政府などと言うものは庶民の信奉に値しないものだとわかるだろう。

【2018.06.23】
★久しぶりに涼しい一日になった。タオルを水に浸しそれを首に巻いて毎日ウオーキングしているが、今日は寒いぐらいの気温で不要だった。 被災地に雨が降ると雨漏りがして室内の荷物の移動や屋根の補修に大変な事だろう。今迄多くの災害を見てきたが、まさか自分の家が同じような事になるとは想像はしていても希な事として真剣には考えていなかった筈だ。ある日突然大きな揺れと共に自宅の地下に割れ目が入り家は傾き住む事も出来ない..こんな事態になったら大変だが毎日心配していたのでは楽しい人生は送れない。現実となった時に対応すれば良いという考え方の方が正解かもしれない。 しかし大阪の地震で小学生が亡くなったが、ここでも教育委員会のいい加減な対応が露見した。ブロック塀が危険だと申告があったにも拘わらず安全だという評価をしてほったらかしていたのだ。超本人が人災であると認めているが、それならそれできちんとした処分をしないと収まらない。自分たちの管轄する学校(仕事)の中で学生が一人死んでいるのだ、民間ならば担当者は解雇であり責任者とか教育長も依願退職では済まされない事態と言える。 なぜ役人はマジメに仕事に取り組まないのか?。もちろん警察なども同列である、先日から家族を数人殺した殺人容疑で話題になっている事件でも親戚が警察に何度も調査を依頼したが、警察は自殺だとして処理していた。 なぜ仕事をマジメにしないのかという原因を考えてみると、第一に面倒な案件(事件)には関わりたくないという考えが先行して居る事は間違いない。また下部組織からの依頼などについては自分たちのメンツも有りほったらかしてしまうのだろう。 ブロック塀などは工事ともなれば面倒な事になるし時間もかかるからお茶も飲んでいられない。殺人事件ともなると捜査本部が置かれ犯人逮捕が出来るかどうか給料や昇進にまで関わる問題となる。だから自殺にした方がゴルフに行く時間が出来るのだ。 こうした役人堕落の原因はやはり政治だろう、役人は政治家を馬鹿にしきっているから命令も右から左に聞き流してしまのだ(馬鹿にするも当然ではあるが)。結局は町内会で反対が多いとか、構造上出来ないとか、予算が無かったとかいう理由で幕が引かれる。 しかし税務署長のポストが目の前にぶら下がっているとなると公文書だろうが判決文だろうが書き換えてしまうという勤勉さも持っているのが役人だ。 世の中は格差社会となり貧富の差も拡大しているが、実は教育も格差がきちんと出来あがっている。出来る者と出来ない者という格差では無い、金があるか無いかという事が格差の要因である。考えてみれば多々思い当たる節が有ると思う。 日本は世界的に見て教育貧困国である、成績も下から数えた方が早いというか最下位に近い。なぜ低いのかといえば100点の者が数人居ても10点の者が数人有れば平均点が極端に低くなる。この原因は明らかだ、日本の子供は確実に学ぶ事の出来る環境があるから学ばないのだ。世界の貧困国では学校に行って学びたいという子供ばかりで学校でサボろうなどと思う子供は皆無だ。要するに何の苦も無く自由を与えられた者はその自由を守り抜こうという根性がゼロなのと同じだ。これでは世界から景色は褒められても人間的に馬鹿にされるのは当然ではないか。

【2018.06.22】
★最近話題になっているのが中国の動物園でのパンダいじめの映像である。飼育員がパンダにたばこの煙を吸わせたり、アリのたかっているエサを与えたりしてたのだ。僕は以前ここで動物園論争について書いたが、明らかに動物園は動物いじめである。表向きは稀少動物の種の保存云々と言ってはいるが現実はカネ儲けのためだけの動物園である。熊の動物園ではろくにエサを与えずに痩せ細っていたり、ペンギンなどを真夏の冷房も無い部屋に閉じ込めたり、シロクマを炎天下で展示したりといじめの集大成である。 地球上の動物の種は毎年何百という数が絶滅しているという話を聞いた事がある、これは温暖化や森林の伐採とか捕獲などによるものだ。種というのはやがて絶滅する運命になると思って間違いない、もちろん人間のその一つで有る。絶滅と言うのは再び新しい種が誕生することでもある。 人間が手を加えて保護すれば絶滅する時期を早めるだけである。その良い例がトキだろう、一カ所の檻の中に入れて飼育していたところ管理が悪かったために野生動物が侵入して全部殺して食べてしまったのだ。この飼育ミスによって完全に絶滅したのである。自然に人間が手を加えるべきではないのだ、人間はなるべく原形のままで土地や海を利用すべきである。 沖縄で埋め立てている辺野古の海も同様だ、北朝鮮が核やミサイルを放棄して米軍が沖縄から出て行ったらどうするか。何でも壊すのは簡単だが元に戻すには百年以上の歳月がかかるのだ。辺野古の基地などは米軍の要望と言うよりも基地工事をする日本のゼネコンの利権の為に行わているというのが正しい見方だろう。国土を守ろうとしない者のことを総称して昔は売国奴とも言っていたような気がするが..。 ★以前から血圧について何度も書いてきた、もちろん僕も高血圧族と言われている。しかし隣に住んでいるお婆ちゃんの話を聞いて驚いた。面倒を見ている娘に当たる人の話では血圧が高くて訪問入浴を頼んだ人達が帰ってしまったという。何と102歳のお婆さんの血圧が200有ったから入浴させられないというのである。入浴すれば血圧も下がるのに何故かと不思議に思ったが、入浴中に倒れてはまずいということだろう。垢で死んだ人は居ないと言うから入浴はともかく、老化して血管がボロボロになっていそうなお婆さんは今も難なく生きているし目眩もしないし脳梗塞にも心臓病にもなっていないのだ。人の血管は相当強く出来ているからだと思われる。だからマラソンで走り続けてても血管が破れる事は無いのだろう。 なぜお婆さんは100歳超えても生きていられるのだろうか、たぶん血圧が高いからだろう。老化してくると血管は破れなくとも動脈硬化などで細くなっているし、特に末梢血管は極端に細くなっている。手先や臓器の末端まで血液を送るためには血圧が高くないと送れないのだ、健康のために血圧が高い事が要求されているのである。昔から血圧は年齢+100とか言われていたから100歳の人ならば200あるのが適正とも言えるのではないか。 世の中には間違った常識が幾らでも有る、例えば悪玉(LDL)コレステロールが無くなったら人は死んでしまう。世の中には悪と思われても何らかの役割を持って人を助けているのだと言う事も知らねばならぬ。

【2018.06.21】
★梅雨空だったが雨は降らなかった。日本は亜熱帯性気候になってきているので、例えばグアム島のスコールのような短時間集中豪雨的な降り方に変わって来ているのではないだろうか。ショボショボと長雨が降るのではなく一気に数百ミリが降るというものだ。どちらにしても国土の保全がいい加減なのと、開発によって山や谷は傷だらけになっているのが大災害の原因になる。 大阪北部地震の5弱による被害も似たようなものだ、人が死んでから気が付かなかったとか予算が無かったとか言い訳のオンパレードだ。自治体には例えば大阪城の再建が出来る資金力が有るのだから学校の塀など軽いものだ。観光施設だけに投資する最近の自治体の体たらくはホテル産業と土産もの屋の手先としか思えないものだ。行政の防災対策と言うと全国的に単に避難だ防災だと大騒ぎするが、結局は市民参加で金のかからない避難訓練などに終始しているだけだろう。 大阪北部地震では水道管の破断などに伴う断水や漏水が各地で起きている。全国の水道管は老朽化が進んでいて、大阪府は40年の法定耐用年数を超える水道管の割合が全国で飛び抜けて高いという。水道管はメインの配管は2ルート化とか軟弱地帯を避けるなどの工夫が必要である。今回の地震で電気は数時間で全て復旧している、これは2ルート化とかループ化など停電に対する工夫がされているからだ。 地震はともかく裏側では政治的な発言も相次いでいる、元大阪府知事自民党参院議員の太田房江氏は、フェイスブックに「大阪は、府も市も、国土強靱化をさぼっています」「追及するいいチャンスですよ」などと書き込んでひんしゅくを買っているという。裏を返せば自身もサボっていた事になり自業自得発言ではないのか。政治家ならば何かもっと建設的な発想をもって地域の未来に貢献出来そうなアイデアを考えて発言したらどうか。これでは中学生にも馬鹿にされそうである。 ★今月19日にカナダ議会上院はマリフアナ(大麻)を合法化する法案を可決した。数カ月後には店頭で販売も可能になり誰でも買い使う事が出来るようだ。合法化した理由の一つが悪の組織がマリフアナの販売によって莫大な利益を得て栄えている事だという。麻薬の殆どが日本でも暴力団の資金源になっている事をみると考え込んでしまう。 昔アメリカでは禁酒法といって酒の販売と飲酒を罰する法律があった、アルコール中毒者ばかりか国民の大多数が酒を求めて彷徨っていた。これに目を付けて地下で酒を販売し大儲けして巨大な犯罪組織ができあがった。それが今も悪の世界に君臨する「マフィア」である。悪の栄えるのを取るか人間の崩壊を取るか..。悪は例え麻薬で儲けなくとも他に幾らでも儲け口を探す、だが廃人は再生できない。 どちらにせよ人間の欲望の行き着く先の違いでしか無い、幸福も不幸も神が定めた運命と捉えれば何もかも大した問題ではない事は確かである。

【2018.06.20】
★やっと梅雨に入ったような空模様になった。しかし弱り目に祟り目で、先日地震が起きた大阪近隣の住宅は屋根から瓦が落ちてブルーシートで仮に補修してあるのが目立っていた。地震の後は雨に襲われてしまうというのも皮肉な話だ。こうした事態は何処でも起きている、何か悪い事でもしたのかと言いたくなってしまう事だろう。その代表格は東日本大震災だろう、地震に耐え津波にものまれずに何とか助かったが火事に巻き込まれてしまったという人もある。火事の原因は港の近くに建設されている石油コンビナートで、この巨大なタンク群が大災害を引き起こすのだ。東京湾周辺にはコンビナートと化学工場が密集しているが、東日本大震災の時もこのタンクの基礎に亀裂が入ったり、地盤沈下した場所が相当数有った。しかし大々的に公表すると大がかりな補修工事が必要になるため箝口令が敷かれて殆ど知られていない。こうしたデタラメナ日本の大企業のモラルの欠如が次に来る大震災の被害を何十倍にも拡大させるのである。 データや強度の偽造など大企業のコンプライアンスの欠如は甚だしいが、これを主導しているというか黙認しているのは監督官庁である。ここまで堕落したら官庁の全ての人員を3年ごとに全部入れ替えなければならないだろう。 先日も加計学園のトップが出てきて記者会見したが、部下である事務方の責任者に罪をなすりつけて全て無かった事にしたが、こんな会見を信じて聞いていた庶民など殆どいないだろう。また日本大学のラグビー事件の記者会見も全て無かったと嘘の発言でごまかそうとしたが、事態はいっそう深刻な方向に向かってしまった。なぜそうなったかというと、加計学園問題は政府が絡んでおり、特に総務省はテレビ局に対して強大な権限を持っている、だが日本大学はマスコミに圧力をかける事が出来なかったというのが真の原因であろう。ともかく僕は以前から日本は既に無法地帯になったと書いているが、毎日その裏付けをしているようでならない。 ★昨年長野県の防災ヘリコプターが墜落し9名の死亡者を出しているが、未だにその原因が公表されていない。墜落時時に搭乗していた隊員が付けていたカメラも回収されており原因究明は即刻行われるものと思っていたがそうでもなかった。これはどうした事か..考えられるのは事故原因の隠蔽ではないのかとも考えられる。また県警はパイロットを業務上過失致死の容疑で調べているが送検という話も聞かない。では何か隠蔽しなければならない事情があるのだろうか。極端な話パイロットのいじめとか自殺とか..最近の自衛隊のいじめ問題などを考慮すると有り得ない事では無い。またパイロットの勤務時間とか前日の行動なども問題である。例えば前日に宴会をやったとか..。 原因追求も出来ないまま長野県は補正予算で新しいヘリコプターの購入費30億円の予算計上をしている。他の事にはなかなか予算が付かないが、このようなものにはすぐに予算が付くというのも何か違和感がある。 日本は狭い国であり1、000兆円の赤字を抱える国家である。各県にあるヘリコプターの総合運用とか自衛隊のヘリコプターを活用するなど国民の負担を軽くする等の考慮が全くなされていないのは役人根性と利権などがあるからなのだろうか。日本の役人には何とか税金を節約しとうという考え方が微塵も感じられない。

【2018.06.19】
★僕が時々見ることがあるテレビ番組に「サンマのそこまで言って委員会」というのがある。様々な問題や疑問について、一見阿保みたいに見える学者が不真面目の如く答える内容だが実に的を得た答えががいい。数人鎮座している解答者(全員が一流の学者)の中に工学博士(東京大学)武田邦彦氏が居る。彼は歯に衣着せぬ解答と工学に長けた知識人だけ有って物事の本質を突いているのがいい。 昨日の大阪での地震の後(昨夜)彼が更新したユーチューブを見た。ここで彼は僕が今迄この転世神誤の中で書いてきた事とほぼ同じような事を端的に語っているので紹介しようと思う。 要するに学者という者のなかには御用学者という存在がある。彼らは国からの資金で喰っているから物事について政府の考えを忖度して発言するしかない。要するに原発事故があっても津波が想定外に大きかったせいだとか、放射能は多少浴びても何の問題もないとか..良くもそこまでと思えるほど言いたい放題である。ここで先日僕も書いたが、御嶽山の噴火の時も御用火山学者がいい加減な嘘でまとめていたではないか。 こうした御用学者が世間に通用しているのは何か事件や災害があったとき、NHKはスタジオにこの御用学者しか呼ばないからだ。これが庶民のNHK信仰と相まって、あたかも真実のように伝わってしまうのである。 元々NHKは政府機関の一部である、なぜなら会長を政府が決めているからだ。本当に視聴料金を払っている者達によって成り立っているのなら、会長や重職は視聴者が選挙で選出すべきであろう。 NHKは建前上で反安倍のような報道も時々しているが、一旦事件が災害が起きると俄に政府寄りになる。これも会長が政府によって選ばれているのだから考えてみれば当たり前の事だ。なぜ反安倍を時々公言するかと言えば国民に寄り添うような姿勢を見せて視聴料の徴収にプラスとするためである。これらは武田邦彦氏に言われるまでもなく国民が日常的に理解しておくべき問題なのである。要するに庶民の無知と不勉強がこうした事態を許容して来てしまったということになる。 僕が殆どテレビを見ない理由はここにある、もちろんNHKは政府に媚びるが、民放は企業様々である。まさかニュース番組を提供している企業の裏の実態など取材報道などしないだろう。こうした問題点を正そうともしない国民も野党も無関心すぎるということに尽きる。 ★なぜ大阪の地震であのブロック塀が倒れたのか..誰も危険を予知出来なかったのだろうか。明らかに誰が見ても危険なブロック塀なのだが全員が無関心だったのか?。建設した業者もこの危険性が判らなかったのか?。学校の先生も気が付かなかったのか?。 なぜ参議院選挙には満30歳にならないと立候補できないのか考えてみよう。要するに今の人達は誰もが一般常識的な知識不足なのだ。この知識は学校での勉強から得られるものではない、子供の頃からの遊びや探検、旅行や怪我の経験などを通じて得られるものだ。要は遊びも満足に出来ない者が先生になったり役人になったり教授になったりするから世の中が狂ってしまうのである。 今日記者会見したどこかの学長、昨日記者会見した理事..こんな連中達の教える学校や御用学者になぜ大金を払って学ばなければならないのか?。現社会の大きな疑問であり、今後日本も世界も正していかなければならない大きな問題であろう。

【2018.06.18】
★昨日も最近の地震について危惧しながら書いたばかりだが、今度はあまり地震が無かった大阪で起きた。子供を含む3名が死亡し火災も数件発生したし水道管も割れて噴水のように水が出た。交通機関は殆どが止まったがこれは仕方ないだろう、走らせたら二次災害に出会う事になる。このところの日本列島は明らかに活動している、何かネジ曲がった者達に目を覚まさせるような気もする。 今後地震で危ないところは空白地帯である、過去100年ぐらい大きな地震の無いところだ。地殻にストレスが蓄積されると人間と同じように馬鹿騒ぎしたくなるのは母なる地球も同じ事だ。 屋根に穴が開いたのを見ていたかのように梅雨前線は北上し被災地に大雨を降らす、弱り目に祟り目とは良く言ったものだ。ともかく運良く生き延びたのだから豪雨災害で死んではならない。 ★今日も雨の中を約5kmほどウオーキングをしてきた、靴とズボンはずぶ濡れになった。しかしこの程度の雨で休んだのでは長続きはしない。これも昨日書いたような狂気の部類だろうか。 家に戻ってみるとキウリを植えた鉢に10日ぐらい前から写真を撮っている双子キウリがある。大きくなって食べ頃になっていたので取って切ってみたところ、断面もきれいに8に時のようになっていた。8.八というのは末広がりで縁起の良い数字である、夕食に食べて運気を養おうと思うが..。キウリぐらいで運が開けるものではない、そこにはヒラメキと努力が必要である。 しかし運というのは恐ろしいものである、道路を歩いていて地震が来てブロック塀が倒れ下敷きになる。幾つもの偶然が重なると事故になるが、これを変えようと思っても変えられる物では無い。例え電車をわざと一本乗り過ごしても運命は変わらないのだ。 しかし先年の熊本地震では阿蘇山の神社が崩れ落ちたが幸い民家にはさほどの被害が無かった。住民は自分たちの家の身代わりになって神社が崩れたのだと信じていま再建に努力しているという。要するに運と信心は似たようなものである、宝くじが当たらなかったから破産せずに済んだと言って喜ぶのもいい。選挙に落ちたから収賄で逮捕されずに済んで良かったと思えばそれが幸運なのである。我々も下らない事に嘆く事なく前向きに物事を考えれていれば、きっと長生きできると言うことだ。 災害に遭って運の悪さを嘆くのは、生き残った証拠である、地震にも火山にも津波にも悪政にも前向きに立ち向かって生きている事を実感したいものだ。

【2018.06.17】
★先日から桜島が大噴火している、また今日も群馬県を中心に震度5弱の地震があったが、このところ千葉県周辺で大きな地震が頻発しているのは気掛かりである。長野県でも5月12日に信州新町で震度5弱、5月25日には栄村で震度5強などと地元でも地震が増えている。たぶん気象庁は関東大震災並の地震が予想されても公表しないだろうから各自で大地震に対する備えをしておくべきだろう。災害は誰も助けてはくれない、生き延びる術は全て自分の判断によるしかない。 日本とかハワイは火山噴火と地震によって出来あがった土地である、その大地に上に生きるのだから生まれながら備わっている危機に対する第六感を働かせようではないか。 そのためにには訓練が必要だろう、例えばテレビなどの天気予報は絶対見ないようにして気圧変化とか昆虫や動物の振る舞いによって明日の天気を知ることだ。いま我々が生きているのは縄文の昔から人は危険を予知しそれを乗り越えて命を伝えてきたからだ。彼らに見習うしかないだろう。 ★いま縄文時代に戻ることが日本人や世界の人が種を存続させる最良の方法ではないか。誰もがそんな時代に何がある、不便極まりない、医者もいない、娯楽もない..など反論は多々あるだろうが、明らかに今の時代よりも優しく楽しく暮らしていたのは間違いない。例えば当時の寿命は40歳前後だったが北海道の縄文遺跡からは60歳前後の骨が発掘された。しかも歯が一本もなかった、これは何を意味するかというと家族が歯のない老人のために食べやすいものを与えて長生きさせていた可能性が高いという。更に生まれながら骨に異常のある18歳ぐらいの骨も発見された。これも周りの人たちが障害を持った人を18歳まで育てていたことになるという。要するに今の介護に相当する行為を縄文人は行っていたのである、何と優しい時代だったのだろうか。この優しさと争いの無かった事が縄文時代が1万年も続いた理由である。 その後弥生時代になり小さな集落から部落の単位になり人々が徒党を組むようになってから争いが始まったのだ。社会はあくまでも個人と家族が中心の小集団でなくてはならない。大きな集団になれば統制がとれなくなり必ず暴走を始めるのである。これは時の天皇陛下であっても戦争は止められなかったことでもわかる。 こうした小集団に学者とか天才などは必要ない、普通の人で良いのだ。「神童も20才過ぎればただの人」と言われるが、これも人間として極く当たり前の成長過程を現したものであり不思議でも何でも無い。 縄文人の生きがいは何だったのだろうか、研究者の論文など集約してみると面白い事が判る。何と縄文時代に北海道から九州.沖縄まで物資の流通があったという。それを命がけでやっていた人たちが居る、彼らはカネ儲けでやったのでは無い、元々通貨など無く物々交換だったからだ。彼らは好奇心でやっていたと思う、この好奇心こそが彼らの生きがいだったのではないか。イノシシを捕る方法を考案したり、勾玉(まがたま)にどうやって穴を開けるか試行錯誤したり..こんな事にも一生かけたに違いない。 そして彼らは火山や地震それに日食を見て驚き、夕日の沈んでいく美しさに感動し、明日も照らしてくれるように手を合わせた。こうした単純な一日こそ人が生きる原動力となった。数万人が集まってボールを蹴り合って喜ぶのもいいが、もっとシンプルに時代を生きてみることを模索しても良い時に来たのでは無いか。

【2018.06.16】
★僕は猫や犬を大事にしているが、世の中にはペットにしか心を開かなくなった人も多く存在している。先日来話題になっている大金持ちの覚醒剤で死んだ人も犬をこよなく愛していて遺産は全て犬に贈ると言っていたという(デビ夫人の証言)。また今月末に公開されるという「猫は抱くもの」という映画も猫としか心を開けない女性の物語だという。主演は沢尻エリカで監督は猫作品の名手犬童一心である。 人はそれぞれで猫や犬に没頭するのもいいが、これも狂気の端くれだろうと僕は思う。狂気というのは先日の新幹線殺人犯のような者ばかりではない、世の中は狂気によって進歩し発達していることも忘れてはならない。三島由紀夫を例に挙げるまでもないが、作家とか芸術家や音楽家などの分野はこの狂気によって名作が生まれてくるのである。事件は芸術などの原点である狂気が時にその使われ方が間違った方向に向いているだけだろう。 僕は思うのだが、あのスケート選手の足とか、シンクロナイズドスイミングの女性の胸などが異常に発達しているのはやはり練習しなければと言う狂気の行動の結果だろう。誰も好んで死ぬような苦労までしてあのような体を造りたいとは思わないと思うが一種の洗脳にも似ている。これらの行為は人に宿っている狂気の発散であり、オリンピックはこれらの狂気を発散する場所だと言える。 例の新幹線の中で殺人を犯した青年はなぜあのような狂気の行動に走ったのか?、それは彼の狂気の矛先(例えばスケート)が無かったからだろう。もちろんその矛先はピアノでも農業でも良かったのだ。また日本の企業は人と人との付き合いを重視しすぎる風潮も顕著である。 なぜ彼は矛先に殺人を選択したのだろうか、たぶん教育課程で職業指導とか就職などの話題がサラリーマンとか工場作業員とか限られた職種にしか光を当てなかったからではないか。 また社会のなかに彼のような人物を疎外する殺気のようなものが有るからだろう。彼はそれを敏感に感じていたに違いない。 これは日本のもっている風土病みたいなものだ、助け合いとか共同作業とか地域の仲間とか..様々な疎外感が彼の狂気の方向を狂わせたに違いない。 ★先日ユーチューブで「武田鉄矢今朝の三枚おろし」の過去の録音を聞いていたところ面白い話が合った。いじめを無くすにはどうしたら良いかという問題で、例のクニマスを発見した「さかなくん」のいじめに対する考え方が紹介されていた。 さかなくんの言うには、「メジナ」という魚を水槽に2匹以上入れると必ずいじめが始まるという。これを解決するのは簡単でメジナを海に放すことだという。そうすれば絶対にいじめは無くなると説明している。要するに子供を学校という水槽の中に閉じ込めるからいじめが起きるというのだ。さかなくんはこの事実を何とか学校教育に生かせないかと言っている。 そう言えば人間も元を正せば海の中を泳いでいた魚だった、人が塩を必要とするのは元々人が魚だった頃の名残なのだからさかなくんの指摘は間違いないだろう。

【2018.06.15】
★この先雨が続くというので小雨ながら南アルプス山麓の山小屋に出掛けた。飲料水を汲んでくるのが大きな目的だが周囲の草刈りも仕事の内である。しかし午前10時少し前に現地に到着すると雨がどしゃ降りになってしまった。カッパに着替えて約100リットルの水を汲みすぐさま帰って来ると昼過ぎには霧雨程度になってしまった。 天気予報というか梅雨前線というか当てにならないものの代表格である。梅雨に入ったとか明けたというを何故国の機関が宣言する必要があるのだろうか。こんな当てにならないものを占い師のように吹聴する役所は民間でも個人でも十分だろう。特に地震予知などしようというのが間違いなのだ。地震警報など5秒前に鳴ってもどうしようも無い。また火山噴火も予知どころか前兆現象を把握しながら公表せず御嶽山では58名もの死亡者を出しているではないか。有っても無くても良い省庁の代表が気象庁である。同じように有っても無くても何ら変わりないのが参議院だろう。国家の損失と無駄を自ら造っているようなものだ、もしも参議院が良識の府としたら議員定数の増など自ら反対すべきである。要するに馬鹿者を1、000人集めても何の効果もないと言う事だ。こんな無駄飯食いの為に税金を払っている身にもなってもらいたいものだが、そんな実態にも気が付かない状況はまさに日本の恥部と言えよう。 ★似たようなものだが日本の大企業の堕落ぶりも既に非常事態であろう。今日もニュースを見ていると、新幹線に人が衝突して前部が大破したが、運転手はなんの報告も停止もせずに走行したというではないか。この事実と行動を詳細に検討してみると、これは運転手単独での判断ではないことがわかる、上層部から文書か若しくは口頭で指示されていた筈である。要するに運行停止とか運休による損失を少なくするため多少の事があっても走らせろというものだ。これは裏を返せば人命よりも利益優先だと宣言しているのである。 2002年に起きた三菱自動車のリコール隠しにより強度不足の部品を放置したままにした結果、大型トラックのタイヤが外れて飛んでいき、通行中の母子が死んだ事件があった。この事件を長瀬智也が主演して「空飛ぶタイヤ」というタイトルで映画化されるという。どんな出来映えなのか観てみたい。 しかし現在もこの事件の時と大企業のモラルも倫理も何ら変わっていないというか悪化している状況が見て取れる。 企業のリコール隠しという裏にはおそらく役人の天下りが関与している可能性が高い。こんな時のために天下りを受け入れて居るのだから当然だろう。何か有ったときに揉み消しや監査の日程などの収集に当たっているに違いない。だから天下りは単なる再就職ではなく犯罪なのである。この事を庶民はもっと厳粛に受け止めて選挙などに臨むべきだろう。企業だけを優先する社会の裏には歪曲された搾取裏社会が有ることを知っておきたい。

【2018.06.14】
★福島第二原発の廃炉が確定したもようだ。更に日本原電の東海第二原発も廃炉の決定がなされたようである。事故を起こした福島第一原発は廃炉に100年はかかるが、現実はもっと長期間かかるだろうという予測が正しかろう。 東海第二原発の廃炉も約70年かかるという発表があったが、これも怪しい発表で専門家はもっとかかると算定している。 この廃炉に要する期間は適当に算出したものだろう。世界で最も廃炉作業が進んでいる原子力発電所と言われるイギリスのウェールズ地方にあるトロースフィニッド発電所の廃炉作業の実態から割り出した数値であろう。この発電所は1991年に運転を停止してから廃炉作業に入った、当初の予定期間は70年としたが現在まで進めて来た廃炉作業の進行実績から今後更に70年かかるという。合算すると約100年である、この理由は簡単に云うと核燃料は取り出したが、圧力容器周辺や中間貯蔵施設内の低レベル放射性物質の処理が全く進まないのだ。 福島第二原発の規模はトロースフィニッド発電所に比べて10倍以上である。解体作業はともかくとして解体中に出る放射性物質が飛散して環境に撒き散らされる危険度も半端ではない。こんな危険な施設を何の目的があろうと建設したのは政府の責任であろう。先日もアメリカからプルトニュームの量を減らせと言う指示が来ているから再稼働も出来ないだろう。プルトニュームの保管は核爆弾を所有しているのと何ら変わりないのだ。 プルトニュームさえ有れば大学の理工科程度の知識とインターネットが有れば誰でも1年ぐらいで原子爆弾を造ることが可能なのだからアメリカの言うように減量は当然だろう。いままでプルトニュームの蓄積を放置していた政府の責任は重い..というか政府主導だったのだから困りものだ。 政府が危惧している老人社会に対する負担増よりも原子力発電所解体の負担の方が国民にとって重圧となるのは間違いない。 こうした資金の捻出は、安い電力を使って儲けている企業に100%負担させるのが妥当だろう(今も企業の使う電気料金は一般家庭の半額以下である)。 10〜15A契約で細々と節電しながら使っている庶民に負担を求めるべきではない。 また外国の原子力発電所は庶民の生活して居る場所からかなり離れた所に立地しているが、日本の場合例えば東海第二原発の周辺だけで約100万人が生活している。事故の時逃げる場所が確保できないのは当たり前のことだ。 ★今の社会というか世相を鑑みるにつけ感じるのは誰が働くのか?という疑問である。政府は大規模なカジノ施設を造ると言うし、ディズニーはディズニーシーの大規模な拡張を計画している、また日本中で客寄せのために娯楽施設を建設している。確かに毎日働いていてストレス解消のためにレジャー施設に行くのは良いことだ。しかし株式のように本来の目的を超えて単なるマネーゲームになってしまったように娯楽をカネ儲けとして捉えるようになることが問題なのだ。現にパチンコ依存症など治療の方法すらない重度の病気になっている人が大勢存在している。こんな人達の入院のためにベッドが空かず病気で待たされている子供もあるだろう。世の中は何かが間違っていて人々はそれに気が付いていないのだ。これを正すには人が正気に還る必要がある。どうするのか?、全ての富も技術も捨てて少なくとも1950年にタイムスリップするより手は無かろう。

【2018.06.13】
★今日も気温が30度にまでなって蒸し暑くなった、水分補給のために麦茶を何杯も飲んだ。テレビのコマーシャルでは電解水だイオン水だのと様々な水が身体に良いように吹聴されている。これは本当なのだろうか?、もちろん否である。何故なら50年前でも日本人は水だけ飲んで過酷な農業をこなしていたし、製鉄所では水と塩だけで灼熱の環境の中での仕事も完遂していたではないか。要するに販売されている水に混ぜられた成分は単に飲みやすくするための味付けだけだと思うが如何だろうか。成分はともかく喉が渇いたら水を飲むことを忘れなければ良いだけのことなのだ。これは人の体が欲している物を飲食するというごく当たり前のセオリーなのである。 ★昨日から報道番組の大半を割いて騒いでいる北朝鮮とアメリカの会談だが..日本の拉致問題にとって何の解決策も示されなかったのは実に残念である。しかし共同宣言を読んでみると様々な問題について何ら解決策や期日を示していない。これは明らかに各国のトップがお互いにナアナアでやっている証拠である。早い話が世界の国々のトップ達はお互いの保身の為に普段からなれ合いになっているという証拠である。現にトランプ大統領は金正恩と会話するのは初めてではなかった。既に電話会談をして意思疎通を図っていたのである。この電話会談についてはトランプ大統領も認めているから事実である。 要するに各国の首脳達はお互いの安全を確約しながら庶民から如何にして搾取できる社会を継続していくのかを考えているのだ。 これは昔の話だが、アメリカとソ連が一触即発で核戦争に突入しかねないという時代のことだ。太平洋などの公海の底にある資源は世界中の国の物であり公平に分配するべきだと言う決議がなされようとしたとき、アメリカとソ連は裏で手を組んでこれを否決してしまった。要するに開発する力のある者(大国)の所有物であるとしたのである。 結局キューバ危機だと言って世界を欺しつつ裏ではお互いの国益を守り合っていたのである。このキューバ危機も朝鮮戦争も米朝会談も同じレベルで考えなくてはつじつまが合わないのである。 トランプ氏は選挙の際にロシアのプーチン大統領と何度も連絡を取り合って、対立候補のヒラリークリントンのマイナス情報を流したという疑惑がある。これは事実だというのがアメリカ国内でも多数を占めているのも事実である。 また今回の米朝会談でクローズアップされたのが核保有の有効性である。もしもイランやイラクなどの国が核兵器を保有していたらどうなったか..アメリカを始め世界の如何なる国とも対等に話し合いが出来たのだ。一方的に爆撃されることなど無かったと言う事である。今回の会談後様々な国で秘密裏に核開発が進むことは明らかであろう。もちろん日本でも多くの議員がそれを感じて核開発に前向きになるに違いない。しかしこれは悪いことではなく核保有国と対等に話し合う権利を取得したことになるから一歩進んだ考えでもあると評価出来よう。 だから今回の会談で日本として第一に合意してほしかったのは拉致問題である、核の廃絶など二の次で良かったと言う事だ。この問題を解決しない限り日本政府の無能さと行動力の無さは取り消すことはでできない。

【2018.06.12】
★いまや世界の○○主義という言葉は死語になった。もちろんアメリカや日本の民主主義も同様である。世界の全ての国がカネ儲けだけに特化した都合の良い資本主義を超える社会を目指すようになったからだ。 今一度マルクスの資本論を読んでみると、彼の想定していた道筋をそのまま進んでいるにすぎない自分たちに気が付くだろう。 マルクスの資本論により世界中の国家がソビエトを始め共産主義国家になったが..結局は人の弱さと指導者の堕落が共産主義を崩壊させた。要は男女も問わず全員が平等の社会は仕事が中途半端になり、労働者は決められた範囲(時間)を超えて働かなくなり国家の生産性が落ちてしまう。 理想と現実はすぐに貧困と格差という形でやってくる。もちろん日本でも男女同一賃金や同一労働同一賃金を目指すが、これもすぐに崩壊してしまうはずである。こうして社会はあたかも輪廻転生の如く繰り返すことになる。 最近になってピケティー氏の「21世紀の資本主義」が注目されている。この内容を集約すると[R(資本家の収益)>G(国の成長率)]であってはならないということだ。要するに資本家の収益が今の社会のように国の成長率を超えてしまうと社会は混乱し格差が増大し崩壊に向かうということだ。この解決には先日僕が指摘したように累進課税率を75%に戻す必要がある。これを実行しない限り国の政策は「無策」であると断定されるだろう。 北朝鮮の庶民の生活がどのようなものかは正確に把握していないが、おそらく特権階級だけが殆どの富を独占しているのだろうと思う。その利権確保の為に民主化も行われず選挙も行われないのだ。 今日行われた米朝会談の結果が吉と出るか凶と出るかは今後の歴史を見なければ判らないが、おそらくどちらに転んでも人の潜在意識が無くならない限り世界は変わらない。それはアメリカにもスラム街があることを見れば判ることだが、この貧困層の救済は金で出来るものではない。それはスラム街が好きで住んで居る人をニューヨークに住まわせるようなものだ。 先日新幹線内でナタを振り回し人を殺した男を考えてみれば判る、要するに彼のような人間を救う方法は皆無いと言って良い。死刑になりたいので殺したという人間をどうやって救うことが出来ようか。 人の頭の中に脳ミソが有り、何万年も続く潜在意識が有る限り、どのような主義であれ正義であれ無に等しいのである。 もしも今後ロボット技術が発達し、ロボットが人工知能を使って米や野菜など100%の食料生産をするようになり、食品価格がタダになった時には真の平和が達成される可能性が有る。情けないことだが人間の潜在意識を持ち合わせていないロボットにしか人間を助けることが出来ないということだろう。

【2018.06.11】
★道を歩いていると黒い物体が動いているのが見えた、早速近寄ってみると真っ黒な猫である。目玉だけが異様に光っていたが、たぶん野良猫では無いと思う。僕の動作を確認しながら側溝の中に逃げていった。この他にも今日は3匹の猫に出会ったが野良猫らしき風体の猫は居なかった。小さな野良猫がいたら連れてこようと思っているがなかなか捕まらない。 ★今日はコンピューター業界で働いている人にとっては記念日である。アメリカのインテル社から8086というCPU(演算装置)いわばコンピューターが販売された日なのである。あれから40年になるが、現在のコンピューター社会はここから始まったのだ。この8086を開発するきっかけになったのが日本のシャープである。シャープは電卓の開発し際して小型化のために新たな心臓部(集積回路)を考えていたのである。その開発を依頼したのがインテル社だったということだ。 日本は素晴らしい技術が有りながらなぜ育たないのだろうか、明らかに政治家の利権と大企業の既得権と役人の天下りの問題である。様々な規制のために育たないのだ。今の最先端テクノロジーである「量子コンピューター」も実は日本の研究者が「量子もつれ」を研究しているときに発見したものだと聞いたことがあるが、これもカナダなどで研究し既にコンピューターも完成している。またIBMでは実機に近いモデルも完成し、世界中の研究者(僕も含めて)誰れでも使って見ることが出来るようになっている。 明らかに日本にとって既得権益はマイナスとなっている悪なのだから早急に改めたいが、独裁的な現首相をしても出来ないと言う難問である。 ともかくこの話は「ドクター中松氏」から聞けば納得できる筈だ。彼の発明したフロッピーディスクは日本では実用化出来ずにアメリカのIBMで実用化されたのも前記の如き事情からだという話もある。 今年はCPUで世界を変えたインテル社の会社創立50周年にもなっており、世界も経済もこの50年で全く変わってしまった。 ★更に今年は世界地図を変えるかもしれない事件も起きようとしている。アメリカと北朝鮮のトップ会談がそれで、明日行われるのは間違いなさそうだ。今迄の宇世曲折も序章としてみれば適当に巧く考えられたものだろう。アメリカは会談が成功した後に北朝鮮を援助するのは日本と韓国と中国だと言っている。確かにその通りではあるかもしれないが、アメリカも豊富な物資を保有する国だから多少は援助しても良いと思うが..。この会談の成功は何を意味するのか..日本から北朝鮮に援助するのは良いとしても、アメリカが押しつけているのは鉄鋼やアルミの関税増と自動車の新たな関税である。株をやっている連中ならばこの二つを見逃す事は無いだろう。その後は明らかに関税の報復合戦となるから輸出や輸入は減り、どうしても国内で生産し国内で消費する経済(地産地消)に移行しなければならなくなる。そうなれば温暖化の進行にブレーキがかかるし、格差社会の是正にも好結果を及ぼすだろう。トランプ大統領がここまで考えていたとしたら彼はノーベル賞に値する。

【2018.06.10】
★雨が降りそうなので朝一にウオーキングに出て、一抱えの草を採ってヤギの所に行くと先客があった。時々学校帰りに餌をやって居る女の子で今日は弟を連れていた。僕はこのヤギの名前を知らなかったが子供に聞くと「シロ」と言う名前なのだそうだ。シロと言えば僕が溺愛していて昨年死んだ猫の名前と同じである。この子の家はリンゴ農家で、昨年から大量に倉庫に保管してあったリンゴをこの時期に処分するためにヤギに餌としてやっているという。食べられるものは捨てないで、家畜や野良猫の餌にするべきだろう。野良猫が一匹も居なくなったらネズミが大発生して困るのは農家を始め我々だと言う事を知っておきたい。 ゴマなどの調味料も古くなったら捨てずに屋外に撒いておけば小鳥の餌になるし、マメやコメはハトが喜ぶ。 ともかく地上に生息する昆虫や動物は我々に何らかの有益なことをしてくれるのは間違いない。 特にゴキブリは頭が良い昆虫で僕の想像だが家の中に居るダニなどを食べてくれるのでは無いかと思う。それが正しければ一匹100円位でゴキブリを買って家に放す家庭もでてくるはずだ。 同じように人の胃腸の中でも善悪に関係無く細菌が居なくなったら病気にかかる頻度や割合は何十倍にもなるという。悪もまた何かの役に立っているのだが、昨日の新幹線の中で無差別に人を刺し殺すというのは一般的な悪では無く狂気なのである。秋葉原の無差別殺人事件から先日で10年になったばかりだが、やはり人間の脳ミソも野菜や果物と同じように環境が悪いと腐るのだろうか。 ★政府は子供を施設に預けて女性も働け働けと言っているが、明らかに間違いである。女性は子供と一定期間は一緒に過ごすべきなのだ。これは猿でもアヒルでも同じ事だ。子供はこの時期に優しさや秩序を学ぶのである。収入が無くて仕事をしないと暮らせない母子家庭などの家庭にはそれなりの資金を援助すれば済むことだし現に様々な遠所がある。。それなりというのは働かなくとも同様以上の生活が出来る資金援助をすると言う事だ。少子化担当などと馬鹿げた職を作らなくともその資金を活用したほうがいい。 しかし先日の子供を虐待死させるような事件も防がなければならない、これも母子家庭に援助するしか道は無い。だが女の欲望に任せて再婚したような場合には子供を強制的に施設で引き取れば良いではないか。年に1千億円もあれば十分だろうが累進課税率を以前のように75%にすれば原資は出来る。 日本でも数分に1組が離婚していると言うが、この安易な離婚を制限することも同時に考えなくては成らなくなった。親の離婚によって傷付き性格まで変わってしまうのは本人達ではなく子供なのだ。元を正せば結婚に至った経緯に間違いがあったわけで本人同士の責任は言うまでも無い。社会的に何らかのペナルティーを科すというのも良いかもしれない。現に職種によっては行われている。もしも暴力による離婚ならば警察や裁判所に相談すれば良い。ともかく最近は一般的な考え方では世の中の秩序が保てなくなって来た。その元はと言えば総理大臣が自ら犯した事件を国民の大多数が知っているにも拘わらず知らぬ存ぜぬで通そうという姑息な考え方の社会への蔓延であろう。

【2016.06.09】
毎日歩き回っていると小さな動物や昆虫に出会うのも楽しみの一つである。今日も朝からアゲハチョウに出会ったりシラサギに出くわしたりして写真に収めた。 遠くから白い大きな鳥が飛んでくるのでその方向に注意しながら歩いていると、100mぐらい離れた田んぼに舞い降りた。遠くてはっきりとは写らなかったがシラサギである。普段飛んでいる大きな鳥と言えばタカかカラスぐらいしかいないが、天竜川付近では良く目にする事が有るが、この辺りで目にするのは珍しい。 田んぼを眺めていると畦のアザミの花でアゲハチョウが蜜を吸っていた。明日から雨が2、3日雨が降るようだから食い溜めしておかないと困るからだろうか、一心不乱に吸い続けていた。その近くで羽根がボロボロになったトンボのような蝶のような昆虫が飛んでいたので後を付けると繁みの葉に止まった。写真を撮ってきてよく観察すると羽根の一部が透明になっているのでボロボロになったように見えたのだ。なぜこんなふうになったかは判らないが、保護色を使うよりもいっそのこと透明な羽根にすれば何処に止まっても見つかることは無い。この昆虫はこうした技に気が付いていま進化している途中なのだろうか。 ともかく昆虫の世界は食うか食われるかという戦争の最前線で生きて居るのと変わらない。それでも毎日一生懸命に餌を探して生き続けている姿は親の年金で引きこもっている人間とは違う。要するに生きると言う事は運を天に任せて餌を取り、空腹を満たして明日の朝日を拝もうということだ。何を期待するでもなく何の成果を挙げる事でもなく、誰に喜ばれる事でもない。自分に与えられた命を大切にしようという心、ただそれだけのことだ。そう深く考える事では無い。 ★しかし人は誰も下らない事に拘わりたくないという考えを持っている。関わり合いになるのが面倒なのだ。昔から山で一人暮らしする仙人のような人は幾らでも存在していた。しかし最近の自給自足というと世間と拘わりたくない人とは違う、田舎の素朴な人たちとだけ拘わりたいという人が増えているのだ。要するに都会の訳のわからない人とは拘わりたくないのだ。飯田市近郊の村の山間地にはこうした人たちが住んで居るが何世帯ぐらい有るのかは知らない。しかし話をしてみると普通の人たちで僕たちと何ら変わらない。テレビでアフリカの奥地に住んでいる日本人というような特集をするが、彼らも現地の人たちも我々と何ら変わらない。では何が違うのかと言えば、その国のリーダーである。彼らが戦争を画策したり、富の分配をいい加減にするから争いが起きるだけのことだ。アメリカの大統領をみたまえ、大統領選挙の時にロシアと組んでいた事実が発覚し訴追されたら、自らの権限で自身に対して恩赦を行い刑に服す気は無いという。余りにも馬鹿馬鹿しい民主主義のリーダーだが、各国とも似たようなものだ。こういう連中とは拘わりたくないものだ。 しかし今日配信されてきたニュースを見ると、東京都内の駅の改札口付近で、帰宅中の20歳代の女子大学生に「飲みに行こう」と声をかけ、嫌がる女子大生の両腕や肩をつかんで約200メートル離れた自宅に連れ込んでわいせつ行為を働いた男が逮捕された。しかし駅で多くの人が見ていたにも拘わらず誰一人助けなかったという。要するに関わり合いになることを嫌ったのである。イワシは海中で移動するとき数千匹の群れを作るが、これは大きな魚に食べられないようにお互いに守り有っているのだ。誰も守ってくれない孤立した社会は悪徳リーダーの思いのままになる。

【2018.06.08】
★空の色が鉛色に変わってきて、日本特有の梅雨時の様相になってきたようだ。まだ大雨が降ったわけでは無いが、福島県の喜多方市では4月下旬から地割れが発生し日々拡大しているという、更に地すべりも発生ており住宅も危険にさらされている。市は災害対策本部を設置し避難勧告を発令し住民は避難しているというが大変な事態だ。 地割れというと現在も日本だけでなく世界各地でも大規模なものが発生し居る。ニュージーランドでは一夜にして長さ200mの巨大地割れ出現し住民が驚いているという。 またCNNニュースによるとアフリカのケニアでも巨大な地割れが出現しており、研究者の間で話題になっていたアフリカ大陸が分断させるという予測が当たった形になっている。これはアフリカ大陸を南北に走る巨大な地溝帯(断層の活動により形成される谷状の地形)と関連しているようだが、地球の表面を覆う岩盤(プレート)に新たな境界が生まれている証拠であり、地殻変動によりアフリカ大陸が2つに分裂しつつあるという学説を証明した形となった。 1973年に刊行され映画化もされた小説家の小松左京氏の作品「日本沈没」も独自の取材と大胆な予測は今も忘れることは出来ない。たぶん似たような現象が毎日少しずつ進行しているような気がしてならない。 周りの環境に大きな変化が予想されるのを人間は機敏に感じ取っているのがその証拠である。結婚しない人が増え、子供の数がどんどん減っていく。これこそ危機説の重要な証拠であろう。 野ネズミは気候変化を敏感に感じとって、来年木の実が不作であることを知ると産む子供の数を減らす。この行為と同様なことが起きているのだと考えればいい。ともかく今地球という星は人間によって破壊が加速されている現状を見れば少子化は妥当な行動だと言わざるを得ない。 ★また連れ子が虐待死させられるという悲惨な事件が起きた。女性が子供を連れて再婚したときに当然のように起きるこうした事件を何とか防げないか。僕は以前からこうした婚姻届や噂があったら市町村の担当者が何回か訪問して確認しなければ防げないと言っている。政府も少子化担当の部署がなぜこうした惨劇を繰り返さないための方策を考え実行しないのか不思議で成らない。早い話が少子化問題などと言っているのは部署を新しく作って役職を増やすだけのことだったのだ。 先日から話題になっているが、人口がどんどん減っているのに参議院の議員定数を増やすという馬鹿げた話も現実に起きている。参議院など何の役に立っているのだろうか、ただの税金泥棒でしかない現状なら議員定数などとは考えずに一気に解体してしまえば良いではないか。余った税金は日本中を豊かにする為の基金にしようでは無いか。何もしない老人達を国会議事堂に送って飯を喰わせるより真っ当な考え方だろう。 僕に言わせれば国家と地方を含めた公務員の数は即刻30%減らせる。こうして余った税金は老人対策に使おうではないか。要するに役人や議員が少なければ少ないほど社会はうまく回転し無駄もなくなるということだ。残り少ない地球の時間である、大勢の庶民や動物や昆虫が産まれてきて良かったと思える日を10日間でも作ってみたいものだ。

【2018.06.07】
★先日は庭先に桜が咲いた写真を掲載したが、今日は玄関前にある藤の木に花が咲いた。たぶん今後5つぐらいは咲くと思う。こうした時期外れの開花は珍しいことではないが、花を見付けた時は感動してしまう。いつも水をありがとう..とお礼を言っていると思うと花木とも思えないではないか。 物事はどのように考えるかによって大きく変わってくるものだ。 ハワイ島やグアテマラなど世界中で火山の噴火が相次いでいるが、この火山も見方を変えれば伊豆大島の住民が言うように「御神火」ともなる。温泉は出てくるし野菜は育つから火山有って人の生活があり命もある。 グアテマラでは既に200人近くが犠牲になっているというが、東日本大震災の被害に比べたらその比では無い。 インカの遺跡のなかに太陽神へ人の頭部を捧げるための台座がある、また日本でもつい最近(江戸時代)まで川に架けた橋の安全や築城に際して祈願するための人柱が行われていた。 この事を今迄は迷信と言って軽くいなして来たが、誰も迷信だという確固たる理論を持って証明した人は居ない。 しかしここに来て量子力学の発達により生け贄などの儀式も正当化というか理論的にその正しさが証明されるかもしれない雰囲気なのだ。 今迄もここで量子力学について書いてきたが、世の中には信じられないことが幾らでも有るのは当然だ。例えばテレビだって100年前は狂気の科学であり誰一人信じていなかった。特にテレビ電話に至っては30年ぐらい前まではほとんど完成しなだろうと言われていたが、どうだろう今は小学生までが日常的に使っているではないか。 量子力学はいま殆どの人に知られていないが、既に量子コンピューターが完成しているのだから多くの人が知る事になろう。 ここで問題なのが地震にしろ火山にしろ多くの死者が出てその死を悼む心の存在である。これを量子力学で解析すると、その死を見ている人だけが感じるもので我々は知らないし無かったに等しいことになる。要するに見ていない人にとっては何も無かったのだ。悲しみに暮れる家族の姿もテレビで見ない限り無かったことになる。これはよその国の事だから知らなかったのではなく、事実が無かったことになるのだ。 人も地球も宇宙も全てをこの量子力学の世界で見ると自分の見ている物しか存在していない。 そして自分が死んだらどうなるのか..という魂の問題が提起されるのだ。いま多くの科学者は理論的に「人は死なない」という方向に傾いているのは間違いない。では何処で生きているのか..生きているが君たちには見えないだけのことだ。 (注)IBMでは既に量子コンピューターを完成しインターネットを使って誰でも使って試せるように公開している。

【2018.06.06】
★腹をくくって隠蔽せよ..と指示したのは総理官邸では無い。何と神戸の教育委員会である。この隠蔽の内容が総理の忖度どころの騒ぎではない内容である。神戸市立桃山台中学校で起きたいじめによる自殺事件の真相の隠蔽を指示したのだ。その内容は、拘わった生徒などから事情聴取した内容である。 僕は以前からこの教育委員会という存在を無くすか完全に別の形態にしない限りこうした事件は後を絶たないとしてきたが、現実に何件も重大事件を起こし今も続いている。生徒の命がかかった事件を腹をくくって隠蔽せよとした人物は万死に値する罪を負わねばならぬ。元々教育委員会とは何なのか..それは学校教育に対して政府や国会議員、それに政党や市町村の実力者などから教育に干渉するのを防ぐ組織なのだ。それが先に立って保身どころか悪事までやってのける不始末は暴力団にもそんな人たちは居ない。僕は先日も書いたが暴力団を凶悪な組織とは捉えていない、考えても見よう時々報道される暴力団がらみの事件は組同士の争いである。こうした抗争で死者が出るのはほとんど無い。彼らに権力とか特権は無いから、ある意味で世間に遠慮して生活し活動しているのだ。ところがどうだ、最近の事件を見ても警官は言うに及ばず、国会議員や役人など我々の血税で喰っている連中が殆どではないか。事件の内容も交通課の警部が飲酒事故とか、子供を守る者が隠蔽するなど目に余るものが有る。 しかもここぞとばかり個人情報などと言う的外れの屁理屈によって、M先生とかS巡査などと言う表記になっている。税金で喰っている連中なのだから使用者(雇い主)正確な情報を知らせるのは当然であり義務である。こんな連中の顔写真などは政府のネット掲示板に公開して庶民の非難の的にすべきが正解であろう。 国民の大多数がやったと思っているだけで状況証拠は成立するのである。だからこういう人たちが作ったテロ防止法などの目的が何であるか理解できるだろう。理解出来ない奴は選挙に行くべきでは無い、これも僕が度々書いていることだ。 教育の根幹が腐ってしまった日本に明るい未来など想像できる若者がいるだろうか?。様々な犯罪もこうした絶望感が根底にあるようにも思えてくる。早い話が、俺が悪いのではなく社会(政治)が悪いのだという言葉まで正論化出来てしまう。 改革には国家公務員の屁理屈を聞いてもどうしようも無い、唯一の策は民間人よりも重罰を課するしか無い。これは飲酒運転に対する厳罰対応と同じで少しで事件の件数を減らす試みである。もう公務員の倫理回復など考えても無駄な事だ、しかし裁くべき裁判所の連中も公務員だから話が進まない。やはり裁判も半数以上の民間人によって行われるべきだろう。事の善悪など六法全書を丸暗記していなくとも一般的な常識さえ有れば判断できるものだ。 最近の日本に欠けているものは何かと聞かれたら「義理と人情」と答えよう。真っ当なヤクザのところに修行に行けば人は生まれ変われるかも知れないと思える昨今で有る。

【2018.06.05】
★偶然、庭にある桜の木を見上げたところ花が咲いているではないか。何か良い物を見た気分になって足取りも軽くウオーキングに出掛けた。 ★石川県に向かっていた岐阜バスの運転手が東海北陸自動車道で突然意識を失ったという。蛇行を続けたバスに乗っていた乗客がハンドルとブレーキを操作して何とか停止させたが一歩間違ったら大惨事となった。こうした事故は時々起きている、過去の事故例を見ても長距離バスの運転手の疲労や病気で大惨事になるケースが多い。 原因は運転手の持病もさることながら間違いなく長時間労働である。岐阜バスの運転手は54歳で12日間連続で勤務していたという。会社は規則が14日までは合法なので働かせていたというのだが..この14日というのを誰がどのようにして決めたのか?。毎日大型バスを長距離走らせ見知らぬ土地で14日間も運転させたらどうなるか、誰か体験してみたことがあるのか。厚生労働省も国土交通省も誰一人としてそのような体験をしていないだろう。 法や規則を決めるにはそれを検討する者達の半分ぐらいが経験者で無くてはならないのだ。何も知らない馬鹿者達がどうして決める事が出来るのか不思議でならない。 いま話題になっている「働き方改革」も同様であり、国会議員など誰一人として体験していないものを法制化しようとしているのである。 バス会社に言わせれば多忙のためギリギリの日数まで働かせなければならないと言うが、それならば申し込みを断れば良いだけの事では無いか。実に簡単な事で事故は防げるのである、事故の殆どは過重労働による企業の利益追求に特化したものだと断定できよう。もちろんバスだけで無く過労死事件は大企業を中心に多発していることも忘れてはならない。 僕の友人が社長をしている建設会社では、余程特別な災害復旧工事などなければ朝8時半に始まり、昼食の他に10時と15時に30分ぐらいの休憩を取って17時には確実に仕事は終わっている。従業員はその後1時間かけて飯田市まで出掛けてパチンコをするなどしてストレス解消もしている。さほど給料は良くないが家族で生活することは可能であり、病気になったり自殺するよりもいいではないか。その良さに気が付かない者達が株だビットコインだと言って騒いでいるが、彼らも時代の被害者の一人になる日が確実にやってくることを忘れているだけだ。 ★隠蔽日本という言葉は僕も毎日のように使っているが、今日は鉄鋼大手の神戸製鋼が品質検査データ改ざんで、東京地検特捜部と警視庁に家宅捜索を受けている。しかし財務省の実態を見れば品質を多少良いように数値を変えただけだから大した罪にはならないはずだ。社長と担当部長がせいぜい給料の10%ぐらいカットされたら終わりではないのか。言い換えればこんな案件を家宅捜査する意味もほとんど無い、鉄骨を使ったビルが強度不足で倒壊し、100人位死んだのなら別だが、事件が判った時点で注意すれば済むことだろう。 一般企業で特捜の家宅捜査するのだから、財務省や自衛隊などの国政に拘わる書類の改ざんはどれほどの犯罪になるのかもう一度考えてみようでは無いか。麻生大臣が100万円ぐらい給料を返上したぐらいで済むのなら、僕が昔の免許証を偽造(コピー)して有効期限を書き換えて車に乗っていて、運悪く捕まったら警官に3千円も渡せば許して貰えると言う事である。麻生氏がもしも本当に反省して国家に金を返上しようというなら、1億円が妥当な金額だと思うが間違いだろうか。 和歌山県の77歳で50億円持って若い妻とまるで竜宮城のような生活をしていた男が死んだというが、彼は人生を十分に楽しんだのだから、老化が進んでまわりから虐待される前に死んだのは幸福としか言いようがないではないか。誰も羨ましいとは思わないから成仏してもらいたいものだ。空即是色。

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★老人の交通事故が増えている、免許の返納とか痴呆診断とか様々な対策が行われているが、さほどの効果は無い。しかし問題は国政を預かる者達のボケはどうするのか、麻生大臣は昨日の記者会見で財務省を大蔵省と言い放った、しかも10回以上である。更に国政に拘わる文書の改ざんで20人もの処分者を出したが、これも組織的では無いと言い張っている。では組織的とは何人が拘わったらなるのだろうか、国民にはボケたとしか思えない言動や行動が相次いでいる。こういう人人々は例え選挙で選ばれたにしても自動車と同じ痴呆テストを受けさせて医師の診断を仰ぎ、大臣の椅子を返納させるべきではないだろうか。麻生氏は1年分の給料を返納すると言うが、返納しても何ら生活に影響を与えないのだから何の罰にもならないのだ。まあ最近の様々な行政府が拘わる事件を考えたら関係者は国家の恥であり、国家の冒とくに当たる公算が大きいと言わざるを得ない。 ★人間国宝になった落語家に(故)桂米朝という人が居る、僕は寝るときに落語をBGMにしているから殆どの落語は聞いた。その中で内容はともかく聞きやすい落語家のトップは桂歌丸である、一言一言が明瞭に判って落語の内容も正確に捉える事が出来る。次に聞きやすいのが桂米朝である、如何に上手でも発声が悪くては陰に籠ったような落語になってしまう。 なぜここで米朝が出てきたか..最近の話題の中心は「米朝」ばかりではないか。嘘の突き合い、欺し合い、策の講じ過ぎなど様々な批判はあるが、昨今のトランプ大統領の発言を回顧するまでもなく、僕ならば彼との約束は信用しない。北朝鮮が核を放棄してしまったらまるで大阪夏の陣の様相となり丸腰になったらをされるかわからない。要するにアメリカにとって北朝鮮を占領すれば敵対国である中国とロシアの喉元にミサイル基地を造ることが出来るのだ。これこそアメリカが北朝鮮と和解したい理由であり、会談を放棄できない理由でもある。僕ならば絶対に核ミサイルは秘密裏に確保しておくだろう。それと潜水艦は太平洋に潜らせて事態の成り行きを見守らせるだろう。多少経済的に困窮しても自給自足できる国家である、他国を頼りにせず自らの力で国家の再建を図るべきだ。自由化しても餌食にされるだけで誰も助けてはくれない。 ★僕が様々なスポーツに愛想を尽かしている理由の一つを明かそう、一つがサッカーなどのスポーツのように外人が監督になっていることだ。国と国の戦いだというのに何故外人なのか、日本とアメリカが戦争になったら連合艦隊総司令官にジェームズ・マティス(現国防長官)を迎えるだろうか。外人の指揮の下で勝っても何の意味も無いし国旗掲揚など愚の骨頂では無いか。顔に国旗を描いて馬鹿騒ぎして何の意味があるか考えてみよう。 総括すると日本の国民は物事の本質を完全に見失ってしまったと言う事だ。前にも書いたが、湖や河川に外来魚が入って来たから処分するとか、諏訪湖に外来植物が繁殖したので刈り取るとか..。何か間違っていないか?、本来固有種を守ろうというのならばなぜ日本人を守れないのだ。容易く外人と結婚することをまず禁じなければ固有種の頂点たる日本人を守れないではないか。 反論するならば外国の草一本がなぜ悪いのか、日本にある様々な野菜などは全て外国から入ってきたものだ。汚いし繁殖が早いから駆除するというなら、これこそ人種差別と何ら変わらないものなのである。

【2018.06.03】
★今日のような日を「けだるい」というのだろうか。真夏でも無いのに暑くて、朝一でウオーキングしたものの汗びっしょりだ。午前中近くのスーパーに妻と食品の買い出しに行くが、店内は冷え冷えで長袖で無いと風邪を引きそうなぐらいだ。再び外に出ると30度の暑さである、この気温差だけでもけだるくなってしまう。 今日もウオーキング中に仲良しのヤギにエサを採っていったが、このえさの確保が難しい。周りはほとんど果樹園である、この付近は消毒薬が山ほど降ってきているためヤギには毒である。最近は神社の周りなどの雑草も消毒して枯らすので、ここでも餌は採れない。幹線道路の横は排気ガスで葉が黒ずんでいるのでこれも無理だ。こうしてみると最近は餌場などほとんど無いのである。 最近はジャガイモの葉が少し黒ずんだと言っては消毒薬を撒き、ネギの葉の色がおかしいと言っては消毒する。この薬品は地に落ちてそれぞれの野菜に吸収され、人間の胃袋に入る。こうなると胃袋の中の細菌はほぼ死滅してしまう。これが現代の病気の根幹であることを知らねばならぬ。無農薬野菜と言っても近くの畑では消毒するため風に乗って農薬が飛んで来る。現在は無農薬野菜という表現は禁止されている。これは「無農薬」という言葉が、一切の残留農薬等が含まれていない野菜だという誤解を生むためだ。要するにどんな食品も農薬が含まれて居ないという保証は無いのである。 ★10年ばかり以前に比べ僕はテレビを見る時間がほぼ半減した、第一の理由は番組中のコマーシャルがあまりにも多く長すぎて視聴者を馬鹿にしているレベルに達したからだ。あと5秒で終わると言うのにコマーシャルを5本も見せられたのでは最後まで見ようという気力が喪失する。1本の番組に10社以上のスポンサーが付いているため、後半になると番組の時間よりもコマーシャルの時間の方が長いような気がするのは諸君が感じている通りである。こんなメディアの視聴は明らかに時間の無駄である。インターネットの光ケーブルが宅内に引き込んであるのだから徹底的に使わない手は無い。早い話が自分が欲するニュースを好きな時間により詳しく知ることが出来るということだ。 これもテレビのでのことだが、学校などを訪ねたりして子供達に将来なりたい職業を聞くと、その殆どが遊びの延長を職業としたいという。昔はバスの運転手とか、機関車の運転手など社会貢献出来る職業が殆どだったが、最近は野球選手、サッカー選手、ユーチューバー..など遊びを継続したいというものばかりではないか。誰一人として食料生産に携わろうという者が居ない。何故だろうか、これもテレビ番組の影響であり、学校で行われている部活が行きすぎている証拠でもあろう。学校は勝つ事を第一に教える場所では無い、その事を認識している先生は皆無だろう。トドの詰まりは日大の傷害事件に発展していくのである。

【2018.06.02】
★先日インターネットで風速計に流用できるプロペラ付きのモーターを見つけたので買い求めた(800円位)。このモーターを防水仕様にして金具に付け屋根の上に設置すると風速計になるのだ。扇風機でおおよその風の強さとモーターの出力電圧を計ってみると、強風にしたとき約3ボルトだった。台風の時の風速50mだと5ボルト以上は出ると思う。今日は気温が高く屋根の上は真夏の浜辺のようだったが何とか取り付けてみた。室内への配線は以前カメラの回転装置に使っていたケーブルに空が有ったので配線は不要で助かった。実際の風で動作させてみると、そよ風だと0.3ボルト前後で、涼しそうな風で1ボルト前後である。当初はデジタルメーターを使おうと計画したが、こういう測定には向かない、指示値がパラパラして安定しないからだ。やはり昔ながらのアナログメーターに限る。最新の録音スタジオで今もアナログ式のVUネーターやdbメーターを使っているのはこうした理由による。 これで真夜中であっても寝たままで雨量や周辺の様子と共に大凡の風速も判るので便利である。まあ無駄に思えるようなものだが台風の時など外に出なくとも様子は把握出来るということだ。 こういう道楽の人は昔から大勢居る、秋葉原をゴロゴロしている人たちだ。特に秋月電子通商や千石電商という電子パーツ店に居る人たちは間違いない。しかし昔に比べると電子工作趣味の人は格段に減っている。特にアマチュア無線やオーディオの分野は著しい。 僕がパソコンショップを開店した1980年頃は大勢のマニアで店内に入れないほどだった。コンピューターに興味を持って始めたのはアマチュア無線の人が主流で大いに盛り上がっていたものだ。こうした人たちがゲームを造りパソコン通信を始めたのが現在のインターネットの基礎になって居る。 最近はパソコンを使えるのは当たり前となって居るが、故障したときに修理出来る人となるとごく少数に限られるが、30年以上も昔からやって居る人たちは修理も出来る人が多いのは言うまでも無い。 世間は既にインターネットはトレンドでは無くなり次にくるモノを模索している段階である。 VR(バーチャルリアリティー)も進行しているがいまいち爆発しない、以前3Dテレビが話題になったが似たような結果に終わらないか?。流行のカギはソフトである、単なる室内空間の演出や漫画の世界だけでは普及しない。どうすれば売れるのだろうか..それはビデオデッキの販売競争でソニーのベータ陣営がVHSに敗北したのと同じ内容だろう。要するにユーザーが喜んで金を出して求めるモノを販売しないとダメなのだ。 以前東京でVRによるアダルト体験なる催しが行われたが、人が集まりすぎて開催を中止するというような騒ぎになったと聞いている。 要するに人間の欲望を度外視しては何も普及しないと言う事なのである。 話はそれてしまったが、僕は毎日のように新しい電子回路の図面を書いている。誰もが有ったらいいなと思うような電子機器を造るためだ。 図面を書くにはずっと昔からジャストシステムの「花子」という作図ソフトを使っているが、実に素晴らしいソフトで使いこなせば何でも描ける。ただ数時間やっているとマウスの使い過ぎで、右手の指などがシビれてくるのが困りものだ。

【2018.06.01】
★6月というとジメジメした梅雨を連想してしまうが、今日は気温も平年並みで爽やかな一日となった。南アルプス山麓の山小屋に出掛けるにはもってこいの一日である、今日は妻と二人で出かけた。僕が住んで居た上村では「かしわ餅」というと朴葉(朴の木の大きな葉)を使って造るのが一般的である。要するに柏の葉がほとんど無いのだ。山小屋には「かしわ餅」を造るためだけに2本の朴の大木がある。この木から葉を採取するのだが、木があまりにも大木になり枝の位置が高くなりすぎて採取も大変な仕事になってしまった。高枝切りハサミを使って60枚ほど採った、これは約2升の米を粉にして4〜50個ほどの「かしわ餅」を造るためである。兄弟や友人の分も入っているので大量になり2日に分けて造るのだ。「かしわ餅」の中にはアズキのアンコを入れるので甘くなりすぎる、そこで人工甘味料を使って糖分を約半分にするのが最近のやりかたである。これは毎年我が家の6月恒例の行事なのだが、今年は朴葉の生育が1週間ほど早い。 ★熟年離婚と言う話は度々聞くが、最近は60歳過ぎた熟年結婚という話も珍しくない。加藤茶が若い嫁さんをもらったというのもいい話だが、今日は78歳になる野球の王貞治さんが18歳下の女性と結婚したという報道があった。一人で生活するより良いことには違いないが、もしも僕がこの境遇になったら果たして結婚できるだろうか?、いささか疑問である。 40年ぐらい前に大脳生理学の権威だった林髞(はやしたかし)氏の本を読んだことがあったので、探してみたが見当たらなかったが、その記憶では、男性は20歳代で40歳代の女性と結婚し、男性が40歳代となったら20歳代の女性と結婚するのが一番いい..というような内容だった。最近は高齢化しているので10歳ぐらいシフトしているとみればいい、もちろん林髞氏もこれを実践していたという。なぜ良いのかはちょっと考えてみれば判るだろう。お互いに教え合うと言う事に尽きる、要するに若者同士が結婚しても世間も常識も何も判らないからだ。 人生は笑うから幸せなのか、幸せだから笑うのか..どちらにせよ笑いは相手が有ってのことが多い、長生きの秘訣は笑いだと言うから同居するのもいいに違いない。しかし王選手はすでに10年も一緒に生活しているというからいいが、急に出会って同居、結婚と言っても今迄生きて来た人生の違いというか習慣の違いが克服できるのだろうか。3日目に喧嘩して離婚となったのでは悲しいものがよぎる。やはり人は一人で生まれてきて一人で去って行くのが良いのだろうかとも考える。 ★いよいよ三遠南信道路のうち矢筈トンネルから富田ICまでの工事が本格的に始まったようである。飯田市から遠山に抜ける道路沿いではクレーン車や大型トラックなどが入って賑やかになってきた。このトンネルが開通すると天竜峡大橋の完成と併せて中央高速道と遠山谷が連結される。飯田市内から遠山地区に行くのが便利になりそうな気もするが、実は富田のICが不便な位置にあるために時間的には大きくは変わらないと思われる。