【2018.11.30】
★最近まで焼けてしまうほど暑かったと思っていたのだが、もう明日から師走だ。街にはもうクリスマスのイルミネーションが灯って年末感を煽っている。最近のガソリンを始めとする物価高騰で庶民の財布のヒモも堅くなり酔っ払ったり無駄な散財するような人も少ないだろう。最近はクリスマスに飲み屋で大騒ぎするする人はあまり居ないという。家に帰って家族と楽しく過ごすことが如何に良い事で、人生に再び訪れることのない時間だとわかってきたのだろう。人生は何に付け家族が優先である。 ★雪が降らないので困っているのがスキー関連の企業だろう。長野県内のスキー場を見ても人工降雪した程度の雪しか無い。飯田市近郊でも阿智村浪合にある「あららぎ高原スキー場」は今期から閉鎖され来年以降も営業再開の見込みは無いという。原因は温暖化とスキー人口が減っていることだ。同様にスケート人口も減っている、僕が子供の頃は田んぼに水を張ってリンクを造り下駄スケートで滑っていた。 僕の家のすぐ近くには直線で100m以上取れるなだらかな丘があったのでスキー板を自作して滑って楽しんでいた。山から適当な木を切って来て二つに割ってからノコギリとナタを使って平板を造り、板にヒモを釘で打ち付けてスキー板にした。そればかりではない、大木を切ってきて輪切りにしタイヤを造り、板を寄せ集めて造った台に取り付けた。前輪はT字型のハンドルを付けてカーブが切れるようにした。この車で4km離れた小学校まで行ったこともある。 こうした作業が道具の使い方を習得する格好の機会だった、だから大人になってからも技術畑に進むことが出来た。そればかりではない、水道の修理、屋根の修理、電気配線の修理、野天風呂の建設、墓の建設、家のリフォームなどあらゆる物を自作することが出来たのである。これは苦しい作業では無く実に楽しめるものだ。考えても見よう、庭に野天風呂を建設する時は完成後に音楽を聞きながら夕焼けを見てドップリと湯に漬かるという爽快感を夢見ながら作業を進めるのだ。この作業は苦痛でも何でも無い、本来ならば職業を選択するには給料が高いとかいうようなものは後から改善されるものだから、自分が得意とする分野に進むべきだろう。すぐに達成されなくとも転職する希望を抱いて仕事をすれば良い。物事は目標を持っているか居ないかで正反対の結論が出るものだ。 最近は人手不足で企業は有能な人材を獲得するのが難しくなっている、転職ともなれば大変でなかなか辞表を受け取って貰えないという。そこで登場するのが「退職代行会社」である、本人が会社と交渉しなくとも代行して退職させてれるという。例えば「SARABA」さらばという会社では3万円で円満退社代行をしてくれている。 最近は企業の儲け過ぎが問題になっている、要するに利益の配分が不公平なのだ。社内で働く従業員よりもバクチをしている短期株主の方を優先しているのである。 企業は社会奉仕と従業員とその家族の利益の為に存在していることを忘れてはならない。これを疎んじるとインターネットのSNSなどで横暴ぶりが全国に公開され、アルバイト店員が辞めてしまい、後任のアルバイトも入ってこず店舗を閉鎖したり営業時間の短縮しなければならなくなる。経営者に望まれる資質は、まず労働環境を如何にして快適なものにするか、分け前をちゃんと分配できるかということだ。自分だけ儲けようなどと言う者に事業など不向きなのである。 市田柿を扱っていた大手の南信州かぶちゃん農園の経営者も昨日告発され被告人になった。カネだけが目的の企業は犯罪組織だとも言えるのだ。

【2018.11.29】
★朝夕は多少寒いのだが日中は暖かくて歩き回るには丁度良い。今日も何時もの道を歩いていると老人と犬に出会った、時々出会って話をしているが、オジサンは82歳で犬は1歳だという。とにかく犬の力が強くて引っ張られて転びそうになって歩いて行った。爽やかな天気で犬と毎日4kmぐらい歩いているというから健康には良い。僕も飼っていた犬のおかげで毎日数キロ歩くことが出来た、いまの健康はこの犬によるところが大きい。野原の真ん中で廻りを見渡す限りここは平和である。 ★社会に目をやると「絶対権力」というものの姿を我々はいま目にしていることがわかる。絶対権力とは国家のあらゆる決定権を握っていることである。これはアメリカでも大統領という職務がそれに相当している。なぜいま絶対権力を見逃せないかといえば、絶対権力は確実に腐敗する宿命を背負っているからだ。 裁判所も検察も自衛隊もその権力下に置くことは当然としても、マスコミや経済界を始めあらゆる分野を個人的に統治することになる。こうなったらやりたい放題である、戦闘機を100機買おうが辺野古を埋め立てようが知ったことではない。止める者が存在しないのだから好き放題に突き進むだけだ。 本来ならば野党が、あるいは参議院が止めに入るのだろうが、彼らもこの渦に巻き込まれてしまった。参議院に至っては「良識の府」どころの騒ぎではない。一緒になって絶対権力の後押しをしている始末である。これが法治国家と言えるのだろうかいささか疑問である。 国民が幾ら働いても納税額が増えないのならば外国人を多く就労させて税収を増やそうということしか考えていない法律も出来た。庶民は企業内でイジメに遭いながらも泣く泣く働き続けて終いには精神病となる。 ここで国民にとって大切なのは端金(はしたがね)に眼が眩んで増税を容認しないという確固たる態度を取るべきだということだ。こうしなければいつまで経っても庶民に浮かぶ瀬は無いといえる。国家権力というものは暴力団より悪い、なぜなら暴力団は多少なりとも世間に背をむけて遠慮しながら生きているが、国家権力者は税金を使って法を逆手にとり何ら悪びれずにやっているからだ。 世界はいま急速に堕落の方向に向かって堕ちている、二度と元に戻ることの出来ないブラックホールに落ち込んでいるのと同じだから二度と元には戻れない。権力と独裁によって地球を蝕んできた人類の行く末がようやく現実として見えて来たようである。こうなったら別の宇宙にでも移住するしか無いのだが無理だろう。生命体が想像力という特異な能力を持つと、結果的それによって滅びることになるという人類の法則を実証したに過ぎなかったのだ。

【2018.11.28】
★妻にとってこの秋最も大仕事となる「大根漬け」をした、漬け込むのも大変だ大きな石を30個位洗って乾かして漬物に載せるのも重労働なのだ。クリスマス頃には食べられるようになるので楽しみだ。 僕はと言えば、今日もステーキを食べに出掛けていた。これは食べるのが目的ではなく実験のために行ったのである。..?。 2週間前に友人に誘われて飯田市内の「いきなりステーキ」に行って食べた2時間後に血糖値を計ったところ何と340に達していた。普段は食後せいぜい200程度まで上がるのが何時もの事だったが、当日は御飯を大盛りした挙げ句にジャガイモをトッピングしていた、大きいのが2個も付いていたから血糖値も上がる。この食事でいったい何が最も影響したのかを調べるために行ったのだ。 と言う事で先日は牛肉300gだったが今日はトップリブステーキを400gたべてみた。他には何も注文せず純粋に肉だけ食べたのだ。家に戻って血糖値を計ったところ何と130(正常範囲)だった。行く前に計ったところ120だったから計測誤差ぐらいで全く上昇していなかった。強いて言えばステーキの皿にあったタマネギとコーンを少々食べたぐらいのものだ。 昔からフランスの女性はダイエットする決めたら完全に肉だけを食べて過ごしたという。こうすれば確実にダイエットできたのだ。なぜかと言えば御飯を100g食べると糖質は半分(50g)ぐらい有るが、肉を100g食べても糖分は1g位下なのだ。腹が減ったらおやつにも肉を食べればいい、糖尿病の薬よりも安全で副作用もなく、エネルギーだけは十分に補給できる。ちなみに今日のステーキ400gのエネルギー量は1,000kcalである。 試しに午後になってウオーキングを5km程して帰ってきて血糖値を計ると何と66になっていた。これは明らかに低血糖である、どおりで歩いていると時々フラフラした。 結論はU型糖尿病は肉を食べて治療すべしという確証を得たのである。 最もいい食事は朝は御飯100gに卵を1個、それに野菜だけでいい。カロリーで言うと350kcalぐらいだ。昼は肉だけと水分と野菜、夜は御飯150gに魚か肉を食べる、野菜をいっぱい食べて満腹感を出す。一日の摂取カロリーは1,500kcal程度に止めて毎日5kmぐらいウオーキングすれば最高である。満腹感も有り筋力も付くし薬も要らないのだ。 糖尿病の薬の副作用を一度確認してみよう、様々なものが有って驚く。ともかく薬は全て毒物であり、その無毒化を全て肝臓で行うから肝臓の負担は大きい。 医学が進んでいるとか何とか言われるが、実は機械が進歩しただけにもみえる。証拠に麻酔は人体になぜ効いてなぜ目覚めるのかも今の医学では判らないのだ。だから手術の前に目覚めないことも有るという注意書きを読まされることになる。 しかしいざという時は医者だけが頼りである、何が何でも駆けつけないと死んでしまう時だってある。それは我々には全くという程処置の技術と知識が無いからだ。それに機材と薬品もない。昔はどこの家でも注射器やアンプルに入った様々な薬を家庭で持っていたものだ。現在でも病気になった時にすぐに医者に行ったり救急車が来たりするとは限らない。中学や高校の教育の中で下らないスポーツよりも医学科の先生による医学の知識を教えるべきであろう。人生に於いて最も役立つ授業となろう。 僕の左腕には大きな凹みがある、これは子供の頃に病気になったときに父親がアンプルを間違えて注射してしまったときの膿んだ痕である。これも父が何とか僕を助けようとした証拠の一つなのである。

【2018.11.27】
★夜中に喉の痛みを感じて起きた、乾燥によって喉がカラカラになってしまったのだ。水を飲んでも収まらないためトローチを飲んでみたところ回復してきた。ともかく空気が乾燥しているから、長野県下でも毎日のように火災が発生しているのも納得できよう。 農業をやっているN君が来て話をしていたところ、収穫期を迎えた大根やカブ菜が土から抜けてこないのだという。飯田市でも一番条件が良い「柏原」という場所に畑があるが、ここは赤土が混じっているため乾燥により土がコンクリートのように硬くなってしまったのだ。雨が降らないというのは実に困ったことなのである。 ★連日不毛な議論が続いている国会だが、政府は最新鋭ステルス戦闘機「F35」をアメリカから100機購入する検討をしている。この購入は国防などと言う意味は全く無い、単にアメリカのご機嫌取りと巨大な利権が潜んでいるだけのように思える。戦闘機の購入に当たっては過去にも総理大臣が失脚するという事件もあった程実に巨大な利権が存在するとみた方がいい。この戦闘機を買うには1兆円必要となるが、医療費も無料になってい国のする事ではなかろう。それどころか近隣諸国に継続的な脅威を与え、北朝鮮にも軍備拡張を促す働きもあるのだ。日本のような危険な国家(法律も蔑ろにする無法国家)を前にして中国も韓国も北朝鮮も軍の強化を図らねば再び侵略されるかもしれないという不安が襲うのは当然だろう。 政府が平和を望まないのはこの戦争利権と軍事利権を守り伸張させるためである事は間違いない。誰一人として国民の生命と財産を守ろうなどと考えていないのも間違いない。 トランプ大統領という人物は貿易という実にありふれた言葉を使って裏で兵器を売り込もうとする商才に長けた人である。こうしたアメリカとその大統領によって日本の国民はどれだけ働いても豊かになれないし。それと併せて国家も庶民が豊かにならないような政治を心がけている。これは「お殿様あ〜〜〜おねげ〜だ〜」という陳情による政治をしなければ統率が取れないというもので、政治的才能の欠如の現れである。ともかくいま世界が直面しているのは資本主義の断末魔の叫びである。明らかに逸脱したこのシステムを正常に戻すのか、政府や国会議員の手腕の見せ所なのだが、パソコンも触ったことのないようなガラパゴス人が活躍できるのだろうか。 せいぜい馬鹿にされたり罵ったりして国会という猿芝居を如何にして国民に楽しく見せるか、それだけが国会議員の仕事と才能の見せ場になってしまったようだ。

【2018.11.26】
★この冷え込みと共に伊那谷の選果場にはリンゴ「フジ」が入荷してきた。先日から流通にも乗って全国販売も始まった。もちろん市田柿も粉が吹いてきて出荷が始まっている。今年は市田柿の業界に大きなシェアを持つ「かぶちゃん農園」の巨額詐欺事件よる倒産騒ぎがあったが無事に出荷されたようだ。昨夜も全国放送のテレビ番組で市田柿が紹介されていたが、商標登録と共に全国的に有名になってきたようだ。 他県にも干し柿は幾らでも有るが、やはり市田柿は美味である。僕も大好きだが、血糖値管理中の身の上では一日に1個の半分ぐらいが適量というから全く食べない方がストレスが少ない。 ある実験によると、血糖値は食事や甘いものを食べると急激に上昇するが、ストレスによっても上昇することが判明したという。やはり病気は「気」から言う事だろう。血糖値とか糖尿病など気にも留めず散々飲み食いしている人の方が長生きすると言う事なのだ。 病気は本人が治ると確信すれば治るが、諦めたらそれでお終いである。しかし癌というものは人を安らかに天国に送るための病気だと考える医師や学者も多い。先日亡くなった樹木希林さんも、癌は発見してから死ぬまでに数ヶ月から数年の猶予を与えてくれるから有り難い病気だと言っていた。 癌にならないための努力というのも全く無駄だという、それは酒やたばこと因果関係が殆ど無いのだからだ。確かに僕が今迄見てきた老人達は吸うだけ吸って飲むだけ飲んで80歳を超えても元気にしていてある日突然死んだ。これこそピンピンコロリの神髄であろう。 ★いま日本ではスマートフォンの利用が拡大しているが、性能が良くて安いのは韓国や中国で造られた物だ。中国製というと、すぐ壊れたり使えなくなるというのが昔からの相場だったが、最近の中国のファーウエイ社などの生産現場の様子をみると世界一進んだ管理体制を敷き、世界一自動化も進んでいる。新しい機能を開発して採用しているのも日本企業ではなく中国の企業だ。 なぜ日本のシェアは減ってしまったのか?。それは昭和の終わり頃のから平成にかけての日本製の様々な製品を見るとよくわかる。この頃は何に付けても日本は世界一だった、なぜそうなったのか?。それは現場の技術者のやることに幹部が余り口出ししなかったからだと考えるとわかってくる。 例えば日本の主要産業である自動車を見てみよう、この時期に造られた車には技術者の夢が詰まっていた。そしてこの夢は庶民の夢でもあった。高額な車ではトヨタ2000GT、大衆車でも日産のパオとかラシーンといった車だ。これらの車は今でも人気があって当時の価格の何倍もしている。要するにこれらの車には技術者と庶民の個性と夢が詰まっていたのだ。ところが量産車で幹部の意見が入った大衆車は多少乗ったらすぐに屑鉄になった。要するに東大出とか言われるエリートが口を挟むようになると売れない物が出来上がるのだ。 これは車などの商品に限ったことではない、例えば世界でも有数の犯人の低検挙率を誇る日本警察でも同様だ。外回りで実際に事件を担当する者を指揮しているのが世間を知らないエリート幹部ではないのか。その幹部も若くて現場経験など無く、殺人犯と対峙した事もない者だろう。これでは検挙率は下がるばかりだ。 最近の日本製の商品を見ていると個性も夢もないものばかりだ、ただ当たり触りの無い物ばかり造っているだけだ。売れないというジレンマを幹部は従業員に対するパワハラで晴らしているようでは日本企業に明日はなかろう。

【2018.11.25】
★伊那谷各地の河川の水量が激減している、このところ雨が降らないせいだが一体いつになったら降るのだろうか?。雨乞い神事でもしなければ降ってくれそうにない状況である。この異変も温暖化の影響である。 大地も肌も乾燥してカサカサなのだが、これもビジネスチャンスにしている会社も多い。コラーゲンとか保湿剤などがどんどん売れているのだ。これは不幸な人が居れば反対に幸福な人も半分有るという事でもある。 誰もが同じようにチャンスがあれば対等に競争が出来ると思うが、実は対等ではない。世の中は幸福も不幸も連鎖するという因縁を持っている。要するに不幸な環境からは中々幸福グループに移転できないのである。 今日も友人と話していたのだが、僻地や山村に住む人達は絶対に損だという議論だ。まず田舎では社会資本の利用が出来ないのだ。社会資本とは教育施設や道路それに公園といった公共的ものが利用できないことだ。またテレビ放送やラジオなども利用できない、電波が来ないのだ。テレビは自宅にアンテナを立てただけでは見えない、ケーブルテレビ等に加入するしかないのである。もちろん携帯電話も利用できないところが多い。こうして居住する地域によっても大きな格差が発生する。田舎暮らしをしたいなどと言って期待する人もあるが確実に間違いである。場合によっては子供に教育を受けさせることもままならない地域だってある、早い話が損なのだ。 この不公平はどこから産まれたかというと小泉政権時代の郵政民営化なども影響している。小さな村の郵便局がなくなる事により金融機関が皆無になった所も有る。その昔に老人達が言っていた「昔は良かった」と言葉が今も田舎を表現する言葉となる。 河川の水量が減少していると書いたが、実は僕の山小屋で利用している湧き水も極端に量が減ってきた。水がないと生活はできないから大変である。僕の実家は水道というものを一度も使ったことがない。だから自力で水源を探してホースを引いて家まで持ってくるしかないのだ。これも社会資本が全く出来ない例であろう。 ★どのような議論もこうした社会の背景を知った上で行うべきなのだが、役人を始め誰一人としてこうした環境に身を置いた人は参加していないだろう。だから馬鹿げた規則や法律が出来てしまうのである。以前にも書いたが、親が留守の家庭で子供が火遊びをすると危険なのでライターの押す重さを強くした。この先どうなったか誰もフォローなどしていないだろう。一人暮らしの老人達がライターを使えなくなりマッチを使う事になったのだ。その結果、例えば仏壇のろうそくに火を付けてからマッチの軸の処分が危険となり火事も起きているのだ。何も知らない者達に政治経済を任せると日本自体が疲弊してしまうと言う証拠である。 ★スポーツ界の暴行事件は日本だけでなく世界中で起きている。米国体操協会の元チーム医師による女子選手への性的暴行事件も発覚した。サッカーや柔道、レスリングなど暴行は日常茶飯事だが、この体験を元にしてOBが学校のクラブ活動の指導などするから暴力事件が絶えないのである。早い話がスポーツはどれをとってもオタクのやる遊びであり、全てが暴力的であると考えるべきだろう。 子供が見ているプロ野球でも殴り合いもあるのだから間違いない、こんな遊び人達に税金を投入するなどという行為は明らかに違法である。直ちに税の使途について考え直すべきであろう。

【2018.11.24】
★庭に置いてあったバケツの水が凍っていた。いよいよ冬将軍かと思いきや来週からは気温が上がるという。余り信用は出来ないが、暖かいにこした事は無い。原油価格が1バレルあたり10ドル下落したのと円高に振れていることからガソリンや灯油の価格がぐんと下がった。冬を迎えて有り難いことだ。 ★庶民の生活に暗雲を漂わせていた「大阪万博」誘致が決定したという。この巨大な資源の無駄遣いのツケは庶民に廻ってくる事を知ろう。万博工事で建設単価は上昇し庶民の住宅建設にも響いてくる、もちろん建設労働者も不足するから建築価格は更に高騰する。公共事業も建設単価が上昇し庶民の税負担が大きくなるのは当然である。大阪万博開催で我が国に何かメリットが有るのだろうか?、ゼネコンが儲かるだけという事にならないか。 世界各国の文化や科学の発展状況は万博を開催しなくともインターネットやテレビを通じて毎日目にすることが出来る世の中である。1867年に行われた「パリ万博」の時代とは全く違うのだと言う事を認識してかからなければならない。 科学と文化の発達は良いことかも知れないが、現在の社会を中心としてもう一度考えてみるべきだ、トドの詰まりは格差の拡大や戦争のための兵器の高度化をもたらしただけではないか。 戦争を先導しているのは総理大臣や大統領ではない、科学者である、戦争は彼らの研究成果を誇示する機会となっているのだ。 以前から書いているが、僕はノーベル賞というものに否定的だ、何故なら原子爆弾を始めとする近代兵器の全てはノーベル賞受賞者の研究成果なのだ。 科学者が自身の研究の脅威について反省するのは死ぬ間際である。Vロケットを始めサターンロケットの開発者フォンブラウンも湯川秀樹も死を前にしてようやく自らの愚かさを懺悔して死んでいった。しかしそれでは遅いのである、もっと速く研究をやめるべきだったのだ。 彼らの狂気を支えた脳はどれほどの人を殺したのだろうか?。今も全国に疎開して生活している福島第一原発の放射能被害者も全てこのノーベル賞受賞者の仕業だと断言できるのではないだろうか。 また世界の経済に於いても同様で、株式の取引を盛り上げて社会に大きな混乱を与えたのも実はノーベル経済学賞に輝いた狂人達のせいである。このぐらいの知識を持ってから万博誘致や株取引をして貰いたいものだ。 ★大阪万博について、朝日新聞デジタルで神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんの発言を発見したので参考に。

【2018.11.23】
★朝一で各地の情報カメラを確認すると東日本で雪景色の場所が多く見られた。お猿の温泉で有名な長野県の山ノ内町にある地獄谷野猿公園では、今迄猿は温泉の周りに来ては居ものの温泉に入ることはなかった。しかし今日は寒かったらしく始めて入浴しているのを見た、この冬初めてのことだ。見学に来ている人を見ると半分ぐらいは外国人のようだ。これからは人間も猿も温泉の季節である。夏は温泉に入る人も少なく施設は割合に空いていたが今後は客も増えるはずである。 富士山も最近は雲が多く絶景が見られなかったが、今朝は晴れ渡って逆さ富士も見る事が出来た。やはり活火山ではあるが日本一の山である、どのような季節であってもその雄大さと美しさは変わらない。 ★知り合いの人が急に入院したというので見舞いに行ってきた。なんでも市田柿を造る会社でアルバイトをしていて胸が急に息も出来ない程痛くなって緊急入院したという。そこで僕はハッと思いついた。市田柿造りの行程で燻煙という作業がある、これは皮を剥いた柿をイオウを燃やした煙で数分間燻すのだ。この時に出る煙は3秒吸っただけで苦しくなり目がチカチカしてしまうほど強烈なものだ。僕が自宅で市田柿を造るときも同様の事を行うが、ビニールシートを使って小部屋を造りその中で燻すが、イオウに火を付けたらすぐに逃げ出す。 イオウを燃やして出てくるガスは「亜硫酸ガス」だ、このガスは各地の温泉付近の地表から吹き出しているところも有り危険なので立ち入り禁止になっている。もちろんこのガスで死んだ人も多い。それほど危険なガスを扱うのだが、話を聞いてみると燻煙しているハウスのすぐ横で皮むき作業などをしていていつも煙が漏れて来ていて刺激臭がしていたという。肺炎が果たしてこの影響なのかは判らないが、農業の現場では農薬散布を始め有毒薬品を多用している。しかも安全管理が行き届いていないため病人も出るが、原因が特定されにくいので作業環境が一向に改善されないのだ。 時々マンホールの中で作業中に死亡するという事故もこうした有毒ガスによるものだ。 放射能と同じで目に見えない物の危険を五感で察知するのは難しい。亜硫酸ガスのように強烈な匂いや刺激があれば逃げる事も出来るが、こうしたガスの危険性に無知なため多少の刺激臭はあっても作業を続けてしまう人が多い。 こうした雇用環境を発見し指導教育するのは労働基準監督署だが、殆ど機能していないようだ。役所仕事に期待するのは今さらながら無理と云うほか無い、例えば小さな子供が親からイジメを受けておりその実態を確認していながら助けることが出来ないのだ。なぜかと言うと事件を貰うのが面倒くさいからだ。このような事態に対応するため近々に法改正も行われる、その内容はというと、いじめられている子供が引っ越したとき連絡をしっかり取り合うようにせよというものだ。こんな初歩的な事を今更決めなければならないほど役所仕事は怠慢と欺瞞(ぎまん)に溢れているのである。やはり役所はバカの溜まり場でしかないのか?。

【2018.11.22】
★今年の台風により数十年ぶりに大洪水が発生し道路の決壊が起きたり土地が流出する災害があった。今日はこの普及工事に付いて打ち合わせがあって南アルプス山麓の山小屋まで行ってきた。途中から雨が降り出してしまったが何とか12時には終わり昼食後に帰ってきた。 洪水が起きて災害をもたらす原因はダム工事や堤防の工事が原因である例が多い、何故ならダムなどを造って洪水をせき止めると上流側の水位が上がり左右の法面を削ってしまうからだ。 山小屋の下流に堤防を造った際に同時にキャンプ場も併設した。この時に川を綺麗にするのか遊び場にする目的なのかは判らないが、川の中にあった大きな石を取り除いてしまったのだ。このために水の流れが早くなり河床が3mも下がってしまったのである、今回もこの影響で流速が速くなり護岸になっていた土地が崩落してしまう結果になった。 治山とか治水などと云う言葉を耳にするが、明らかに山河や土地を破壊する行為に等しい。ダム建設で洪水がなくなると思ったら大間違いである、今年起きた大きな災害を見てみよう上流に有るダムが一気に放流したために数千にのぼる家屋や車が水没して大きな被害を受けたのである。これこそダムによって引き起こされた災害の顕著な例だろう。 里山を守ろうという掛け声を元に環境省を始め県などが一体となって税金を使い野生動物の殺戮(さつりく)を行ったため野山は荒れ放題になっている事を誰も知らない。要するに野生動物はヒノキやスギの林の下草を食べてくれているし、空き地の草も綺麗に食べてくれる。これによって無人となった里山でも美しく保たれ保護されるのである。 こうした自然の営みを否定するのはリゾート開発と何ら変わりない。野山を崩して単に観光目的だけの道路を造る、その結果は山麓の崩落である。道路は人が居住する人家まであれば十分なのだ。 これは観光という暇つぶしの人の為に災害が起きることを意味している、オリンピックをやって福祉を停滞させるのと何ら変わらない。 こんな無駄遣いのために国民年金に「マクロ経済スライド制度」などというものが出来た。本来ならば物価が上がれば暮らしが苦しくなるから年金も上げるのが当然だが、無駄遣いによる税不足を元に物価が上がっても年金を上げないようにしようという制度である。まさに弱い者イジメの最たるもので新聞を始めマスコミはさも当たり前のように書いている、これも蔓延している忖度そのものだろう。こうした無駄遣い政党を応援したのは他ならぬ国民である、だから日本人は世間知らずの馬鹿者だらけだと言われる由縁でもあろう。もう少し利口にならないと本来なら無料化できる医療費でさえ値上げされ、もう少し先には金が無い者は病院にも行けなくなる。 貧乏人は死んでもいいという考え方が最近の労働環境にも現れている、それは上司がパワハラをしたりイジメたりダタ働きさせても辞めないという自信があるからだ。現実に辞めたら中高年は再就職の道は狭い。なぜ日本はこんな弱い者イジメをする国になってしまったのだろうか。

【2018.11.21】
★飯田市内で初氷を観測したという、気温が0度となったが標高の高いところは確実にマイナスになっている。山小屋も−3度に冷え込んでいるが明日は5度ぐらい上がってくるようだ。明日は災害復旧工事の打ち合わせで山小屋に出掛けるが、10時頃でも5度ぐらいだと思うから一枚余分に着込んでいかねばならぬ。 ★今日も国会では毎日不毛の議論が行われているようだ。USBも知らなければパソコンもさわった事の無い人をサイバー犯罪担当大臣にしてしまったからこうした事態になるのである。どこの誰だか知らないけれど安倍首相の在庫整理内閣とは良く言ったものである。 しかし昨年は役人が絡んだ様々な事件が有った、公文書の偽造とか書き換え。さらには国有地の違法な払い下げなど国家の根幹を揺るがすような事件が相次いだ、しかし誰一人として投獄どころか罰金刑にもなっていないのは何故か?。 昨日のネットニュースでこんな記事が目が止まった。島根県隠岐の島町内の病院のトイレからトイレットペーパー(約30円)を盗んだとして逮捕された64歳の男に判決が下った、裁判長は求刑通り罰金20万円の判決を言い渡したという。こんな事件でさえ何十万円という罰金が科せられるというのに国家的な犯罪者は無罪放免とこれ如何に..まさに無法国家という名に恥じない判決ではないか。トイレットペーパーの一巻や二巻は泥棒ではない、尻を拭くのに二巻使い切ったとしたら逮捕されるのだろうか。裁判長もこの男が地位も身分も無い弱者と知っての判決だったら頭にくるが、犯人の人となりまで調べている暇はない。 それよりも公金で旅行したり、ネコババするような議員はこの例からすると死刑に値するように判例を造るべきだろう。 ★来年消費税増税があると云うが、なぜ患者が医療機関にかかる際の料金や入院料が引き上げられるのだろうか?。そもそも医療は国民の健康を守る国家の仕事である、それも忘れてドタバタに紛れて引き上げるなどとんでもない話だろう。 厚生労働省では「中央社会保険医療協議会」に諮問して了解されたと云うが、この会のメンバーは誰がやっているか。厚生労働省で指定した言わば言うことを聞く連中ばかりだろう。こんな連中に意見を聞いて料金を上げるなどという行為は国民に背を向けて医者に加担するだけが目的の行政と言える。確かに医療費は無税だから消費税が上がれば医者の収入が減るというが、それならば食品や自動車と同じように減免対象にすれば済むことだろう。政府や行政は何を考えているのか、果たして馬鹿者だけなのか、それとも忖度だけを仕事にしているのか..計り知れないとはこの事である。

【2018.11.20】
★夕方になってからメールが一切届かなくなってしまった。OCNのサーバーが倒れたようだが内容は全く判らない。ともかく今メールは欠かせないものになっていて電話の10倍以上も送受信する回数は多い。OCNのホームページをみると高負荷だと云うが、2.3日前から設備工事をしているので工事ミスに違いない。重要な取引をしている人はコンピューターと携帯電話の双方で同じように使えるメールソフトをインストールするのがいい。プラウザでも使えるグーグルのGMAILは重宝なのでこれもインストールしておきたいものだ。ともかく最近はこのメールアドレスの乗っ取りが犯罪が多発しているので注意したいが、元を正せばOCNやソフトバンクなどから情報が漏れたせいである。法律でこうした事故に対する損害補償について規定しておくべきだろう。そうでなければ情報社会の発展など有り得ないではないか。 ★今日もテレビを見る度に「ゴーーン ゴーーン」という音が聞こえてくる。まだ除夜の鐘には早いしその数も108つ位ではない。 日産の会長ともなると給料はとんでもない額で使い切れるようなものではない。しかし100億あってもカネは邪魔にはならないと見える。誤魔化してまで手に入れようなどと云う発想は日産を再建した彼には相応しくないし、拘置所に入れられた姿も想像できない。 彼の犯した犯罪はその昔堀江貴文が犯した事件と似ている、彼は、懲役2年6ヶ月の実刑判決が確定し服役した。だからゴーーンも何年かは豚箱に入れられるはずだが、そこは無法地帯ニッポンの事である。司法取引とか何とか因縁を付けて執行猶予付きで出てくるかも知れない。 この司法取引というのは明らかに警察の怠慢と操作力の不足ではないのか?。僕にも何か有ったら司法取引を持ちかけてくれるだろうか、大いに疑問である。 自動車という最も環境汚染の元凶となっている企業は巨大な組織ばかりである。この組織力と社会性それに稼ぎ頭ということも有って国から数々の恩恵を受けてきた。それに付け上がって不正や偽造を繰り返しているのも既知の通りである。巨大な企業は総身に知恵が回らないのだ。中国のように巨大な国家になるとチョットでも悪い奴はすぐに殺さないと国家の体裁が保てないのである。 月収が1億だ10億だという金額は庶民には想像しにくいものだ、カネのある奴ほどカネを欲しがるというのは昔から言われているが、最近の経済犯罪はこれを毎日のように証明しているわけだ。 高級別荘が世界に5箇所持っていても行く機会など殆ど無いだろう。会長になって何億と報酬を受け取っている会社にも月に3,4日出社すればいいところだというから羨ましい話だ。要するに名前を貸しているだけのようなものだ。 ともかく執行猶予5年よりも5ヶ月ぐらいの懲役の方が骨身に浸みるはずだから、どのような犯罪にせ実刑が望ましい。特に国会議員や役人の犯罪は全て実刑にすべきであろう。そうしなければ真面目に働いている人が可哀想ではないか。

【2018.11.19】
★僕は夏の暑さは何とか許せるが冬の寒さには弱い、とにかく寒いのが苦手なのだ。車の室温も高く設定しているので家族から暑いのなんのと乗る度に文句が出る始末である。幸に今日は雨が降らなかったので昨日入手したダイコンを洗う作業をしたが90%は妻がやっている。竿に吊して10日ほど干して水分が抜けたところで大きな樽に漬け込むのだが、ここが各家庭の味が決まるところだ。ザラメ(砂糖)と唐辛子、昆布などは当然だが、我が家では市田柿を剥いた皮を乾燥した物を大量に入れて漬ける。他の家ではナスの葉とか木の部分を漬け込む例もあるが、これも味の良い漬物が出来る。高血圧の元凶などと云われている漬物だが庶民はこれが無いと冬が越せないのである。 ★ギョウザの消費は○○県が日本一だとか、おでんを食べる量は○○県が一番などと云う調査をしている暇な省庁があるが、実はこうした調査はいい加減なもので信憑性など全く無いし、その根拠さえ無いことが判った。 これは官庁がやっているデーターねつ造のほんの一部でしかない、他の統計や調査もいい加減で都合の良い数値に書き換えられて公表されているのだ。 先日から大きな問題になっているが、外国から来た教育実習生の失踪という問題についての調査結果もねつ造されたものだと判明した。当初は給料が安いなどの適当な理由で失踪したとされていたが、実際には重労働とパワーハラスメントがなども大きな失踪原因だったのである。コキ使われた挙げ句にイジメに遭ったのでは逃げ出して当たり前だ。この調査結果を日本人労働者に適用しても同様の結果になると思う、ただし失踪ではなく精神病である。 結局国会でも問題になり野党が集計表を出せと法務省に詰め寄ると「集計上にミスがあった」と解答したと云うから、法務省という役所もバカの寄せ集めばかりと言う事である。世界に公表する重要な集計をミスするのだからバカと言われても甘受せざるを得ないだろう。 長野県でも以前同じような事件があった、技能実習生を長時間に亘って野菜の収穫に当たらせ、嫌がると叱りつけるなどの行為が行われ、更に残業代も払わないというもので逃げるにも逃げられなかったようだ。 日本は今後入国管理法を変えて外国人労働者5年間で34万人受け入れるというから、今後はもっと大きな問題になるだろう。早い話が労働者ならともかく研修生なのだから、働かせるというよりも働きながら学ぶということだろう。日本企業は世界の恥さらしであることは間違いない。如何に民間人が仲良く付き合おうと努力しても政府や企業がこのザマではなんとも致し方ないではないか。 それにしても安倍内閣の内部はどうなっているのだろうか、犯罪までもみ消してしまうのが正しい政治の在り方だと思って居るのだろうか。北方領土はともかく自身の襟を正すのが先決ではないのか。こんな国に島を帰しても正しい使われ方はしないのだろうとロシア人は思って居るのかも知れない。

【2018.11.18】
★今朝は冷え込んで飯田市内でも初を観測した場所もあるようだ。軽トラックにダイコンを一杯(150本)を積んで友人のN君がやってきた。今年は昨年より暖かく漬物用のダイコンが成長したため収穫して届けに来てくれたのだ。明日はこれを洗って10日ぐらい乾燥してから漬け込むのである。年末には旨い沢庵付けが出来上がるという寸法である。 僕は産まれてから冬になると毎日この沢庵を食べて生きてきたため、今も野菜が少ない冬の時期は必ずドンブリ一杯の漬物が出てこないと食事にならないのだ。だいたい妻と二人で一日に1本は食べてしまうから、極力塩分を抜いた造りにしている。 人間は塩がないと生きていけないなどと云う科学的な話を信じて食べ続けてているが、血圧はさほど上昇していない。血圧の上がる要素は精神的なものの方が大きなウエイトを占めているのだ。たとえば白衣性高血圧というものがあるが、これは医者に行って計ると家で計った血圧よりも10〜50ぐらい上昇するというものだ。病気は気からと言うのはこの事からも正しいことが判るのである。 ★世の中には様々な病気があるものだ、医者にも判らない症状が幾らでも有る。テレビ番組でグルメなどを食べ歩いていた食通の佐藤尚之さんは、夕食にイタリアンを味わった後に家に戻り就寝直後に気持ちが悪くなり目が覚めたが、嘔吐や全身の湿疹が出て病院に行ったが病名の診断できずに他の病院で検査を受けたという。結局は魚に寄生するアニサキスによるアレルギーの重篤な症状で一般に云う「アナフィラキシーショック」と診断された。この症状は血圧が異常に下がり、点滴や酸素吸入が必要でほったらかして置けば死に至るという。 こうした食品に関わる病気が最近は多いような気がする。僕の知人でも幼い頃にブリの刺身を食べて嘔吐したことが元で50歳過ぎまで一度も食べたことがなかったが、最近になって宴会でサシミの盛り合わせを食べたところ、その中にブリの刺身が入っており誤って食べたところ嘔吐や痙攣など重篤な症状になり病院に緊急搬送された。診断はややはりブリのアレルギー中毒であった、入院し治療後退院したときは体重が10kgも減っていた。 いま食品は農薬汚染や遺伝子組み換え食物など危険なものが幾らでも有る、そして自分の身近にも確実に存在するのだ。こうした災難を少しでも防ぐには「嫌いな物は食べない事」だ。アレルギーの有る人は始めからその食品を嫌う傾向があるからだ。 だから人は毎日薬を飲み続けたり、健康維持のためにスポーツジムに通ったりしていても突然何が起きるかは判らない。せいぜい元気な一日一日を全うせよという教えも理解できよう。

【2018.11.17】
★気温が高くて紅葉はまだか、などと言っているうちに山はもう枯れ葉だけになってしまった。今日は南アルプス山麓の山小屋に行って飲料水を汲んできたが、台風シーズンが終わってから雨が少なく乾燥しているせいか湧水の水量が減っている。朝の気温は零度を下回りこの先降るのは雪だから地下水もそう増えてこないだろう。周りの山々は紅葉も終わって葉を落とし冬の眠りに就いてあまりにも静かである。 雪が積もると故郷の山を守っている「山の神」に行くのが大変なので年越しの掃除にも行ってきた。山小屋から近いところにあるが道には草が生い茂り急な坂を登るため息切れがして死にそうになった。それでも何とか守っていかなければならないという先祖からの使命感だけで登っていった。今年も山火事にも遭わず山で怪我もせずにこの一年を終えたことだから加護としては十分だったのだ。 テレビの番組で「ポツンと一軒家」というのがある、僕は殆どテレビは見ないがこの番組は楽しみに見ている。人工衛星から日本を上空から撮った写真に到底人も行かないであろう一軒家を探して実際に現地に確認に行くという今迄になかった企画である。 とんでもない山奥の一軒家にも80歳を過ぎる人達が住んでいて、山林や畑それに神社などを守っている姿には感動する。しかし最近まで夫婦で住んでいたのが一人きりになっても山を下りないのだ。 僕の山小屋のある上村という場所にも同じように一軒家に住んでいた人が何人も居た、一人は97歳まで一人で山や畑を守っていたが昨年亡くなってしまった。 もう一人も確か96歳まで一軒家に住んでいたが昨年施設に入所してしまった。一人暮らしの殆どは女性だが、今も97歳で一人暮らしをしている男性も有るが、最近冬場は子供の家に行っているようだ。 食べるものは10日に一回ぐらい来ていた移動販売車を利用していたが、その車で売り歩いていた人も先年亡くなった。 過疎の村はいっそう過疎になり疲弊は毎日進んでいる、この結果野山は荒れ放題で、畑も草が生い茂り木まで生えてくる。僕の山小屋も似たようなものだ、最近まで草刈り機やチェンソーなど利用して草刈りをしたり山林の手入れをしていたがもう体力が限界である。怪我でもしたら一巻の終わりだ、あとは野となれ山となれ..ということだ。 この先日本中の過疎地では一人も居なくなる日も近いだろう、同じように日本の人口も減って外人でも流入させなければ国が維持できなくなると言う事か。それにしても科学や医学が発達して来た頃には利用する人が居なくなるというのもおかしな話である。 今日も伊那谷の一軒家の庭には秋の風がせっせと落ち葉だけを運んできている。

【2018.11.16】
★朝5時頃に白馬村にある情報カメラをみると霧がかかっていてはっきり見えなかったが、40分ぐらい経って霧が晴れてくると雪が朝日に輝く白馬連峰が見えて来た。スキー場が白っぽくなっているので積雪があったのかスノーマシンで降らせたのだろうか。同時刻に志賀高原の高天原マンモススキー場のカメラをみるとスノーマシンから白い雪をゲレンデに撒いているのが見えた。今年は冬が遅いが、例年ならばスキー場にも雪が積もりスキー客が来ていたのだろうか。あまり関心が無いので記録していない。 ★多くの芸能人が実際に体験してCMに出て話題になった「ライザップ」が多額の赤字を出してアップアップしているという。経営者はまだ40歳である、なぜこうなったかというと何処も同じことでカネ儲けという欲望に負けたのである。少しでも儲かると勢いに乗じて次々と他企業を買収し、気が付いたときには大赤字ということで、先人が何度も同じ事をやっても教訓にならないという世界である。 伊那谷で市田柿を扱っていた「かぶちゃん農園」も何十社という関連会社をこしらえていた。地元でもまさかこんなになっているとは誰も知らなかっただろう。欲望の挙げ句の果ては破産と言う事になる、ここで社長や経営者はどうでも良いが、会社で働いている従業員とその家族はどうするのか。経営者は考えた事があるのだろうか?。巷で経営責任という言葉を耳にするが、これは株主のための責任では無い。従業員と家族に対する責任であり、社会に対する責任なのだ。 無法地帯となった日本では今後もこうしたふしだらな企業や経営者が増えるだろう。厚生労働省はこうした経営者の責任についてもっと明確にして法的な責任を持たせるべく立法化を進めるべきだろう。特に株式会社については経営者は持っている株券を放棄するぐらいで何の責任もないというのもおかしな話では無いか。 ★昨日またバスの運転手が客を乗せて運転中に意識を失い乗客が危機一髪でバスを止めて助かったという事件が有った。たぶん所属の会社では毎朝の健康管理(チェック)をしていないか、適当だったのだろう。しかし人は時として脳梗塞や心筋梗塞などの病気になることがある、これは事前に確かめようもないが、ある程度本人は自覚して居るはずだから如何にして申告させるかという事が事故防止の唯一の手段となる。狭心症の治療をしているという事になると運転手の仕事がなくなるどころか、時には退職扱いになってしまう。だから治療していても家族のために告できないのだ。これも日本の社会福祉がおざなりにされている証拠である。 更に税収を上げるために70歳まで働こうなどと息巻いている馬鹿者たちが政治を司っている昨今だから、何をか況んやである。もしも大臣や首相が遠隔地に行くときに70歳の運転手でもOKなのか?。また海外に行くときに専用機のパイロットを70歳でもOKにするのか。運転中に居眠りしたり、操作方法を忘れてしまったらどうするのか。政府は60歳での定年を念頭において全ての政策や収支を立案すべきであろう、そうすれば役に立たない迎撃システムなど買う気にはなれない筈である。

【2018.11.15】
★北海道からは初雪の便りが届いたが平年に比べて23日も遅いという。温暖化で暖かくなっていくのは裏を返せば暖かい冬が過ごせると言う事でもある。どんどん二酸化炭素を出して車もどんどん走らせて温暖化に拍車をかければコタツも要らないハワイのような冬が過ごせるかも知れないのだ。北極の氷が溶けたって良いではないか、この先北極点に旅行する予定など全く無い。南の島が水没しても良いではないか、オーストラリアにはダタ同然の土地が幾らでも有る。日本政府だって来年の消費税増税に伴って自動車取得税はゼロにして、その他車にかかる税金を引き下げると言うではないか。どんどん買ってやたら用もないのに乗り回してガソリンを消費することが国の政策なのだ。 家庭で出るゴミも集めてしまうから焼却が大問題になるのだ、焼却場建設など困り果ててしまっている。これを各戸ごとに庭先で燃やせば巨大な焼却施設など不要ではないか。市町村は余った予算で焼却炉用のドラムカンを無償配布したらいい。 遺伝子組み換えの野菜や豆を毎日食べている人間である、多少の二酸化炭素の増加など何ら問題にはならない。また薬やサプリメントを毎日山のように消費しているのだから肝臓の問題もクリアーしている。ここに至って何が温暖化が悪いのだと(トランプのように)開き直れば世の中は怖い物なしだ。たかが長生きしてもせいぜい100年である、その生きている時間の25%は勉学に費やし、30%は寝ているだけだ。残りの20%以上はやりたくもない労働に費やすのだ。残りの優雅な時間など僅か5%しかないのである。世の中は見方と考え方を変えれば実に楽しく充実して生きられる。 アフリカの某国では平均寿命が30歳位下である、これは国民の殆どがエイズに感染していて、子供もまた親から感染するから後を絶たない。だから彼らはこの30年の間に学んで結婚して子供を育てるのだ。30歳までに何一つやり残すことが無いというのも充実した時間を過ごしている証拠である。 今の社会を見てみよう、いたずらに球場で奇声を上げサッカー場では狂喜乱舞し、疲れて家に帰れば寝るだけだ。こんな連中が死んだって何の損失にもならない悲しみも湧いてこない、ただ秋の風が一抹のホコリと共に過ぎ去るだけだ。 ★円安はそのままだが、ニューヨークの原油価格はここにきてどんどん下がっている、日本のガソリン価格も下がってきた。 アラブ等の自国の山とか地下の資源を売って暮らしてきた国々の豊かな社会もそろそろ終わりを迎えるだろう。原因は資源の減少である、例えばブルネイという国では地下資源のおかげで、国民は無税、教育費も無料、医療費も無料など殆どの公共料金は無料で有る。しかしこの環境では新しい産業など興す人は居ないからこの先資源が枯渇した時にどうするのかが大問題なのだ。いま必死になって国を挙げて考えていると言うが、今さらコンピューターやスマートフォンの生産などは無理である。新しい製品は長い基礎研究が必要だからである、一朝一夕にはカネ儲けなど出来ない。こうしてみると諸行無常、盛者必衰という言葉が思い起こされる。鎌倉時代には既に今の社会をも包括する思想があったのだ。

【2018.11.14】
★飯田市内にステーキの専門店「いきなりステーキ」が今月12日に開店した。かねてから友人のN君と様子を見に行く約束をしていたので今日行ってきた。11時半に店に到着したがまだ開店から3日目とあって混雑している。しかし店内で5分ほど待っていると席が空いて座ることが出来た。この店舗には立ち食いするようなテーブルは見当たらなかった。席で待つこと15分、ようやく肉が来たと思ったら後から来て真正面に座った人に配達された、たぶん間違いではないかと思っていたところ店員が飛んで来て引き上げていった。更に待つこと10分、ようやく注文の品が届いたので肉にナイフを入れてみると、レアーを注文したのだが何と中まで火が通ったウエルダンではないか。肉を交換することになり更に待つこと5分、ようやく食事にありつけることが出来たが30分待ちであった。ホールの店員もまだ仕事を始めたばかりで要領が悪いのは仕方がないだろう、昼時ともなれば注文や配膳それにレジなどで混雑してしまう。今日食べたのはリブロースステーキ300gとライスとスープとサラダのセットだった。僕はこの店に行くのは初めてだったが、前もって会員になっていたので誕生日の月だったこともあり500円のサービス券を貰っていた。またシニア会員の年令に達していたのでシニアマイレージというカードも発行された。シニア券を持っていると待合室に大勢順番待っていても優先的に席に着くことが出来るというのだが、それほどまでしてしょっちゅう食べる気力もない。この店の客層を眺めたところ、男女の比率は半々で30代から40代の人が大部分を占めているようだった。 飯を大盛りにしたため家に帰ってから血糖値を計ったところ極めて高い値だったため1時間ほど2回目のウオーキングに出掛けた。近くに同級生が住んでいるので寄って30分ほど話し込んでしまった。彼も血糖値が高く毎日薬を4種類も飲んでいる、やはり食後は血糖値は200を遙かに超えるというから僕も似たようなものだ。U型糖尿病は甘い物や御飯やパンなどを食べなければ一日で正常値に戻る。僕もウオーキングから帰って計ってみると100も下がっていた。しかし夕食は野菜だけにするつもりである。 ★来年には消費税の増税が行われるが、今迄何度も税率を上げてきたが国庫に入る税金は増税前と殆ど変わっていない。税を上げると消費者は買い控えるからだ、何故なら税は上がっても給料や年金は上がらないからである。結果的に税率を上げても何の効果も見込めないと言う事である。それでも増税しようというのはどうしてだろうか。今回議論されている税控除の内容を見ればすぐに判る、税を免除されるのは一体誰なのか..マスコミである。新聞や放送など公共性があるとか何とか屁理屈を付けて増税しないのだ。これは政府に対してマイナスになるような記事を書くなと言う事への暗黙の報酬である。だから僕が以前から書いているように、新聞やテレビなど信用してはいけないということだ。同じ政策に対する街頭インタビューでも、政権に賛同するような意見は必ず多くの時間を費やす。今の日本の新聞やテレビはマスコミなどという言葉さえ不向きであろう。 このような政府のマスコミ対策は第二次世界大戦前から盛んに行われ、その結末は玉砕しても勝利したという真逆の報道を繰り返し続けたのだ、数百万人の国民の命を奪ったのは政府とマスコミが犯人なのである。

【2018.11.13】
★汗をかかない程度の暖かさでウオーキングの一番し易い気温だ。良いことであっても長期間続けていると時々肩や腰が痛くなって病気みたいになってしまうことがある。だからといって怠けると長続きはしない。 日本地図を造った伊能忠敬は、17年間にわたる10回の測量で4万キロ以上歩いたという、当時の平均寿命を大幅に超す73歳まで生きたのも徒歩の効果だろうか。今ならば100歳を超す長寿である。彼の産まれたところは九十九里町というから歩くことが天命だったのかもしれない。ちなみに僕は1年間に約2,000km歩くから一日あたり5.5kmである。足腰の痛みが出るのも70kgの体重を毎日数キロも移動させるのだから病気を呼ぶかも知れないという危惧もあるが、これも半分は惰性というものだ。 ★巨大な帝国にも落日は必ず訪れるものだ、それは古代史を研究するまでもない事実である。強大な力を誇れば誇るほどに崩壊し始めると止めることが出来ないのだ。こうした没落の影には必ず女ありと言われるが間違いであろう。例えば楊貴妃は唐の皇帝「玄宗」に嫁いだというのも間違いで、元々息子の嫁だったものを奪い取ったのである。その結果老体の玄宗は楊貴妃の機嫌を取るべく一族を高い官職に就けたために他の者達から反感を買ったのが没落の始まりだった。要するにトップに立つ者の判断が間違っていたのだ。 アメリカも巨大な帝国となったが、いま国家は完全に真っ二つに分断されている。要するに南北戦争も起こりえない状況なのだ。トップに立っているトランプという人物もこうした時代に現れるに足る者で有ろう、何故なら国家の分断をより明確にして双方の戦意を煽ることに長けているからだ。 アメリカの富が集まっているロサンゼルスは火災により今も焼け野原になり緑の野原となる途中である。後は野となれ山となれという諺通りに自然の画策は続くのだ。 日本では国を二分するような意見の対立が有っても人が殺される事は無いがアメリカは別だ、意見の食い違いは日常的に殺人に繋がっているからだ。これも銃を携帯することが合法なアメリカの法にも問題が有るとされるが、殺す気が無ければ発砲はしないだろう。銃が悪いのでなく人間が悪いのである。日本を例に挙げれば銃など持っていなくても10人、30人という人が一度にナイフや包丁で殺されている。スイスでも銃は各戸に一丁はあるし、13歳になれば銃の競技に出場も出来るが銃による殺人事件はゼロに近い。この原因はスイスが中立国家であることだ、要するに国民皆兵であり、国民全員が銃を扱えることを国が推奨しているため、銃とか発砲とか死というものについての教育が行き届いているからである。 なぜ日本は中立国家を謳いながら国民は誰も銃が扱えないのだろうか?、そしてなぜ警官と暴力団だけが銃を所持しているのだろうか?。たぶん自衛隊を兵隊として認めようとさせるためなのだろう。女性も銃の所持をしていれば痴漢やストーカーに殺される前に何らかの対応できるであろう。自分の身は自分で守れというならばこうしたことも念頭に置くべきであり、土石流災害や台風などから身を守るのと何ら変わらないものだ。

【2018.11.12】
★先日伊那谷南部の阿南町に行ったとき村役場の近くにある「深見の池」の近くを通ったので写真を撮ってきた。阿南町には義母が入所している施設があるため月に二回はこの場所を通るが、空気が澄んでいて南アルプス山麓まで見渡せることはめったにない。農家も秋の収穫がほぼ終わって全体が静まりかえっているようだった。 伊那谷は市田柿の収穫も終わり皮を剥いてから20個位を一本の糸で縛り吊して乾燥する仕事の真っ最中だ。専用のハウスや田畑に造ったビニールハウスの中は黄色の柿で溢れているが、今年は気温が高く推移しているので農家は神経を尖らせているようだ。僕も毎年友人から500個位購入して干し柿作りをしているが、今年は猫が三匹家に来たために干す場所が無くなったためにやめた。干し柿は糖分が相当高く血糖値の高い人は避けた方が良い食品になっている。目の前にあると手が出てしまうので造らなかったことは正解かも知れない、これも猫のおかげである。 ★太陽光発電は石油などの化石資源を使わないためCO2が出ない。政府は10年も前から補助を出したり、貧乏人から毎月の電気料に再生エネルギー利用のための料金を上乗せしてきた。しかし大規模な太陽光発電業者は廃業したい会社ばかりだし、新規に太陽光発電を計画していた会社の殆どはその計画を中止している。何故なら買い取り単価を低く抑えられた挙げ句に真夏の発電出力が最大になる時間帯に電力会社から買い取りを拒まれているからだ。何の為に政府はCO2の抑制を打ち出していたのだろうか。単に外国に対して環境問題のPRの為だけだったのか。 日本は火山が各地に多数存在している、ここでなぜ地熱発電が出来ないのだろうか?。富士通などは地熱発電施設を多数建設しているが殆どが外国である。電力会社もなぜ地熱発電を計画しないかと言えば、火山が有って温泉が出るような場所は国立公園か国定公園になっていて国から許可が下りないのだ。しかし公園や景観に全く影響を与えない場所でも許可が下りないのだ。理由は原子力発電所の稼働を増やすために建設をすすめるためだ。こんないい加減な政策で電気料金の上乗せなど以ての外であろう。低所得者イジメもいい加減にして貰いたいが、これらも馬鹿者役人が考えた結果だろう。 こうしたいい加減な政策は電力会社が利益優先経営に走ることを推し進めてしまった、その結果先の北海道地震の時に大停電を引き起こしたのである。僕が思うに大停電を想定した試送電訓練などもしていなかったと思われる。こうした訓練は定期的に行っていないといざという時に右往左往するだけで復旧が進まないのだ。

【2018.11.11】
★今日も気温は20度超えとなった。飯田市上村下栗の情報カメラを見ると南アルプス山麓は紅葉が真っ盛りだ。僕の同級生もこの紅葉を見渡せる急斜面に数人が暮らしている、春も夏も過ごしやすくて良いが、この紅葉を最後に生活は変わってしまう。厳しい寒さと雪との戦いである。僕は毎日このカメラを見ながら友の顔を思い出している、何故そんなことをしているのかといえば、ここに住んでいる友との学生生活を思うと同時に僕の青春を思い起こさせてくれるからだ。これは回春の大きな役割を果たしているのは間違いない。 ★捻挫していた足も多少良くなってきたのでウオーキングを再開しヤギが居る場所まで行ってきた。4日ぶりなので大いに喜んでメーメー鳴いて迎えてくれた。気温も高くウオーキングには何の文句も付けようがないのだが、この暖かさは農業にとってはマイナス面が大きいと昨日書いた、しかし庭木にも影響があるようだ。我が家の庭のサザンカは咲き出しているし、夏に咲くバラも何輪も咲いている、蕾みも有って来年の開花に影響があるかも知れない。小柿(直径1センチぐらいの柿)も植えてあるが食用ではない、昔から農家は木材や家具を虫から守る為にこの小柿を絞った汁を塗っていた。僕はこの柿渋を使うことはないが、霜が当たると甘くなって食べられるから植えている。多少渋みははあるものの自然にある果実は健康にも何らかの効果が有るように思えるからだ。早く霜が降りないと小柿は全部落ちてしまう。 いま薬局などで売られている薬や医者が使う薬も本を正せば自然界に有る草木の効能から発見された物ばかりだ。その成分を抽出して科学的に合成して薬にするから副作用も大きくなる。中にはアマゾンの奥地の少数民族の祈祷師が病気を治すために使っている草木を拝借して研究したところ、素晴らしい薬効が発見され使われている薬も有る。 祈祷師は跡継ぎだけに伝える極秘情報を元に何代にもわたって受け継がれているが、その極秘情報とは自然の中に有る草木の薬効と病気の症状との関係を伝える内容である。その知識を持って病人の治療に当たるが、殆どは治ってしまうと言う。また治らない病気は患者に精神的な安らぎを与えて天命を全うさせるのだ。本来の医療行為とはこのようなものだろう。 脳外科種の手術にしても今に始まったことではない、紀元前の頭蓋骨を調べて見ると骨を割って中を治療し再び閉じた治療跡が発見されている。たぶん今の治療と殆ど変わらないものだったと推測できる。 早い話が、薬も医療も一見進歩しているように見えるが以外に昔とそう変わらないものだったのではないか。人間はカネ儲けと権力獲得に多くの脳を使っているだけで人間としての進歩などはゼロと言うのも間違いではないだろう。

【2018.11.10】
★暖かく過ごしやすい一日だった。農業をやっている友人が大きなダイコンを数本持って来てくれた、この暖かさで漬物用のダイコンが育ちすぎて困っているのだという。何故かというと漬物用は太い物は芯まで漬かりが悪いのでスラッとした物が好まれるし、漬けてから気温が上がると酸っぱくなって食べられなくなってしまうからだ。農業は寒すぎるのも困るが暑すぎるのも困るのだ。19日の週になれば多少冷え込むというのでダイコンを抜いてきて漬けるのは20日頃になるだろうか。今年も100〜120本漬けることにした。 ★外国人を始めとする旅行者が増えて民泊希望者が増えた、政府は法改正して増やそうとしたが..やはり現実を知らないものが法律を作ったり変えても何の効果もないことが立証された。いわば民宿なのだが、治安がどうとか住宅地域では60日しか営業できないとかいう規制が山ほどあって施設の数が増えないのだ。本気で増やそうというならば規制など撤廃し、治安は警官が数時間おきに巡回するなどすれないいではないか。そうでなくとも治安の悪い地域は定期的な巡回が当たり前だ。事件が起きてから騒ぐのではなく未然に防ごうという考えがないのだ。警官が不足するなら、機動隊とか皇宮警察の暇な者達を柔軟に運用し活用することを考えないのか。 火災多発期には消防車が巡回して防火を呼びかけているが、彼らも機能的に参加すれば治安はもっと増し民宿も安全に開業できる。早い話が大きなホテルの宿泊人数が減らないように考えられた法を持って民泊を増やそうという魂胆にも原因が有る。他の法律も大企業優先に作られ、あるいは改正されているものばかりだ。大店法の規制緩和も同様で地方の小規模な販売店が殆ど破産してしまったのも原因は此処にある。この結果買い物難民は増える一途であり福祉福祉行政にも逆行しているではないか。 日本の技術革新は小さな町工場で生まれている物が多い、だがその町工場は大企業優先の政策により多くが破綻してしまった。この大企業優先は目に見える物ではないし法的に記述されているものでもない。例えば官公庁への物品の納入は小さな店には見積もりも来ない。公共工事も同様で工事をする力を持っている建設会社でも入札に参加させない。その結果大企業の下請けとなるのだ。 なぜこのようになるかと言えば、発注者が大きな会社に任せておけば安心できるという事なのだろう。小心者に法律を作ったり改正したりするような仕事をさせてはならないと言う事だ。 【208.11.09】
朝からあいにくの雨だったが足を痛めてウオーキングが出来ない状態だったので助かった。雨でも雪でも台風でも怠けて休んだらもうお終いである。捻挫をしたというのは、そろそろ少し休んだらどうかという体からの警告なのだと考えればいい。しかし新しい万歩計を買ってから2年半、既に4,600kmを走破し、徒歩で四国八十八札所順礼の距離である一周1,200kmを4周目にあと200kmに迫っている。何とか今年中に完走したいという愚かな考えに対する戒めなのかも知れない。世の中にバカは山ほど居る、宇宙バカに政治バカ、野球バカに釣バカ..ウオーキングも健康という名目にこじつ付けたバカの仕事かもしれない。 ★今日は中先生と会食ということで飯田市内の「金満」という天麩羅専門の店に出掛けた。この店によると開業から150周年だというから明治元年から営業を始めたようだ。飯田市でも有名な店だ、今日のメニューにもこの150周年記念の天麩羅料理があったのでそれを注文して食した。巨大なエビやアナゴなどが食べきれないほどあって久しぶりに一流店の天麩羅を楽しんで来た。 しかし名店というのはそれなりの自信と拘りがあって味に妥協しないのがいい。最近はどこかに新しい店が出来てもSNSなどで話題になり行ってみても期待外れが多い。世論に流されやすい日本人の性格がここでも如実に表れているのだろう。しかし2年ぐらい経ってもう一度行ってみると既に違う店になっているという例が多いが、それも新しもの好きが盛り上げただけの結果だったのかも知れない。 この伊那谷の山間部には都会から来て住み着いて料理店を開業している人も多い。彼らはそれなりに拘りを持っていて常連客も多く料理にも拘っている。米から野菜まで全て自家で造って提供している料理店もあり食べてみても中々のものだった。 世の中の仕事を始め殆どの物事は拘りが先行するのがいい、いやいややっていたのでは長続きしないのは当たり前だろう。この拘りを如何に人生の中に獲得していくかが問題なのだ。 刑務所から脱走して自転車で旅をしていた者も有ったが、彼もこの自転車旅行をしたいという夢に対して拘りを持っていた筈である。 そう言えば今日食事をした店のオーナーは自動車好きで随分拘り代をPC払って入るようだ。ジャガーを入れた車庫にはエアコンも設置してあるという。要するにこの拘りも天麩羅の拘りも人生にとって無くてはならないものなのだ。 僕も様々な物に拘り続けてて来たが..貯金などを失った結果について全く反省しないどころか良かったと思って居る。

【2018.11.08】
★昨日右足を痛めたのが悪化してきた。昨日側溝に右足を落としてから後約5km歩きながら写真を撮って廻ったのだが何ともなかった。しかし昨夜から痛み出し今日になるとどんどん痛くなってウオーキングに行く事も出来なかった。何とか治そうと午後になって近くの温泉に出掛けたが、一度行ったぐらいでは治る筈もなくまだ痛い。骨には異常なさそうなのでその内に治ると思う。 それにしても今日の青空と気温は春が来たかと思うほどだった。しかしあと4ヶ月もすれば本物の春が来るのだからコタツに入って待つとしよう。 ★日本企業の堕落ぶりは目に余るものも有るが、大学というのもいい加減なものだ。特に最近注目されているのが医学部入試だろう、東京医科大を例に挙げればこの2年間で101人が合格点に達していたにも関わらず不合格にしていたという。特に医学部というのは試験も難易度が高く志望することさえ二の足を踏むほどだ。それをさじ加減で落とすという神経はどういうものなのだろうか?。特にこの101人の大半(67人)は女性だったという。最高学府の仕業にしてはお粗末なものではないか、特に先月就任した林由起子学長は記者会見で101人という人数について数の多さに驚いているとコメントした。学長というのは何を持って学長なのか、たぶん現実は飾り物でしかないのだろう。前学長はこうした不正を知っていたのならば明らかに人格の崩壊であろう。こうしたいい加減な入試の現状は裏口入学が今も多数行われている事を示唆するものだ。恐らく東大や京大でも国会議員や大臣などの口利きで入学する者があるのだろう。 制度を変えて卒業試験で落とすという方法も考えられるが、ここでも不正が行われるから何の解決策にもならない。それよりも公務員に大学卒業者は採用しないという規則にした方が不正は減るに違いない。ともかく巨額の税金が投じられている大学は今後縮小する方向にすべきだろうというか確実に淘汰される。こうなったら不正はもっと起きるに違いない、やはり大学は馬鹿者しか造らないのだろうか?。 ★トランプ米大統領は自身の犯罪(ロシア疑惑)を調査に前向きなセッションズ司法長官を更迭した。また最高裁の判事も入れ替えて自分の身方を投入し多数派にしてしまった。こんな事が簡単に出来るのは法が間違っているからだろう。日本でもトップクラスの法律の専門家三名が3:0で明らかに違法だと結論を出してもゴリ押しして法解釈をネジ曲げるという事件も現実に起きている。明らかに世界の国々の体制は独裁色を強めているが、この原因は何だろうか?。庶民が弱くなったからか、スポーツを推進して国民の目を逸らしているからか?、政治に関心を持たない人が増えたからか?。要するに政府の推進する政治無関心人間を造ろうと言うプロジェクトの成果であろう。 その結果、民主主義は崩壊し、非核3原則も消え失せ、三権分立さえ幻となってしまったではないか。 要するにカネに左右されなければ生きていけない人間だらけになったと言う事だろう。真の平和は既に縄文時代と共に消え失せてしまったのだ。

【2018.11.07】
★飯田市内で紅葉の名所と言えば風越山麓の姫宮神社周辺だろう。毎年地元の有志によってライトアップされているというが..夜になってから行ったことはない。朝からカメラを3台持って出掛けたが、あいにく薄曇りである。森の中だけに紅葉に光が廻らず気に入った写真が撮れなかった。ウイークデーとあって周辺を歩いている人は確実に還暦を過ぎた人ばかりだった(僕もその仲間だが)。この場所は太陽の位置の関係で午前中だけが撮影に適している、午後になると薄暗くなってしまうからだ。 写真を撮る前にいい餌が見付かったので近くのヤブの中に入り、ヤギの餌(ヨモギと葛葉)を取ってから後ろ向きになって土手から道路に下りようとしたところ、側溝があったことに気が付かずに右足だけ落ちてしまった。一瞬何が起きたかわからないぐらい驚いた。その時点では何ともなかったが夕方になってから足首が痛み出してきたのだ。すぐに痛みが出てこないのは老化現象によるものらしい、きつい仕事をしても翌日ぐらいまで何ともなくて翌々日になってから足腰が痛み出すのである。 最近のテレビで高視聴率の番組は健康問題を取り扱ったものだ。こういう運動をせよとか、こういう食事をしなさいとか..よくもあれだけの話題を集めたものだ。これは老人ばかりになった日本に必然的に起きた現象だろう。放送後にスーパーでは紹介された食品は一気に品切れになるのもうなずける。僕も一度だけ寒天を買いに行ったことがあるが放送後1時間で既に売り切れていた。 ★アメリカの中間選挙は下院で民主党が勝利しトランプ大統領の独裁政治はある程度制限されるだろうと期待できるようになった。これ以上に暴走を許したら世界は混迷を深め戦争の危険度も大きくなるのは必至である。アメリカは大統領の権限が大きすぎるのではないか?。若しもヒトラーのように狂人になったとしてもその判断に従わなければならなくなる危険度が高い。一人が3軍(陸.海.空)の最高指揮官というのも考え物である、日本も同様だろう、既に文民統制は影も形もなくなっているからだ。 言葉という最高の伝達能力を持っている人間が殺し合って問題解決するなどは豚位下の行動である。殺し合いというのは殺人の応酬である、どのような理由があろうと殺人罪は適用されるのが法の原点というものだろう。 最近のニュースを見ると親族犯罪が多くなってきている、暴力団の殺し合いのニュースより遙かに多いではないか。一般の人間が暴力団を超えた凶悪性を持って来た証拠だろう。気に入らなければ殺す、殺したいから殺す等というのは暴力団にも劣ると言うことだ。また子供達のイジメによって自殺に追い込む殺人行為も増えているが、昔より遙かに陰湿になっていると言う事だろう。更に見て見ぬふりをしている大人の存在も殺人を助長する結果になっている。 世の中が平和になって戦争が皆無になっても殺人は確実に起きてしまうと言うことを戦後70年の歴史は教えてくれたのだ。

【2018.11.06】
★久しぶりの雨になった。気温も上がって「冬来たりなば春遠からじ」みたいな感じだ。明日は立冬だがこのまま行くと暖かい冬になりそうだ。しかし暖かいと言う事は南から風が吹いてくると言うことだから空気は湿っている、だから大雪が降る恐れが多分にあるのだ。夏の集中豪雨では大勢の命が奪われたが、冬もこの雪によって多くの命が奪われる。雪下ろしやスリップによる交通事故など多々有る、要は雪も殺人の要素を持っているということである。 僕の知り合いも雪道で転んで脊椎を痛めて亡くなるまで車椅子だった、また檀家になっている寺の和尚さんも墓場に行く坂道で尻餅をつき腰を痛めてもう3年以上も医者に通っているが思うように回復していない。腰を痛めて歩行が困難になったり運動できなくなると副次的に病気が出てくる。運動不足による肥満である、肥満になると肝臓を痛めたり糖尿病になったり高血圧になったりする。一般的な肥満はかえって長生きする事が統計で判っているが、怪我などによる肥満は寿命を短くするようだ。 人間多少カネは無くとも「無事之名馬」という格言もあるように元気でいることが一番なのだ。 ★少子化問題に政府は多額の税金を使って何をしているのか我々には全くわからない。目先の何かを替えただけでは効果など全く無いから、税金をドブに捨てているようなものだ。少子化対策の解決策として外国人労働者を大量に入れるのも問題が大きい。企業で働かせて納税額を確保しようと言うだけのことだ。日本人であっても失業していてハローワークに通っている人は何十万人も存在しているからだ。 先日この伊那谷でも市田柿の10%以上を生産している「かぶちゃん農園」(ケフィア)が破綻し数十の関係会社を含めて数百人の失業者が既に出て居る出るということである。 政府も少子化を真剣に考えるならば、例えば大学に保育園を併設するということなどは効果が大きいのではないだろうか。アメリカの大学ではこのような施設が併設されているのは当たり前だと聞いたことがある。 カネ(子ども手当)さえバラ撒けば人口が増えるなどということは考えにくい。意味のない税金のバラ撒きは与党の選挙対策であり政治腐敗の元凶となっている。 アメリカでは明日中間選挙の結果が出ると言う、関心が最も高いのが株で遊んでいる人達だろう。このままの政権運営が続くと日本でもガソリンの値上がりによる低所得層への負担が増大し、格差社会を助長することになるのは火を見るよりも明らかである。

【2018.11.05】
★今夜から雨になるということで気温も上がって来た、今後1週間は暖かい日が続きそうだ。 アメリカの核保有国イジメによって石油価格は高騰を続けている。現在の石油価格はオイルショックの時よりも高値になっているのではないか。今日近くのセルフスタンドで車に給油してきたが、レギュラーガソンリンが一般売りで1リットル161円、会員価格が159円である。ちょっと離れた場所にレストランが出来ても車で出掛けたら飯代よりガソリン代の方が高く付いてしまうではないか。ガソリン価格が高騰すると野菜や魚の運搬費が同じように高騰し食料品の価格も連動して高騰する、庶民にとっては大きな問題である。 核を世界一大量保有しているアメリカが北朝鮮を始めイランなどの国に核放棄を求めて制裁するという構図は明らかに間違っている。アメリカの中間選挙でトランプ大統領支持派がどの程度の数になるかが注目だが、損する人が有れば反対に儲ける人も同数ぐらいある、損得勘定だけの選挙はその人数を把握するだけのことなのだ。 日本も同様であり大臣や議員が何をしようが儲かる方に投票するという事に変わりない。要するに選挙の原点は何なのかが判っていないのだ。選挙を単に人間の浅はかな欲望のはけ口にしてはならないのである。だから損しても良いのかという議論になるが、結局は世の中に正論は二つあるという現実に戻ってきてしまう。 ★来年には携帯電話やスマートフォンの通話料が安くなると言うが、政府には儲けすぎている企業に対して法改正などして是正する働きをしなくてはならない。通信会社は明らかに設けすぎであろう。設備さえすれば後はほったらかして置いてもカネが転がり込んでくる。特にNTT、ドコモは我々がその昔投資した固定電話の権利料金を払い戻さないままチャラにしたのだからタチが悪い。たぶん今の価値にしたら20万円ぐらいだろうか。いわば債権と同じなのだから払い戻すのは当たり前だろう。こうした巨大企業を保護するのは国策だという時代はもう終わった。 日本の土地も会社も外国に買い漁られているではないか。シャープが台湾企業に買収され、東芝のパソコン事業はシャープが買い取った。だからダイナブックというパソコンは日本の物ではなく台湾のものだ。しかし一般に買う人はどこで造ったのかなど知った事ではない、性能が良くて安ければ誰でも買ってしまう。それが台湾だろうが中国だろうが関係無い。 政府は外国人労働者の受け入れを増やすという、要するに日本には働き手が少ないのだ。だから公共事業も外国企業に発注すれば半額で完成出来るだろう。しかしこれでは日本人労働者が困ってしまうような気がするが間違いである。公共事業が半額で出来たら税金が安くなるように国民全体にメリットがある。恐れるだけで無く日本人には日本人しか出来ない仕事がある事も忘れてはならない。ちなみに僕は韓国製のスマートフォンを使っているし、数台有るパソコンも90%は台湾製である。

【2018.11.04】
★あと1週間ぐらいは暖かい日が続きそうだ、冬になってからの暖かさは寒冷地に住む人にとって救いである。しかし寒冷地では古来からそれなりの地場産業があって、冬は冷え込まないと困るのだ。諏訪周辺では寒天造りが盛んだし、伊那谷では市田柿を乾燥させるために冷え込みが必要だ。気温が上がって来ようものなら扇風機を回さねばならない、でないとカビが生えてしまうのだ。 僕も個人的に市田柿を毎年500個位造っていたが、今年は猫という家族が3匹も増えたので造る暇が無いのでやめた。とにかく皮を剥いて干して白い粉がふいてくるまでには相当な手間がかかる、だから高価なのも当然である。 ★何に付け平成最後と言われる昨今だが、新しい年号に変わるのもあと半年となった。既に来年のカレンダーは販売が始まっているが、困るのが手帳や家計簿などの会社だろうか。どうせ変わるのが判っているのだから早急に公表するのが正解だろう。何かもったいぶっているような気にもなるが、誰がどのようにして決めるのかも判らない年号であることはともかく、コンピューター全盛時代には相応しくないのだから政令などで年号はあくまでも補助的に使用し、通常は西暦に統一する事にべきだろう。メートル法と尺貫法を同時に使っているようなものだ。様々な公的な文書などで西暦と年号の記入方法がいい加減に交錯していて書き損じる事が多々有るし、だいいち年号を記憶するのが面倒くさいのである。 ★一躍有名になったスーパーボランティアの尾畠春夫さんが大分県から功労者表彰を受けたという。こういう人にこそ陛下から勲章を授与すべきではないか思うが如何だろうか。自分の生活に精一杯で他人のことなど思い計る余裕など無い人が多い中で、裕福でもなさそうな彼が体を張ってやっている行動はカネだけに執着している者達の鏡だろう。 しかし今年起きた様々な事件の舞台が山口県周防大島という島に集中していたことも何かの因縁だろうか。二歳の子供が行方不明になり、この尾畠春夫さんが発見したのもこの島である。また大阪府警富田林署刑務所から脱走して自転車旅行を続けていた樋田淳也の事件もこの島から始まった。更にこの島に通じる一つだけしかない橋にドイツの貨物船(2万5千トン)が衝突して水道管が破損し島中が断水になった。10月22日から今も断水が続いていて12月迄復旧出来ないという。水という重要なライフラインがこんなに長期間に渡って普及できないのは何故だろうか。仮の消防ホースのようなものでも良いから何本も接続して送水できないか。橋を片側通行にして塩ビ管で送水できないか?。東名高速が崩落したときは数日で復旧し舗装まで完了していたことを考えると何か知恵が足りないような気がしてならない。ともかく災難というのは特定の人とか地域とかに集中的に襲いかかるような気がする。神の考えなのだろうか。

【2018.11.03】
★文化の日は特異日である、70%前後の確率で晴れになるというが、実際に3日に雨が降った記憶はあまりない。飯田市のリンゴ並木では「飯田 丘のまちフェスティバル」が開催され露店が出て大勢の人で賑わっていたようである。僕はこんな日は南アルプス山麓の山小屋に水汲みに行く、周りの冬の準備もあるから忙しい。野天風呂の水抜きなどして紅葉の写真を撮ろうと行ったのだが今日は晴れ間が出なかった。紅葉も晴れないといい色が出ないため今年はあまり多くの風景を撮影できなかった。でも今が丁度良い時期で、あと1週間もすればお終いである。 去年と変わったことと云えば交通量が極端に少なかったことだ、要するに観光客が減っているのである。原因はしらびそ高原に通じる幹線道路が台風の大雨で崩落し未だに復旧出来ず通行できないことと、観光の中心となる「しらびそ高原ロッジ」が従業員とのトラブルが有り閉鎖されレストランすら営業していないからだろう。重要な観光資源だっただけに残念である。 ★冬を迎えて灯油価格が高騰しいリットル100円に近づいている。財布の中身が寒いところに暖房費節約では身も心も冷え切ってしまうではないか。大富豪のトランプ大統領のやる事は側近でも理解しがたいと云うが他人なら全く理解できない、自分だけ良ければいいのだという資本主義の悪の部分の信念が貫かれているのだ。こういう人物が大統領になるのは世界にとって明らかに好ましくない。持てる国が私財を投じてでも世界の飢えをなくし平和をもたらそうとするのが21世紀の世界が求める国の形である。もちろん日本も例外ではない、金持ちが社会を牛耳ると今の日本社会のようになってしまうのである。富豪は努力の結果である人も多い、だから富豪になっても構わないが忘れてはならないのが「実ほど頭を垂れる稲穂かな」という金言であろう。頭のいい人達だろうからそのぐらいしか掛ける言葉ははない。 しかし誰もが平和に暮らす時代が来るだろうかという疑問がある。幾ら国から生活費を全額支給しても遊興に使い果たすような人も存在するからだ。保護してもしきれないというのだ、こうした人物が平和を乱す素因となるのは間違いない。どうやって排除するのかという議論も必要かも知れないが、たぶん無駄であろう。血管の中に悪玉菌が皆無となると人は死に至るように、社会にもそれなりの悪玉菌を許容する事が不可欠かもしれないからである。おおよそ人間という知恵遅れの動物のやる事だから我慢するしかないのだろう。

【2018.11.02】
★秋の野原が淋しくなっていくのはタンポポの花がなくなってしまったからだろうか。雑草でもあの黄色は風景になくてはならない色なのである。この寒さの中でもまだ元気に咲いている花を見付けるとついガンバレと声をかけてしまう。雑草こそこの地上に最も必要な植物ではないのか?。薬草もあれば食用になるものもある。特に繁殖力の良い葛(くず)は根を掘り起こして摺り下ろして乾燥すると葛粉になる。これは血管を強くしたり血行を良くする効果が有ることが知られて居る、昔は風邪を引いた時など母親が野から掘ってきて葛湯にしたりして飲んでいた。昔の人達はこうした野草の効能について熟知していてそれなりの症状に合わせて利用していた。殆どの人はそれだけで病気を治していたと思う。 昨日ここで、「もう一度小学校からやり直すことを勧める」という事を書いたが、人は親や周囲の人から様々な知識と常識を学ぶ。それは中学校以前に殆ど身に付く知識だ。だから小学校からやり直せということになるのだ。昔は農繁期には学校が1週間ぐらい休みになった、家族と一緒に仕事をしながら様々な事を学ぶ機会なのである。今こそ各地方に於いて特産物の収穫時などには農繁休みを設定しても良いのではないだろうか。サラリーマンの家庭だから無理だと文句も出るだろうが、父母もどうやって解決して良いのか判らないからだろう。実家にあずけてみるとか、専門に教える学校に入れるとか、田舎に短期留学するとか..幾らでも考えられるのだが。危険ではないかという話も出ようが、学校に行く通学路の方が危険度が大きいのだと言う事実も知っておきたいものだ。 先日は友人のN君の畑に行って柿を採ってきた、富有柿と蜂屋柿(はちやがき)だ。伊那谷は毎年この時期は市田柿を始め柿を採るシーズンだが、僕が歩きながら見たところ、特に市田柿は採る人が居ないのか、干し柿造りを止めたのか1個も収穫されていない木が山ほどある。こうした柿を子供の実習用に使っても良いのではないだろうか。本当の知識とは食物を如何にして手にするかということでもある。 ★女は強い、とにかく世界中の統計でも男より長生きだ。黙々と作業しても余り疲れた様子を見せない。昔から鬼婆という言葉はあるが鬼爺といいう言葉はない。どこの家でも結婚してから経過年数に比例して強くなっていく。武田鉄矢の三枚おろしをラジオで聞いていているが、彼も奥さんの前では借りてきた猫のようだ。 中国で先日起きたバスが川に転落して15人以上が死んだという事故が起きた。バスに付いていた監視カメラを見たところ女性の乗客と運転手が口論となり、女が携帯電話で運転手の頭を叩いた事が原因でハンドル操作を誤って川に転落したのという。女が強くなると国は崩壊すると云うがまさに事実であろう、大阪城が落城したのも女がトップに立ったからだ。国会でも女性大臣がカネにまつわる事件を追及されているし、不倫した議員がおくびれる事なく議事堂に入っていく姿を見ると恐れすら感じてしまう。 男女同権という言葉を国民や政治家が誤解しているのも元を正せば女性の意見に惑わされたものだ。根本的に性別が違うのだから同様に扱うこと自体が間違いなのである。僕が言わんとするのは選挙権を無くせとか高い地位に就けるなと言う事ではない、女性はそれなりに子育てや教育に力を注ぐのが動物本来の姿ではないだろうか。要するに女性を手厚く保護することが本来の男女同権の意味なのである。

【2018.11.01】
★空を見上げると秋の終わりを告げているような名残の雲があった。見上げるコスモスも何か淋しそうである。 今日は僕の誕生日である、生まれ在所は朝の気温が遂にマイナスとなった。僕が産まれた朝は30cmの積雪があったというが、一里(約4km)離れた母の実家から祖母は徒歩で雪をかき分けながら来たという。 家族も友人も僕の誕生日など忘れていて何の言葉もかけて貰えないが、巷のコンピューターだけは確実に覚えていて「おめでとう」というメールを送ってくる。生命保険会社、通販会社、自動車会社、銀行など生年月日を登録してある取引先はその企業のコンピューターのプログラムによって自動的にメールを送ってくるのである。メールを消すのが面倒くさいようだが何か嬉しいような気にもなるのが人情というものだ。毎日迷惑メールが山ほど来る人がメールフィルターを使って完全にゼロになるように設定し、一通もメールが来なくなったところ急に寂しさを感じたというのもその為だ。こうした広告や誕生日メールなどは害になる物では無いので黙認したいと思う。 ★やはりスバル自動車がリコールを届け出た、エンジン部品交換という事で数百億円はかかるという。いままで検査不正とか排ガス・燃費データの改ざんなどの不正の行き着くところは巨額の出費である。例えば自動車検査の不正では、担当者が一人しか配置していなくて検査が間に合わないため何の検査もせずに出荷していた。しかしこのためのリコール費用は100億円にもなるようだ。従業員を数人増やしてもこれほどの出費にはならないから明らかに大損である。この損失の発端は儲け第一という会社の基本方針である、これが拡大解釈されやがて災いとなって降りかかってくるのだ。会社は世のため人の為に存在するのだという基本的な意義が消失した結果でもある。いかにして庶民に喜んで貰えるか、どうしたら庶民が腹一杯食べられるか、庶民の出費を減らすためにはどうしたら良いのか、という会社の目標が微塵も感じられないではないか。 同じ事が政府にも当て嵌まる、国民不在の増税、偏りすぎた税制、選挙目的のバラ撒き、弱者救済策や地方創生策の知恵の無さ、など全ての政策が間違っているのだ。特に増税を社会のためで無く単に首相の功績の一つにするという考え方は異常である。 同じように憲法改正もこの範疇であることは間違いない。憲法を改正して何をしたいのか?、軍需利権で儲けようというのだろうか?。誤った考えが蔓延しいつしか政治の常識になってしまったことは国の不幸である。 しかしこうした政策の裏には黒幕の存在が噂される、その考えは首相でも替えることが出来ないような力が有るという。マスコミは会社を潰され、社長が投獄されても黒幕を暴くぐらいの気迫が必要だろう。 政府に忖度して、日本の4大新聞がこぞって東京オリンピックの後援社になるなど尋常では考えられないことだ。それを平気でやるのが今のマスコミの現状であり、気が付かない国民も馬鹿の集団でしかない。オリンピックの費用は天井知らずである、一兆円から始まって既に3兆円を超えているが、一体誰がこの無謀を批判するのだろうか?。マスコミに従事する者達の馬鹿さ加減も見えてこようというものだ。批判できないマスコミに新聞料金など徴収出来るような立場ではなかろう。もしも一流大学を出てマスコミに従事している者が居たとしたら、もう一度小学校からやり直すことを勧める。