これがRESERATOR 1 Plusに付属していたものでZALMANでは可視化装置と呼んでいる。
内部にオレンジ色の浮きがあり流水によって動く。これを縦に配置すると浮きは流水によ
って浮き沈みする。これを光センサーの遮光に利用しようというものだ。
手元に有ったCDS(受光素子)とLED(発光ダイオード)をプラ製のホルダーに取り
付けてみた。
LEDを発光させフロートを配置してその光の遮断によってどの程度のCDSに抵抗値変
化があるか確認した。(品名もデータシートもないため)ON時に35KΩ、OFF時は
5MΩ以上の値となった。これなら出来そうだ。
硬質ゴムに穴を開けてこの筒を貫通させるようにする。こうすれば位置調整も出来る。
適当な大きさにゴムを切り熱収縮チューブで端末処理をしたLEDとCDSを押し込む。
点灯してみると意外にきれいだ。青のLEDを使ったのは手持ちに沢山あったのと波長が
CDSの感度の良いところにあるようだったからだ。
実際の冷却系統に挿入してみた。ポンプを回すと内部のオレンジ色の浮きが昇って光の通
路を遮断し、ポンプが止まると下に下がってCDSは受光しONとなる。何回も繰り返し
テストをしたが問題なく動いた。しかし流水によって浮きが揺れるため、たまに0.1秒
ぐらいONになるときがあった。この誤動作を防ぐため回路にコンデンサーを入れて遅延
させた。なお回路は前回の検出器の物を一部定数を変更し流用した。 パソコン起動時に
は電源ONと同時に水流が立ち上がらないので約1秒警報が出る。これは動作テストが毎
回出来るというメリットとなった。 なお検出部は外光の影響を受けないように黒いフェ
ルトで包んで万全を期した。 とにかく水冷式パソコンは大変だがやり甲斐がある。
参考回路図