カロッツェリアのナビAVIC−DRV002を取付けたが音声認識がイマイチだ、これは認識する言葉が決まっているためそれを覚えなければならないためもある。それに運転中の騒音で誤解読することもある、オプションの外部マイクでも改善されなかった。かといってモニターのタッチパネルを運転中に操作するのは危険だ。 そこで以前ネットで噂を聞いていたALCONの学習リモコンとソニーのロータリーコマンダーRM-X4Sの組み合わせを試してみることにした。 これはナビ付属のリモコンの好きなボタン10個をALCONに記憶させ、それをコマンダーのボタンに割り当てる仕組みである。赤外線LEDはナビ受光部に対して障害物がなければ室内のどこにでも取付可能だ。こんな便利な物が使えたら..夢のような話ではないか。 まず机上で学習させてみると巧くいきそうである。次はコマンダーを付ける位置の選択だ、ハンドル周りに付けるにはスペースと円筒状の場所しかなく無理だった。そこでドアの右手肘掛けの丁度手を置く場所に付けられないか検討した。この結果問題になるのは電源だがウインドモーターコネクタからACC電源の引き出しが出来ることが解り早速取付に入った。 肘掛けの凹んだ形のカバーを外し中にALCON基板が入るか調べた結果何とか上に学習用受光LEDを上に向けて取り付けできた、これは今後再学習するときにビスを1本外すだけで出来るようにするためだ。奥まった場所に入れてしまうと後が大変なのだ。 電源配線はドア内部を通線し開閉スイッチのコネクタに持っていく。コネクタ端子にテスター+をあてアース間の電圧を測る。スイッチをACCに回したとき+12Vになる線は簡単に見付かる。このALCONは殆ど電流を喰わないのでどの回路から分枝してもOKなのだ。 ナビに向けるLEDはドア枠の上部に付ける、こうすればドア1枚の中で回路全てが完結できる。ドアと車体側に渡り線を張るのは難しいし、ドアの内張を剥がす必要がある。この内張は粘土みたいな接着剤で完全防水されており一度剥がすと復旧が難しくなる。 心配していたロータリコマンダーの接着だが見事にくっついて離れない、ソニーが品質の良い両面テープを使っている証拠だ。 さて本当に運転中に楽に操作できるか..と試運転した結果地図の拡大や縮小、現在地、スクロールなど全て問題なく動作した。とんでもなく便利なものであることがわかった。今まで何で付けなかったのか悔やまれるぐらいである。全部品は9,400で調達できた。
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