□ カーナビの取付

ナビゲーションは今や必需品だが純正品は40万円前後もして使用頻度から考えると無駄な投資だ。だが個人での取付は車載機器の中でも難しい部類に入るから覚悟して始めよう。機種は見易さから7型のモニターであること、電波を遮断するフロントガラスだからアンテナが分離式である事(メモリナビはほとんどアンテナ内蔵なので注意)、操作が楽な事、新機種であること(コストパフォーマンスが高い)、安い事などが条件だ。検討の結果カロッツェリア AVIC−DRV002 を付ける事に決めた、これはDVDだが速度も申し分なくデータも必要にして十分、操作も音声対応も可能となっている。 モニターはダッシュボードの時計表示パネルの上に貼り付ける事にしたが..これが大変で付属のスタンドに付いている両面テープは1時間で剥がれてしまったのだ。仕方なく何種類も両面テープを購入し試してみることから始まった。厚手のもので強力な物が見付かったが色が白なので違和感が出てしまった(後でスタンドカバーを付けた)。 ナビ本体は様々な設置場所を検討した結果ウインド上(頭上)のトレイに置く事にした。これは配線の引き回しに好都合でもあり運転席下はウーファーを設置するからである。 次に重要な事は車速パルスの取出ポイントである。ディラーに確認したところメーター部のコネクタの13番との事だったが結果的に間違っていた。ネットで調べたところ同じように間違いを発見ししかも正確な位置を公表してくれた方が見付かりその通り配線したらパルスカウントが正常に行われた。場所は14番ピンだった。 アンテナ線はGPSレーダーと同じくフロントウインド上のトレイから車室側面のボックスを経由し一旦リア上部のゴム栓の部分から車体内に入り再び後部のゴム栓からルーフに出すいう方法で行った。 電源はバッテリーから直接出ている常時電源とACC電源から取る。これはウーファーやレーダーなどと共用である。 車速パルス線はメーター部からスピーカー部を経由しウインドガラスのゴムの隙間を通して本体に持っていく。最も問題なのは貼り付け形のTVアンテナをどうするかという事である。このDRV002はフロントガラスに貼ることを推奨しているがガラスが電波を通さないので無理である。そこで荷物室の両側のガラスに貼ることにしたが配線の引き回しが大変である。これは電源線とアンテナ線など5本も通線が必要なのだ。GPSのケーブルを配線した反対側の天井ボックスを経由して荷室に持ち込み片側は天井の内張の内部を通過させ何とか見えないように配線できた。