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【2017.05.31】
★日本各地で原発が再稼働しているが..アメリカでは先般大事故を起こしたスリーマル原発が閉鎖されることになった。またドイツを始め各国も原発の廃止を進めている。原発よりも安全でコストが安いシェールガスが大量に掘り出されているためである。もちろん日本でも原発の稼働は危険こそあれ何の得にもならない、地域の利権確保のために再稼働しないと地元の票が無くなってしまうこともある。ただそれだけのために再稼働しようという馬鹿者共とはいったい誰だ。利権の中心は地元の原発関連の企業であろう、そして重電メーカー、ゼネコン..とにかく金をバラ撒くために稼働させるような政治形態はもはや本来の機能を失っている。原発稼働は庶民の負担も多くなるどころか電力会社も儲からない、しかし再処理工場の建設という利権はとんでもなく巨額なのだ。1千億で出来ると言えば出来るし、1兆円かかると言えばそれも有りという工事だから、豊洲の市場の建設のようなものだろう。豊洲でも数千億円がどこかに消えてしまった。 開催自治体が金は出さないが開催はしたいというオリンピックも同様である。金を出すのがいやなら開催地を返上すれば良いではないか。それが県民の総意であれば実に正しい判断だろう。 何でこうも固執するかというと馬鹿騒ぎの影でカネ儲けをしたいという野心からだ。 朝テレビを見ていたら徳島の阿波踊りが赤字になって中止になるかも知れないと言うニュースが流れていた。本来なら黒字になる筈の盆踊りが使途不明金があることが発覚したのである。馬鹿騒ぎの裏でちゃんと懐を肥やしている連中があると言うことだ。委員が汚職まみれになったIOCみたいなものだろうか。まあこんなことだからオリンピックは貧乏な国では開催されないというのも良く判る。要は我々が馬鹿騒ぎに加担しないことこそ平和な社会が出来るという事だ、阿波踊りに参加している人も日当を請求したらどうだろうか、このままではただ働きされている動物園の猿のようなものだ。ここに気が付かないと幾ら働いても暮らしは楽にはならない、啄木のように砂でも握ってこらえるしかない。 ★東京都知事選も近づいたが..目玉となっている小池氏に疑惑の目が向けられている。要するに自民党席のまま都民ファーストを名乗って選挙で闘う..その先は、オリンピックの会場の決定のようにトドの詰まりは何やら首相と話し合って元の木阿弥に帰着するということだ。もっとハッキリ言うならば自民党の「里隠れ」みたいなものではないかということだ。この里隠れというのは昔、忍者が敵の城下などに長期間住み込んで庶民と一体化して敵陣中に古里を造ることだ。元々小池氏は防衛大臣をしていたのだからまんざら否定も出来ないだろう。まあ似たような事を民進党の安住氏も言っているので当たらずとも遠からずだろう。世の中は騙すか騙されるかの戦いである、それによって我々の人生も宇世曲折するのである。まあ最後は金持ちによる金持ちのための政治に変わりは無かろうが。

【2017.05.30】
★飯田市の最高気温は測候所の観測で33.8度である。これは5月の気温としては観測を始めて以来の最高気温だという。もちろん日本中が真夏の暑さになったのだが..この暑さは野山だけでなく海水温を上昇させ大量の水蒸気を発生させる。この水蒸気がどの場所で降るのかは判らないが、大洪水を起こす原因となるのである。 温暖化になると北海道でも米が穫れると喜んでいる向きもあるが、実は昨年のように米はともかく蕎麦やジャガイモが不作になった。これは暖冬と共に台風や集中豪雨を本州と同じようにもたらすことになったからだ。良いこともあれば困ったこともあるという教訓だが、地球全体で見れば明らかに困りものであることは間違いない。 世界の馬鹿を集めてG8とか環境会議が開かれるが、これぞ官費出張のいいとこ取りである。何の結論も出ず規制も合意されず参加国のどこも排出ガスの抑制などヤル気がない。こんな会議という観光旅行に何百人も飛行機で移動すること自体が温暖化の促進に繋がっているのだ。 ではどうすればいいか..生活を今から60年前の水準に戻せば良いだけのことである。実に簡単なことではないか、もちろん携帯電話など廃止して手紙や電報で連絡するでばいい。旅行も新幹線や飛行機はやめてせいぜい乗り合いバスと徒歩だ。こうすれば健康増進にもなるし第一空気が奇麗になるから人間には好都合である。 60年前に戻って何が不服なのか..集中豪雨や土石流災害で死ぬよりは良いと思うのだが誰も賛成しない。バカの一つ覚えのようにスーパーのレジ袋を持参すれば温暖化防止に一役買っているという下らない妄想に取り憑かれているだけだ。 60年前に戻すと誰が困るかと言えば、格差が縮小してしまうと考える人が一番困る人達である。ここに温暖化防止策が進展しない原因が有るのだが、誰も面と向かって言わないのだ。 平均寿命も10年は速まるから年金システムも助かるし、定年も55歳となり多くの人達がコミュニティーに入って子供や老人の世話それに縁組みの世話などに当たる。もっと進んで時代を江戸時代に戻すと実に楽しいだろう、庶民の遊びは三角関数や微分積分の問題を解き合ったり、俳句を競ったりという今の時代に勝る脳の活性化が図れるのだ。暑い夏をクーラー無しで過ごす画期的なアイデアもどんどん生まれる、水琴窟(すいきんくつ)を考案した江戸の人達は、キーンという音に冷房に勝る涼しさを感じていたというのも事実だろう。それと暑い夏は冷房をかけてまで働かないのだ、7月から9月にかけて職人は夏休みに入り長屋で団扇片手に寝転がったりして汗を掻かないようにした。これこそが地球や人命を救い人類という種の保存に必要不可欠な時代への回帰だと言える。 ★北朝鮮がまたミサイルを発射し命中精度が格段に上がったと言うが事実だろう。何故なら子供が飛ばしている2万円ぐらいのドローンでも数百メートル離れた場所に誤差30cmぐらいで着陸できるし、軽量な物なら無人で島から島に運ぶことが出来るのである。 北朝鮮のようにアメリカも日本も屁理屈を付けて迎撃ミサイルだとか潜水艦にステルス偵察機など毎日造り続けてている有様はどう説明するのか?。 学校や幼稚園ひとつ造るのに政府や官邸が関与している実態を考えると、既に日本でも水素爆弾の研究は大詰めに来ていると考えるのが妥当だろう。まあ研究者は大金を貰って札束のマスクをしていて話せないだろうが..。官僚対官邸という戦いはどちらが勝つか見ものだ、下らないスポーツを観戦するより面白いし、第一タダで観戦できるのがいい。

【2017.05.29】
★朝焼けは雨になると言うが..確実に下り坂になるわけではない。朝4時頃に目が覚めたので中央アルプス駒ヶ岳の千畳敷ホテルにある南アルプス方向を向いている情報カメラにアクセスすると、既に太陽が昇り始めたような感じで朝焼けのような美しさだった。 僕の山小屋にも10台のカメラが有ってインターネットを経由して24時間写真を送ってきている。川の水の様子、池の様子、廻りの風景や気温に雨量など、実際にその場所に居てもわらないようなデーターまで取得している。 中には鹿の親子が写っていたりハクビシンが飛び回っていたりする、こうして偶然見掛けると得したような気がするのである。僕は昔から写真に凝っていて大きなカメラを担いで野山を撮影していた、その時に中央アルプス駒ヶ岳の千畳敷カールで偶然出会ったのが、北海道の富良野を一躍有名した写真家の「前田真三」氏であった。時々撮影に同行していたので良い勉強になったのは言うまでもない。最近は重いカメラ(フィルムのサイズが4X5インチ)など運ぶことなど出来ないので山で撮影する事は無いし、デジタルカメラに変わってしまった今、大型カメラなど無用の長物になってしまった。いま考えてみると良く遭難しなかったと思うし、熊やアカバチに襲われずに済んだのも幸運だった。 ★夕暮れ近くにウオーキングしていると道路脇に弱った鳩がいた、近付いても逃げる力もなく胸は毛が抜けたようになっていて怪我があると思われた。両足には4個の数字を書いたような輪が付けられている。たぶん伝書鳩ではないだろうかと思いながら、何とか捕まえて治療してやりたいと思って5分ぐらい眺めていた後に手を差し延べたところ10mぐらい飛んでしまった。側溝を越えた先なのでそれ以上近寄ることはやめて帰って来た。 考えてみれば伝書鳩を使った競技などは明らかに動物虐待ではないのか。10kmぐらいならともかく東京から北海道まで飛ばしたりするのである。途中で行方不明になる鳩も多いと聞く。こうした罪もない動物を使った遊びは規制したらどうだろうか、鳩ならば自由に野山を飛び廻って餌を確保して生きていく。 同じように動物園の是非論というのもある、動物園側に言わせると絶滅の恐れのある動物を保護しているというが、反対派に言わせると明らかにカネ稼ぎのための虐待だという。人も動物も手足に鎖を付けられていて楽しいものではないだろうという考えからすれば明らかに虐待だろう。特に餌を与えずにおいて芸を仕込むやり方は非道としか言いようが無い。特にイルカなどは頭の良い動物である、場合によっては東大出を超えるほどの賢い動物だ。彼らを捕らえて餌と引き換えに芸を教えるという事が本当に正しいことか考えてみたい。

【2017.05.28】
★5日前に8本ぐらい採ってきたコスモスの苗が元気に育っている。このコスモスは道路脇に刈り取られた草の中で芽を出していたものだ。なぜこのコスモスを採ってきて植えたのかというと..僕と愛犬「ボブ」の思い出のコスモスだからである。ボブは病気もせずに長生きしていたが14歳になった頃急に後ろ足の調子が悪くなって歩けなくなった。そこで犬専用の乳母車を買って毎日散歩に出掛けていた。食いしん坊だったボブは1時間ぐらいの散歩の途中で5分ぐらい休憩してオヤツを食べていた。毎日違ったコースを歩くのでオヤツの場所は5カ所ぐらいあってその何れかで食べるのだ。一番多く休憩したのがこのコスモスの咲く場所だった。約2年間この車を使って散歩していたが遂に16歳で死んでしまった。僕はあまりのショックに自分自身も具合が悪くなっていた、しかし南アルプス山麓の山小屋にボブの墓を建てることに熱中していたところ何とか元気を取り戻し立ち直ることが出来たのだった。 僕一人で穴を掘りコンクリートを練って墓所を造り、墓石は人間と同じ物を墓石屋で作って貰った。しかし今以てボブは僕の心の中に生きていて毎日ウオーキングする時も必ずボブと一緒にオヤツを食べた場所に寄ってみる。このコスモスの場所も年々貧弱になり最後はほとんどが草と一緒に刈り取られてしまった。そして先日この場所でコスモスが小さな芽を出していたのを見付けて採ってきて植えたと言う事だ。長くなったが、人も動物も同じ命だと考えている僕はどうしてもこの場所とコスモスとボブを忘れたくないのである。ボブのホームページ。 ★新聞の付録に日本の人口減を取り上げた記事があった。何でも2100年(今年生まれた子供が83歳)になった時日本の人口は6000万人を割っているというのだ。何故こうなっていくのか..そう言えば野ネズミは森の餌(木の実など)の出来具合を予見して、不作になると感じると子供を産まなくなるということを思いだした。それは種を守る為の偉大なる知恵でありDNAに織り込まれた生き抜くための情報なのである。これを人間に置き換えてみれば、近い将来食料危機があるという予知ではないか。最近の若者は結婚する者が減っているというのも予知能力の成果であるとも言える。要するに結婚して子供を造ることをDNAが拒否しているのである。言い換えれば子供を造っても生き延びることが出来ない将来を予知していると言うことだ。 新薬を造る時ネズミで実験しているが、同じように地球の未来を予測するのもコンピューターではなくネズミに聞いた方が正しいと言うことだろう。 考えても見よう、今行われているG7(主要7カ国首脳会議)の内容は世界の平和よりも自国の一人勝ちだけを主張する会議となっているではないか。この一人勝ちこそ平和を踏みにじるテロにも劣る行為であると誰か馬鹿者達に教えてあげないのか。

【2017.05.27】
★昨日と打って変わって心地よい風が吹き抜けている。今日は南アルプス山麓の山小屋に水汲みに出掛けた。ようやく野山が緑一色になったが御衣黄桜はほぼ散ってしまった。1000mを超す高原は実に清々しい、小鳥の鳴き声と川の流れる音がクラシック音楽をも凌駕するほどに谷間に響き渡る。今日は弁当持参で出掛けたので午後までのんびりしようと思ったのだが、廻りの畑には草がどんどん生えてくるし、植木の枝が電線や電話線にかかっているので枝打ちもしなければならない。あれこれと雑用をしていると自然に溶け込む暇もないのである。 幸いここはドコモの携帯電話も通じない場所なので電話はかかってこないし、3km以上行かないと家も無い。時々ドライブに来て迷った人が寄るぐらいである。夏の休日ともなると一日に5人ぐらいは道を聞きに来る、実は販売されている地図にはこの山小屋から大鹿村に抜ける道が通行可能になっているものが存在している。更に飯田市で出している観光パンフレットもそのようになっているものが有ったのには驚いた。 最近はカーナビがほとんどの車に付いているので良いのだが、静岡県の水窪町から青崩峠を通って上村から大鹿村と高遠を経由して諏訪方面に抜けるルートが雑誌やテレビで紹介されたためか数人の団体でハイキングしている。途中の地蔵峠は道路整備が全くされていないので迷うことも有るが、それよりも熊に出会うことを承知で行くのだろうか?。昨年妻と山小屋に行った時に熊に遭遇したが、熊の方が先に山に帰っていったので良かった。熊は人間がいじめなければ危害は加えないし、襲われても殺されることはない。最近「人喰い熊」が出没し食べられて死者も出ているが、これも元を正せば人間が何か悪さをして恨みを買ったのではないだろうか。たぶん小熊を殺して食べてしまったのだろう..そうなれば人間も喰われて当然である。それが自然界の掟(ルール)なのである。このルールがわかっていない人間が多くなってしまったから、イスラム国とかテロ事件とかが頻繁に起きるのだ。 昼飯を食べると大方の人が眠くなる、何故だろうか?、暫くの間食べなくとも死ぬことはないという安心感が眠くさせるのである。同じように腹が一杯になった兵士も民族も相手を殺そうとは思わなくなってくる。要するに争いの元を正せば腹が減っているのである。何故腹がへっているのか、食べる物が無いからだ。戦争に使うミサイルや弾道弾それに戦車や人工衛星などの兵器を食料に変えれば弾丸など撃ち込まなくとも平和になるということだ。だから兵器を愛おしんでいる連中は平和など全く考えになく、ただ自分達の自己満足と国民統治のために税金を集めて造っていると言うことだ。もちろん日本もこの馬鹿者仲間であることは誰も疑わないだろう。 いま現在、テレビを見ると、ゴルフ、野球、相撲、サッカーの中継をしている。この全部が遊びの延長なのだから生産性はゼロである。こんな遊んでいる連中を応援したり参加したりしているから食糧増産も出来ないどころか、地球温暖化の元凶ともなっている事を誰も考え付かないのだ。馬鹿騒ぎしている連中に自由や平和など必要ないと言うことだろう。だからテロの標的は劇場とかコンサート会場になるのだろう。要するに人が大勢集まって騒ぐような事はオリンピックを含めて世界の平和を破壊する行為だと断定できる。この事が理解できないような者達に平和や温暖化を語る資格は無い。

【2017.05.26】
★政治に違わず様々な場所でイカサマは行われている。ネットで届いたニュース速報を見ると、先日行われたボクシングの試合で明らかに負けている選手を勝ちとしたジャッジに対して、連盟は判定した2名を処分したという。要するにこんなものは誤審でも間違いでもなく明らかに悪の組織絡みの八百長に加担したのだろう。 水戸黄門のドラマを見ていると、最後に「悪の栄えた試しは無い」という言葉が出てくる。 いま社会を見回すと、あらゆる場所で様々な者達が悪の花を開花させまくっている。また麻薬を吸う者と売る者、それを栽培している者など多くの人が絡んで悪事に走っている者もある。特に北朝鮮などは国が先頭にたって麻薬の栽培やニセ札を造っているのだから困ったものである。 中でもアジア諸国は役人の質が低いと言われるが当然だろう、端的に言えば賄賂(わいろ)社会なのである。 例え税金が余っても社会福祉や困った人の救済には充てられない、何故かと言えば貧乏人に金を配っても戻ってこないからだ。社会福祉団体が政治家のパーティー券を買った話など聞いた事が無いだろう。要するに税金が環流しない事業は公共事業ではないと言うことである。 毎日のように世間を騒がせている森友学園や加計学園の問題も首相や省庁の役人が如何にして税金の使途を決めているのか良くわかるだろう。 しかし政務次官と言えば大臣より一枚上を行く人物である、言い換えれば大臣の方針も国会答弁も含めてすべて次官の考え方で決めているのである。その政務次官が詰め腹を切らされて忖度政治の実態の暴露を始めたから永田町は夏祭り前夜のように沸き返っているのだろう。そもそも国会議員はなぜ大金を使って知らない人に頭を下げ、暑い中を声が枯れるまで連呼してでもなりたいのか..その事を考えてみれば政治というものが見えて来る。物事の本質はどこでも転がっているが、当たり前のようになったから見えにくくなっただけのことだ。 ★アメリカでも資本主義は来るところまで来たようだ、ウオーターゲートならぬロシアゲート事件の始まりである。いわば敵国であるロシアと内通しているのであればスパイ事件であり反逆罪出もある。 いまFBIが捜査対象としている人物が明らかになった、娘(イバンカ)の婿ジャレッド・クシュナーだという。トランプは家族会議で政治を進めているようにも見えるが、その中心人物でありアドバイザーである。確かにトップには優れた作戦参謀が必要だが..金持ちばかりで練る作戦は、如何にしてもっと金持ちになるかというものだ。それは当然だろう、大きな屋敷があれば固定資産税も凄い金額になる。 共産主義も資本主義も行き着くところは格差の拡大と国家権力の濫用だろう。この問題をクリヤーしない限り世の金持ちは頭を高くして眠れないのだろう。たぶん富豪トランプ一家から見れば中東の国に住む国民は全員が貧乏でテロの犯人に見えるのだろう。そもそも平等という名の元に馬鹿者も運転免許も与えられない老人も同じように選挙権が与えられるのも考えてみればおかしな事だと感じないか。

【2017.05.25】
昨日のSBCテレビで報道された大鹿村の苦悩の実態を描いた「残像〜リニア新幹線と山の記憶〜」を見た。小さな山村に降って湧いたリニア新幹線のトンネル工事、そして工事が着工された今この村で起きている不安を現地の取材と、大鹿村で生まれ育った前島久美さんに密着取材した内容だった。僕も以前ここで同じように工事に対して村民が危惧している実情を紹介したばかりだ。狭い生活道路を毎日大量の土砂を運ぶトラックがひっきりなしに往復するというのが現実となった今、村民の意識も変わって来たようである。またこの工事は南アルプス山脈を貫通するトンネル工事が主体となるが、その工事に伴う自然破壊や河川の枯渇など様々な問題を含んでいる。 リニア新幹線が大鹿村を通過することが決まってから長い歳月が経った、しかし今になってなぜ反対運動が盛り上がるのか?。それこそが僕が今まで書いてきた事と符合するのである。 自衛隊の海外派兵問題や駆け付け警護の問題、更にはテロ準備罪法案など様々な法律が国民の無関心の中で法制化されていくが、あと10年経つと簡単に成立させてしまったことに対して国民は大きな後悔に直面するのである。無関心は簡単である、しかしいつも10年先、20年先を考えて行動すべきだということを考えるべきなのである。第二次世界大戦の開戦前も同じように誰も戦後を危惧していなかったが、やがて学徒動員、本土爆撃という事態に遭遇して始めて国民は間違いに気が付くのである。 考える事、それは後戻りできる時にしかできない、取り返しが付かなくなって考えても無駄ななだけだ。 我々はこうした無関心から、ダム建設や河口堰の建設、諫早湾の干拓、更には原子力発電所の建設や再稼働まで実に多くの試練と現実に立ち会ってきたが、直接自分の身近に迫ってこないと神輿を上げないのだ。 僕が毎日寸暇を惜しんでここに書き込んでいるのもこうした現実に多少なりとも目を止めて、本当にこれでいいのか?という疑問を抱いてもらいたいからだ。 赤石山脈のトンネルも沖縄の珊瑚礁の埋め立ても全く変わらない人間の横暴である。カネの亡者達は環境保護という言葉を巧みに宣伝文句に使いながら、地球誕生以来数十億年に亘って培われた資源を地下千メートルに数万本の穴を開けて吸い出しているのである。こんな事をするとどうなるか勉強嫌いな僕にも、たぶん猿にもわかることだが、誰も止めようとしない。現に始まっている環境汚染と温暖化の被害だけを危惧しても無駄な事なのである。 巨大台風が襲って来ても驚くな、土石流や竜巻で街が吹き飛ばされても驚くな、北極の氷が溶けて海面が上昇し都市が水浸しになっても驚くな。すべて我々がしてやった事なのである。

【2017.05.24】
★昨日は阿南町の小学校では長野県の人気力士「御嶽海」を応援するために国技館で大相撲観戦をしたという。残念ながら負けてしまったが、今日は横綱「日馬富士」と闘って見事金星を取っている。 このところの大相撲人気は大変なものだ。数年前に八百長で問題になった頃の相撲は何かヤル気が無く力が入っていなかった。最近の相撲を見ていると立ち会いで当たる音の大きさが違うし、真剣勝負の迫力が伝わってくる。何事も真面目にやればファンも増えると言う証だろう。 僕はそれ程テレビで観てはいないが、妻は毎日欠かさずテレビ画面に釘付けになって居る。それに力士の名前や出身地などほとんど知っているし、様々なエピソードにも詳しい。 僕は大凡オリンピックの種目になっているスポーツは見ないし聞かない。元来生産性が全くない他人の遊びには全く関心が無いのである。それにどちらが勝ったにしても一文の得にもならない、この観戦するという時間は実に無駄なものだ、昔は野球を称して「国亡遊技」と言っていた。別の意味で今も国亡遊技であることは間違いない。馬鹿のようになって大騒ぎしている間に、君たちの自由や言論が奪われていく事も知らないのは選挙に行く資格も無いと言える。まさに役人に飼い慣らされている家畜に等しいだろう。 ★まあ家畜も見方によっては可愛いし人を和ませる事も出来る。僕は昔ヤギと羊を飼っていたが、彼らも実に利口で僕が就職して半年ぐらい顔を見なくとも決して忘れる事はなかった。家の近くまで歩いて行くと大きな声でメーーメーーと啼いてあいさつしてくれたものだ。僕はいつもパソコンデスクの上にこのヤギの親子の写真を置いてある。何故かというと、僕と家族はこのヤギにどうしても償えない借りがあるからだ。ずっと昔の話だが、母親が子宮筋腫になって入院することになった。僕は勤めていたから家には帰れない、父は母の付き添いでどうしても2週間以上家を空けることになったのだ。仕方なく父親はこのヤギを村内の人に売ってしまったのだ。これだけなら良かったが..実はこの山羊たちは数ヶ月も経たないうちに食肉にされてしまったという話を聞いたのだ。何とかならならなかったか..誰か人を頼んで飼ってもらうことは出来なかったか、などと考え母親が退院したあとから現在に至るまで約50年近く、今に至るまで取り返しのつかない事への悔しさと反省を込めて写真を飾っているのである。だから僕はこの親子の写真を見る度に野良猫でも例えネズミであっても全ての動物がこの地上で人間と同じ権利を持つものとして捉えているのである。 家の天井裏で数匹のネズミが毎晩飛び廻っていて妻がネズミ取りを仕掛けて捕まえると、僕は安全で近くに食べ物の有る場所まで持って行って逃がしている。これも同じ反省を二度としたくないためである。

【2017.05.23】
★東京都江戸川区で2015年11月に起きた殺人事件の裁判員裁判による判決があった。何の罪もない女子高生を殺害した犯人に検察は無期懲役を求刑し判決も無期懲役刑となった。この量刑についてプロの裁判官は重すぎると判断し、裁判員は死刑が妥当というのが大方の見方だった。しかし裁判員裁判も量刑を決める最後の判断は多数決だが、ここに裁判所のエゴというか裁判員裁判が無駄な制度である事実がある。それは例え裁判員が全員死刑を妥当として賛成してもそのなかに裁判官が一名入っていて賛成しなければ成立しないというものだ。こんないい加減な香港の裁判みたいな制度は役所の驕(おご)りにしか見えないのは事実であろう。税金を使って、さも民間の意見を聞いているというような安易な自己主張が無駄を形成しているのである。また民間の裁判員の選定を裁判所で行うというのも間違いである。政府絡みの案件ではそれこそ忖度(そんたく)が働くのは致し方なかろう。国家の税金を預かる財務相でも忖度が優先している現状をみれば、三権分立が怪しい日本にあって裁判所も同様と考えるのが妥当である。これが日本式だと言いたげな役人を見ていると税金を支払うのが馬鹿馬鹿しくなるのは僕だけだろうか。 ★世界の警察とか、世界の平和とか口癖のように言っている国家アメリカだが..その実態は世界を混乱に陥れている元凶である。強大な軍事力を背景に核の傘を貸して貸し賃を取り、オマケに爆撃機やミサイルまで売りつけている。ミサイルを売る為に必要なのは何かというと世界の悪の枢軸国家を応援することだろう。これがなかったらアメリカは多くの軍人が失業し軍需工場が閉鎖されて極貧国家になってしまうのだ。だから彼らが世界一を続けるために不可欠なのがテロや戦争なのだ。その事を知りながら日本がアメリカと一緒になって税金を使いまくるのは利権があるからだろう。ロッキード事件などもその延長線に過ぎないものだったことを考えれば納得できるだろう。要するに世界の国々にとって軍隊というのは国を守るものではなく軍事利権の為にあると言っても過言ではないのだ。 その事を理解していないと憲法改正議論に参加する資格は無いだろう。 いま世界のコンピューターやネットワークを脅威に陥れているランサムウェア(脆弱性攻撃ウイルス)は元々アメリカのNSA(国家安全保障局)が作ったものが世界中に蔓延しているのである。世界から非難が高まっているアメリカの国家機関だが、こんな事をしていれば当たり前だろう。 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という日本の諺をアメリカの大統領にも教えてやりたいものだ。

【2017.05.22】
★最近街を走っている車の色がカラフルになった。昭和40年以前は黒と白しか見掛けることがなかったが、実は当時も黄色とか青い車ははあった、しかし下取り時に安くなってしまうと云うことで購入者が少なかった。これは日本人が控えめな性格で、着る物の色も白いワイシャツにグレーのズボンというサラリーマンのスタイルのように地味に定着していた。要するに自己主張できない民族だったのである。その原因は例えば田舎の組合組織のようなものの存在である、これは他人を監視して少しでも変わったことをする人が有ったら仲間はずれにする組織でった。もちろん第二次世界大戦中には政府に代わって相互監視組織となり、戦争に反対を唱える者が居たら即座に密告することもしていた。だから近所の目というものがいつも付いて回り自由な服装や色を選ぶことが出来なかったのである。今も自治体に組合組織があるが、この組織は行政の管轄下にあって戦争中とそう変わらないものだ。 要するに戦争に反対したり、戦争をやめようという考えを持った人たちを炙り出そうというものなのだ。今は誰もこの事に気が付いていないが、これは「テロ準備罪法案」の仲間なのである。 日本人が自分が好きな色の車を選んで乗るのもここ数年のことだが、政府内の有能な者達は既にこの傾向を危惧していたから「テロ準備罪法案」も成立させなければならなかったということだろう。 ★車の色一つでも大変な戦いがあった、当時車に赤い色を塗ることは禁じられていた、それは消防車と間違うからだという馬鹿みたいな話だが本当のことだ。 この事に疑問を持ったのが世界のホンダの本田宗一郎氏である。毎日のように省庁と交渉し、喧嘩までして民主主義と自由という事まで役人に教えようやく赤い車が誕生したのである。ここまでして獲得した色を使う自由を放棄してしまうのは情けない話ではないか。 僕はいま真っ赤な車と、オレンジ色の車と紫色の車を所有している。白や黒の車にはほとんど乗らなかった。近年ではトヨタのセンチュリーが黒しか選択肢が無いような状況だったので黒にしたぐらいである。 国民の自由を奪おうというのが「テロ準備罪法案」である、この法案を多くの賢者や識者が危惧しているのは前記のように国民の自由の束縛という懸念が確実にあるからだ。 北朝鮮が今日もミサイルを飛ばしたが、僕が考えるに日本やアメリカの一部の政治家と金正恩は裏で内通していて、ここぞという時に飛ばすように頼んでいるのではないかと言う事だ(現実にトランプ政権は選挙前からロシアと通じていたというではないか)。 誰も信用しないだろうが..例えば北朝鮮大使館と言われていた「朝鮮総連ビル」の没収から売買がどのように行われ、今どのようになって居るかを考えれば多少なりとも信憑性はあがるだろう。要するに憲法改正とか警察組織の裏活動の合法化の裏にはとても小説では書ききれないような事実があると言うことだろう。

【2017.05.21】
★我が家のネコもこの暑さで外出はせず家の中の涼しいところを探して寝転がっている。ネコはほとんど仕事をしないように思われるが、実は夕暮れ時になると縄張りのパトロールに行くし、家の中に住んで居るネズミにも目を光らせなければならないから大変だ。時にはよそ者と闘って怪我もするから命がけなのである。その事も知らない人間どもは「ネコの手も借りたい」などというのだから困ったものだ。どんな小さな人も動物もそれぞれに仕事があり忙しいのである。 しかし働き過ぎの日本人よりも明らかにのんびり暮らしているのは間違いない、少なくとも動物たちは働きすぎてノイローゼになり自殺するようなことはない。そもそも動物は自殺などしない、毎日精一杯生き延びることだけに注力しているからだ。人間のように余分なことは考えないから精神病にはならない。 だが、いい加減な飼われ方をしている犬などはノイローゼになる、例えばほとんど散歩に連れて行かず繋がれたままの犬はこの傾向が強い。また人間の道楽から着たくもないセーターやシャツのようなものを着せられているとノイローゼになる。 世の中には人間が好きでやる仕事など存在しない、例えば歌手や役者になりたくて散々努力して何とか名前が売れるようになると、今度は今すぐに逃げてしまいたくなるほどの焦燥感が襲ってくる。そうなると麻薬に走ったり逃亡したりするが、毎年こうした芸人が跡を絶たない。最初から仕事は仕事、趣味は趣味と分けて考える事が必要だろう。幾ら金があっても毎日面白いことばかり続く事など世の中には存在しないのだ。 ★こう暑いと人間の脳味噌も多少なりとも異常を来す。特にニューヨークなどは蒸し暑い夏の夜になると拳銃で撃ち殺される人が倍増するという。日本と言う国の将来を占うにはアメリカの5年〜10年前を見てみなさいと言う。5年位前にアメリカで問題になったことが確実に日本でも問題になるからだ。 今日も千葉県の公園で包丁を持った男が暴れて5人が刺されるという事件があった。これらの事件も暑さのせいではないだろうか?。2008年に起きた秋葉原無差別殺人事件も丁度今頃(6月8日)であった。それと性犯罪も夏になると一気に増える、これも暑さと関係が有ることは云うまでもない。 考えてみればロシアの北極圏に近いような場所で気温がマイナス30度というような極寒の場所では包丁を持って暴れる気にもならないだろう。 人は気温に影響されると同時に月齢によっても左右される。ヨーロッパで有名な吸血鬼が現れるのは決まって満月の夜である。この月齢は人間ばかりかほとんどの生物にも影響を与えている。例えばサンゴは満月の日を知っていてその日の夜しか産卵しないのも既知の事実である。 人は認識しているかどうかは別にして、地球の営みや宇宙と関わって生きているのである。 人が死んだら何処に行くのか..永遠の研究テーマだった。今以て宇宙のほとんどが未解明であり、物理法則も限定的な域を出ていない。でも人は死なない(死んでも別の次元で生き続ける)ということは誰も否定することの出来ないところまでいま解明されようとしている。

【2017.05.20】
★隣人や通りすがりの人に出会う度に「暑いね」という言葉だけが交わされる。飯田市の32度は梅雨明けの気温である、半袖シャツをまだ出していなかったためタンスの奧から引っ張り出して着る始末である。 島根県雲南市ではこの暑さの中で日本で2例目となるふ化した小鳥を育てていたコウノトリのオスとメスがいた。しかし害鳥駆除という名目で野鳥を殺している連中の撃った銃弾が水田で餌を探していたメスに当たり死んでしまった。駆除という名目で人間が自然界に介入することの愚かさを思い知らされる事件ではないか。野鳥に限らず野山の動物も昆虫も何も悪いことはしていないのである。野菜を食べたからと行って彼らはそれが誰のモノか知らなかったし、柵や網がしてないから自由に入って食べただけのことである。人間だって精神に異常があれば人殺しも罪には問われないのである。 僕はいつも自然界を荒らし回るのは人間だけだと書いているが、何処に間違いがあろうか。自然界は誰のモノでもない、母なる地球上で生きているもの全ての共有財産であることを忘れてはならない。 熊が猛獣で駆除しなければならないというなら、テディーベアの縫いぐるみは買うな、ネズミを毒殺するのが当たりまえならディズニーランドに行くな。こんな事は馬鹿でもわかる事だろう。タモリが夜遅くになると居間に出てくるゴキブリと仲良くなって可愛がっていたら、ある日客が新聞紙を丸めて叩き殺してしまったという。タモリはこのことを大きな怒りを持って話していた。ゴキブリと言って馬鹿にするどころか彼らは昆虫の中でも驚くほど利口なのだ。芸を教えれば宙返りもする、人間より賢いと言う事だ。 僕がレストランに行った時にテーブルの上を小さな蟻が這っていたので、このままにしておくと踏まれてしまうと思って捕まえた、生きたまま外の垣根に逃がそうと外に出る時にドアを開けた手が滑ってこの蟻を潰してしまった。その時僕は反省した、彼らはきっとレストランの中のどこかに抜け穴があって逃げる事が出来たのかも知れないと..。「小さな親切大きな迷惑」という言葉を思い出してしまった。死んだ蟻は垣根の土に埋めて葬った。僕は未だにこの悔しさから抜け切れていない。 ★昨日広島県警で記者会見があった、連休中に金庫に保管してあった8千万円の盗難事件の中間報告である。警察の中に監視カメラは付けてないか..という疑問を持った人もある。警察も人の子だからと言うより警官の起こす事件が余りにも多いからだ。これから監視カメラを付けるなら署員の給料から天引きして付けるべきだろう、税金で付けるなど以ての外である。 同じように消防署は建物に火災保険を掛けているか..という問題も同様である。署内から火事を出すなど以ての外だし、近隣の火災から燃え移るようなことも有ってはならない、何故なら彼らの本来業務の範疇だからである。こんな事で税金を使う事こそ馬鹿げた事だ、火災保険を掛けるなら署員の給料から天引きして掛けるべきなのである。こうした常識すら最近は蔑ろにされているようでは社会の不安と不公平感は増幅するばかりである。

【2017.05.19】
★我が家で外気温を観測している精密温度計は15時過ぎに29.5度になった。11時頃ウオーキングに出掛けてみたが30分まで歩いたら熱中症になりそうになりやめた、夕方涼しくなってから再び出掛けたが大量に汗をかいてしまった。 汗と言えばそれだけではない、強引なワンマン政治によって危険極まりない「テロ準備罪法案」が衆議院で可決された。アメリカでもワンマン大統領が問題になっているが、こういう政権は早急に改めなければ世界は再び馬鹿に支配されてしまうであろう。 北朝鮮を非難する前に自国の政治を何とかしなければなるまい、このままだと日本は現在の北朝鮮より酷い悪政に陥ることになろう。法務大臣すら内容がわかっていない法案を通過させるなどは猿にも劣る行為である。なぜこんな政治形態を日本人は許してしまったのか、庶民の多くも馬鹿者揃いと言う事になる。 ★アメリカは既にトランプ大統領後の経済の読みに入ってるという。考え方によってはトランプという人物は金正日をも凌駕する大統領と見られているからだろう。メキシコとの国境に壁を造るというような発想はどこからくるのだろうか。余程テロに対して恐怖感を抱いているような気配を感じる。一国のトップとなれば戦争に際しては先頭にたって指揮する度胸と行動力が不可欠である。テロが怖くてイスラム国と戦えるのだろうか。 最近の世界を俯瞰すると整理の時期に来ていることは間違いない。整理とは一からもう一度やり直すことを意味する。その手法は人には出来るほど簡単ではないから、巨大隕石の衝突とかアメリカのイエローストーンの火山の噴火とか、強力なウイルスの蔓延とかによって人類の全てが絶えてからスタートするのである。どうせ数億年後には再び同じ社会が出来上がるだろうが、これこそが地球という星に生命体を維持するために不可欠なことなのだ。文明の発達は整理を促す行為であ事を知っておきたいものだ。 ★仙台市の教育委員会は何をしているのか..2014年以降二名の中学生がイジメを理由に自殺している。また今年4月にもやはり中学生がイジメを理由に自殺しているのだ。何も対策を立てないどころかイジメの隠蔽に加担しているのではないか。先月の事件は先生2名が頭を拳で殴ったり、口を粘着テープで長時間塞いだりしていたのだ。まさに先生による殺人未遂行為が自殺に追いやったと言えよう。こういう事実を隠蔽し教師を何とかしようという甘い考え方が次々に死者を出す結果になっている事を馬鹿共は判っていないのか。前にも教育委員会を解体して日教組にその代わりをさせようと考えたが、文部科学省にへりくだった日教組では頼りない事に気が付いた。こうなったら教育委員会は委員から学校関係者を全て外して民間人が対応しなければならなくなったようだ。役人や役人もどきに学校を預けていたらとんでもない事になってしまった今、早急な対応が望まれるが、教育利権絡みの委員会に文部科学省が反対するのは明らかだ。このままだと学校から子供が消えてしまうだろう。

【2017.05.18】
★連休も終わって一段落したので、久しぶりに友人のN君と会食をしたり温泉に浸かったりして来た。いつも行く場所と言えばステーキ屋と近くの温泉だが、今日は足を延ばしてサンモリーユ下條まで行って来た。ここも連休が終わって一段落、温泉には誰一人居なくて貸し切り状態である。湯はヌルッとしていて肌がスベスベになる、また入浴代も500円というリーズナブルな設定が嬉しい。日帰りは11時〜14時までとなっているので注意が必要だ。 ★ウィキリークス(WikiLeaks)に続いてハッカー集団による世界のコンピューター攻撃が盛んである。以前もウィキリークスが世界各国から集めた情報を公開した。その内容はアメリカなど日本を含めた大国が裏で様々な密約を結んだり、盗聴していたその実態を公開してくれた。これは多くの民衆にとってマイナスになるどころかよくぞ公開してくれたという声も聞かれるほどだ。 今回の世界的なハッカー集団「シャドー・ブローカーズ」による各国の政府機関や銀行などのコンピューター攻撃も似たような側面を見せ始めている。 彼らは盗み出した機密情報のデーターを有料の月額制サービスで販売を開始するという、その内容は世界の情報機関や報道機関が欲しがっているものばかりであろう。元を正せばこのハッキングに使われたソフトは米国家安全保障局が世界の国々から情報を盗み出すために作ったものだ。 核保有国が何を考え何を裏で密約しているのか..庶民が知らなくて良いはずがない。まあ自業自得というもので有ることは間違いない。 日本で問題になっている忖度による政治の裏側もこのツールで盗み出せたら問題は一気に解決に向かう筈である。そうなれば否定している自民党にとっても煩わしい答弁の必要もなくなるだろう。最後には正義が勝たねばこの世の中は真っ暗闇となるではないか。 スパイウエアーが蔓延する最大の理由は古いコンピューターでWINDOWS−XPなどのサポート切れソフトを使っていることである。マイクロソフトが脆弱性を補うソフトの公開をやめたからハッキングツールやウイルスはいとも簡単に世界中に広がるのだ。 この事件を社会に当て嵌めてみると、弱者を蔑ろにしている社会の安全性と変わらないではないか。 更に今回猛威を振るっているウイルスは次世代のIoT「モノ(物)とモノがインターネットに接続される」ことへの警鐘であると言えよう。例えばスマートフォンと家の冷蔵庫やテレビが接続されていることを考えたら実に便利だが、あるソフトによって他人が自宅の冷蔵庫と繋がればどうなるか..家に帰ったら電源が切れて全部溶けていたと言う事になる。また風呂と繋がっていたら、水が空っぽになっていたと言うことにもんろう。これは明らかに便利度よりも危険性が大きいだろうと誰もが気が付く筈だ。 ハッカー集団は今回の攻撃の中にこのIoTの攻撃も出来るようなソフトも拡散していると言うから事実だろう。自動制御だの便利な冷蔵庫だなどと思っていると家が焼かれてしまう羽目にもなるのだ。便利なモノの裏には同等の危険性があると考えねばこの世の中は生きていけない。

【2017.05.17】
★少子化という問題は田舎のことばかりではない、宮内庁という日本を代表する村にまで及んでいる。近い将来に皇室からまた女子が一人居なくなってしまうと言う事で多くの人が危惧しているが、田舎の疲弊の問題も同じような考え方で議論したらどうだろうか。東京一極集中という現象は悪政の象徴でもある、昔はこうした政治の行き詰まりをカバーするために遷都が行われたのだと思う。今のように政治が腐りきってしまった以上永田町という伏魔殿を引き払って福島県など気候が温暖で安全で住み易いと言っている場所に遷都すれば良いではないか。そうなれば復興は首都圏になった相乗作用で早くなっていくだろう。大きな防波堤に囲まれた土地は既に国が買い上げて住民は高台に移転し空き地になって居る所も多い。比較的安く目的が達成される筈である。天皇が譲位して年号が変わるのを機会に首都の移転準備すれば好都合だろうと思うが如何だろうか?。 ★文部科学省ではなく厚生労働省がイジメとか体罰の禁止に乗り出した。子供の頭を殴るという行為は諸外国では野蛮な行為として禁じられていると言うより当たり前のこととしてやっていないのが通例である。子供の頭を殴ることによって成長過程の脳に悪影響を与えるというのが厚生労働省が乗り出した理由である。イジメや体罰の禁止に乗り出せない文部科学省に代わって乗り出すのは実に良いことだ。何なら学校の管轄を厚生労働省に変更して文部科学省は解体したら良いのではないか。先程書いた遷都ではないが、すでに各省庁の内部組織は長年のサビが蓄積して固着してしまった。この固まったという意味は利権でガンジガラメになったと解釈するのが正しいだろう。ともかく将来ある子供達の命を救えないようではどうしようもないではないか。もちろん教育委員会などという事件を隠蔽するための組織も解体したい。天下りの官僚組織と何ら変わりないような組織は解体し、医療費の無料化や誰でも老人ホームに入ることの出来るようにする資金として活用しよう。これこそが万民のための政治であると確信する。 ★毎日役人の悪口を書いているが、個人的な恨み辛みがあるわけではない、誰でも同じような事を感じなければ日本という国家が再び戦争に走り、人権は蔑ろにされ、北朝鮮と同じような冤罪をでっち上げて粛清する社会になる事を危惧するからである。 最近は新聞の社説など読んでも何かに遠慮しているような文言の羅列である。だから包装に使ったりするのに便利だから数紙をとっているが、僕はほとんど読んだことがない。もちろん読まなくとも紙面の半分は広告であり、あとの半分はスポーツなどの娯楽なのだから読む時間がもったいないのだ。新聞社とかテレビ局は広告で成立しているのだからスポンサーに対して異議を唱えることなど出来ないだろう。最近電力会社のCMが多いのも局に対する一種の圧力なのである。 電力自由化だとか何とか言っているが、電力会社が原子力発電所と手を切らない限り自由化など政治家の方便に過ぎない事ぐらいは知っていても損は無かろう。

【2017.05.16】
★世界的な規模でインターネットを狙ったサイバー攻撃が行われ多くのコンピューターが停止するという事態が起きているらしい。この原因はランサムウェアというものでトロイの木馬の一種である。これは本体を偽装して門をくぐり抜けて内部に侵入し破壊活動をするものだ。破壊活動とは、ハードディスクの無能化やフォーマット、文書の改ざん、情報の流出など多岐に渡るもので昔からあるウイルスで目新しいものではない。なぜ企業や自宅のコンピューターに入り込むかというと、使用者の無知と不注意からである。媒体はメールとして送りつけられるが、そのメールアドレスは適当な語句を自動生成したものや企業などの公開されたものが主体である。内容は、請求書とか、見積をして下さいとか、大安売りとか..なんとなく興味をひかれるもので多くの人が何となくメールを読んでしまう内容である。特にメールに添付されたZIPという方法で圧縮された見積書や写真を開いたら一巻の終わりである。 僕は今までに来たウイルスメールの内容から独自にデータを作成し、メールが手元に届く前(サーバー内にある)から特殊なソフトを使って全てのメールの内容を事前に読み取り不審メールに該当するものは届く前に削除している。それでも毎日10通ぐらいは届くが順次削除リストに反映している、しかし全く届かなくなると淋しいので多少はウイルスメールも届くようにしている。 サイバー攻撃に使う特殊なプログラムやウイルスを作ったのはアメリカの国防省だと言われている、これが世界に拡散して北朝鮮の手に渡ったりして世界のネットワークを脅かしているのである。 元を正せば先進国アメリカが開発したという爆弾が、やがて自分の国をも脅かす結果になるという格好の事例である。 もちろん原子爆弾なども世界に先駆けて開発したのはアメリカであり、その技術がスパイなどによって世界に拡散され北朝鮮によって自国が脅威に晒されているのは既知の通りである。技術の進歩は諺通りに、天に向かって唾(つば)することになるのである。 ★一時収まったかに見えた森友学園問題がまた息を吹き返しているのは喜ばしいことだ。今日行われた民進党の聞き取り調査では籠池氏から新た事実が公表された、それは弁護士や財務相がやり取りしたメールの内容公開である。この問題は当初から勝ち負けがわかっている、だから籠池氏は一国の総理と堂々と戦いを交える事が出来るのである。財務省などは書類を破棄したとか、知らなかったなど逃げの一手しか使えないまでに追い込まれている。国の税金を預かる者達がいったい裏で何をしているのか、先日も書いたが馬鹿を寄せ集めた省庁の連中のすることは判りきっている。彼らはこうした事態に対して適応能力がない、弁護士にすがって言い回しを考えて逃げるのが精一杯なのだ。 今回公開されたメールの内容は、以前から土中に埋もれたゴミが無かったということを証明するものだ。その発端はゴミの証拠写真が捏造されたものではないかという疑いである、写真で見た限り周辺のゴミを寄せ集めて積み上げて撮っただけに見えた。こんなもので人を騙そうという安易な考えが馬鹿者には影響が想定できないのである。 国民の多くが「忖度があった」と思っているのだから、こんな問題で時間を浪費するのは無駄な事だ。謝る者は謝り、訴追された者は罪に服し、それでも暇が有ったら国会周辺のゴミ拾いでもした方が喜ばれるだろう。

【2017.05.15】
★今日の一日はこの夏を予感させた。曇り空だったが急に陽が射したと思ったら一転し黒い雲が現れてどしゃ降りになった。それも広範囲ではなく狭い範囲に集中的に降ったようである。梅雨に入ったとしても毎日シトシト降る雨は自然にはけていくから洪水や土石流災害になることはない。 しかし渓谷の多い日本は雨による災害から逃れられない、何故ならダムや道路を人為的に造るからだ。ダムは洪水に有効だと思うかもしれないがそうでもない、ダムに水を溜めると水位が上がり上流の山腹を浸食する。下が削られたら上から土砂が崩落してくるのは当たり前のことだ。洪水調節機能が有ると言っても集中豪雨には対応できない、それどころか川の水量が多くなると実際の流量にプラスして貯水した水も流すことになり下流は水位が上がり堤防決壊の要因になるのだ。要するに人為的に自然に対して手が加えられた事による災害が多くなるのである。 多くの土砂災害が山の裾野を宅地開発したりして上から山体が崩落しやすくした事によるものである。今年も多くの家が流され人命も失われるだろう、如何に医療が発達しても何か無駄な事に思えるのはこのためだろう。 飯田市のハザードマップを見ると人家のあるところで安全な場所など皆無に近い。また南アルプス山麓の一帯は土砂崩落危険地帯にもなって居る。 それでも人はそこに止まらなくてはならない、他に住処がないからだ。 こうして考えてみると太古の昔、人類が洞穴で生活していた時代が最も安全だったのかもしれない。紀元前に人が住んでいた洞穴には素晴らしい壁画が描かれている、彼らは自分達の生活や廻りの風景を写真代わりに後世に伝えようとしていたのだろう。この事は彼らに芸術的な才能があり、しかもある程度豊だったことを証明している。 とにかく縄文時代までは食べ物には困らない生活をしていた、廻りの海や川には魚介類が好きなだけ手に入ったし、野山には野生動物がいっぱい飛び回っていて、人の怖さを知らないから簡単に捕まえることが出来た。食べ物と洞穴があれば何も怖くなかった、ストレスもないから医者などいなくとも結構長生きしていたのだと思う。現に僕の祖父は南アルプス山麓の山小屋で、医者に一度もかからず、薬も飲まず、歯も磨かずに96歳まで元気で働いていた。歯など磨かなくとも亡くなるまでしっかりと噛むことが出来たのである。 要するに人には地球の豊かな自然が有れば十分に生きていけると言う事である。 こうした豊かな生活を破壊していったのは明らかに脳の過剰な発達としか考えられない。人間は脳の重さに比例して進歩してきたのではなく退廃してきたのだと言える。 その最先端を行く馬鹿者達が住む村のことを世間では「原子力村」などと呼ぶこともある。彼らと同じような馬鹿者が北朝鮮などでも日夜殺人兵器の製造に情熱を燃やしているのだ。こんな理工科系の者達が目指しているのがノーベル賞でなのだろう。

【2017.05.14】
★南アルプス山麓の山小屋に出掛けた。ようやく「御衣黄(ギョイコウ)桜」が満開にになり新緑と共に目に浸みるようである。青というのは目には良くないようだが、この黄緑は明らかに目に良いことが判る。気温も上がって心地よい風が野を駆け巡っている、おそらく天国というのはこういう場所なのだろうと思うほどだ。 毎日の飲料水の約2週間分となる100リットルをボトルに詰めて運んでくる。生まれた時から飲んでいる水はたぶん体に馴染んで良いと思う、良いと思うだけでも良いのである。この飲料水は山腹から湧き出している岩清水を自分で工事して引いてきているため無料だが、タダより高いモノは無いという例え通り、洪水でホースが流失すれば購入して引き直さなければならない。また取込み口が壊れたら補修するし、ゴミの除去や清掃などを考えたら水道の方が安く付く筈である。 しかし毎日南アルプス山麓の岩清水を飲んでいると言う贅沢を楽しんでいると思えば安いものかもしれない。 庭の脇に有る「御衣黄(ギョイコウ)桜」が今年も満開になった、黄緑色の花は廻りの風景に馴染んで控えめにも存在を伝えている。苗を購入して植えてからもう20年以上になる、2000年〜写真を撮って記録しているので是非見てもらいたい。−18度になる寒冷地で廻りの風景の変化と共に生き続けてている姿は見事である。何とかこの先100年位は生き続けてほしいと願うばかりである。 ★帰りがけに親戚の家に寄ってみた、声をかけると家ではなく道路の反対側にある畑から出てきた。80歳をとうに超えてもう杖無しでは歩けない状態だ。以前もここで指摘したように上村の中に一本しかない道路は三遠南信自動車道と共用区間となった。老人が道路を渡りきる間に2台の車が通過したが、道路がカーブになっていて見通しが悪い場所なので事故に遭わないか心配である。人家の周辺だけでも道路を新設したらどうだろうか、予算がないなら道路など造らなければいい。現在の道を的確に補修さえすれば住民は何ら問題にないのだ。 いま大鹿村でも同じような問題で村を二分する騒動が起きている。普段でもすれ違いが困難な細い道路が1本だけの村にJRのリニア新幹線のトンネル工事が始まったのである。それに原発から出る放射性物質と同じでトンネルを掘削した土砂の捨て場所もまだ確保されていないという。何百台もの大型トラックが絶え間なく通過する山村は新幹線が開通しても何のメリットもないというのも悲しいものがある。後ろには政府とか政治家が付いていて盛り上げているとしたら、赤石トンネルもまさに利権の宝庫のようではないか。

【2017.05.13】
★飲料水が少なくなったので山小屋に汲みに行こうと思ったが、あいにくの雨で明日に延期した。夕方になって雨はほぼ止んだが、沖縄もう梅雨の季節になったようである。雨は幾ら降っても構わないが防災行政に力が入っていないのですぐに大きな災害に発展してしまう。オリンピックならばたかがボート競技に500億も出てくるが、危険な土手を治す500万円は何処からも出て来ない。要するに何らかのカネ儲けに繋がらない事業はしないと言う事である。 オリンピックの利権は競技の行われる周辺の県も同様で、競技はやって欲しいが金は出さないという実に理に叶ったものだ。事業に金を出して(投資して)成功させて儲けようという民間の考え方とは乖離している。ここが天から給料が降って来る役人の考え方というものだろう。 今日もニュースを見ていると、オリンピックのために禁煙場所の拡大をしようという者達と、それを少しでも食い止めようというタバコ族議員との利権闘争も始まっているようだ。 オリンピック反対派の僕としては何でもかんでもオリンピックを掲げれば良いと言う考え方が気にくわない。第一に子供達の将来の夢が野球選手とかサッカー選手とか陸上選手とか..単に遊びの延長としか思えないものを職業としたいというのだ。何か間違っていないか?、昔はスチュワーデスになりたいとか看護婦や運転手になりたいとかいうのが普通だった。要するに世のため人の為になり生産性に寄与できる職業を希望していた。しかしスポーツ選手など如何に走り回っても大根一本生産できない、せいぜいその娯楽度によってストレス解消に多少役立つだけでのことだ。 こういう社会を例えばブータン国の庶民はどう見ているだろうか。毎月のように各国の首脳や国王などが来日するが、晩餐会に出て名所を廻ったり忙しい天皇陛下を訪問するだけだ。2011年に日本を訪問した若いブータン国王夫妻が訪問したのは被災地福島であった。ブータンはヒマラヤの仏教国だが、物質的な豊かさではなく、心の充実感を指標とする「国民総幸福量(GNH)」を重視する国である。 オリンピックを巡って国内の自治体が日夜税金のと取り合いを演じているような国家とは一線を画している。いま日本に求められているのは馬鹿の一つ覚えのように「世界一」を目指すことではないということだ。 ★長野県内でも各市町村は「ふるさと納税」に力を入れておりテレビでも度々紹介されている。しかし余りの獲得競争の過熱によって国も困惑しているようである。飯田市の近隣市町村の中には村民税の収入よりも多かった例もある。しかし納税の主旨はいいと思うが一部の金持ちのマネーロンダリング?みたいになっているのはどうしたものか。例えば千葉県の大多喜町である、ここでは返礼品として金券が貰える。朝日新聞の調べによると、1億円の年収の有る人がここに400万円の納税すると、税金は399万8千円が差し引かれ自己負担が2千円だけ必要となる。しかし大多喜町からは返礼品として金券280万円(寄付額の7割)が貰える。この金権で280万円の車を買えばタダで買った事になる。これは今も現実に行われており違法性もない。 こんな煩わしいことをするよりも大都市の税収の一部は全国の貧しい市町村でプール出来るように法改正すればいいだけに思えるが..。何か資産家に得な事でもしたいという政治がらみの政策なのだろうか?。

【2017.05.12】
★夏が来たかと思うほどの暑さだったが、明日からは再び逆戻りしてしまうという。冬も嫌だが夏を生き抜くのも大変な事である。ともかく人生を全うするということは人に課せられた試練を如何に克服していくかというものだ。薬に便り、病院を往来し、家族に迷惑をかけ、終いには他人の介護で死んで逝く人ばかりだ。考えてみれば人生なんてどんな生き様をしようが、どんなに讃えられる仕事をしようが大差ないように思う。これを称して「人は皆平等だ」と言われる由縁なのだろうか。 ★世界の指導者(大臣や首相)の人間的なレベルはいま落ちるところまで落ちている。北朝鮮の将軍様はともかく、韓国も北朝鮮の脅威だの何だのと言いながら大統領が逮捕されたばかりだ。アメリカでもトランプという一時代前の考え方を踏襲する大統領が登場したが、以前も書いたが任期満了による次の選挙までは持ちそうもない。昨日も自らの身辺に捜査が及んできたことでFBI長官の首を切ったばかりだ。世界の超大国としてのアメリカの存在などもう過去の話である、アメリカファースト、アメリカが一番と言い続けるのは超大国の名を捨てる行為であることも判っていないではないか。超大国とは世界のリーダーとして困った国や人を自国の資金を使って助けるからこそ評価されるのである。自分だけカネ儲けをして一番だ一番だと騒いでいる様子は群を束ねるボス猿の行為にも劣ると言わざるを得ない。 日本に目を向ければ、首相は自民党をさておき自分の考えだけで憲法九条を改定し、期限も2020年と区切る発言をしている。早い話が自民党員など既に無用の長物だと言うことだ。これにはさすがの自民党員や大臣も異を唱えているが..。良識の府とされる参議院からは何の意見も反論も聞こえて来ない。良識の府などと言う言葉自体が既に死語になってしまった。国家国民の為にと言う者が一人も居なくなり自分と家族の保身しか考えていないのだから仕方があるまい。簡単に言えば馬鹿者の無駄飯食い集団と言っても過言ではないだろう。まあこの文章を読む機会もないだろうから反論は来ないだろうが、反論する気力があったら憲法論議に対して自分の意志表現ぐらいして見たらどうだ。 ★最近テレビを見ていると、ローンの過払い金を取り戻してやろうという弁護士事務所のCMが目に付く。何でも年に数百件、数千万円も取り戻したというではないか。これは僕には何かが間違っているとしか思えないのだ。元々返済に過払いがあるとすれば、それは金融業者が法定利息を超える利息を取って貸し付けていることになり、明らかに違法行為である。本来ならば弁護士は手数料を取り戻すことよりも、こうした悪徳金融会社を告発して、同じような行為が起きないように監視しなければならないのではないか。金融庁もこんな払いす過ぎを取り返す行為を発見したら金融業者を査察して、手数料無しで全額返金するようにすべきだろう。 このままだと僕の目には悪徳金融業者と弁護士が手を取り合ってカネ儲けしているようにしか見えないのだ。まあこんな行為はその内に無くなるだろうが、金融庁も一枚噛んでいるとしたら..弱い者イジメの典型的な犯罪例となろう。

【2017.05.11】
★天気晴朗なれど波高し..。気温は高いが風が強いためにウオーキングしていても涼しさを感じてしまったが、世の中は寒さを感じてしまう事件が多い。 しかし日本発で世界に発信できる事件もあって実に面白い。強盗とか泥棒よりも詐欺罪の方が刑は軽い、何故なら詐欺は騙される方にも落ち度があるからだ。 この詐欺で捕まった者が逮捕され得た金は警察に没収されたが..何と保管していた警察署内の金庫の中から盗まれたという。日本発の事件としては又とない話題作ではないか、何故なら警察署の金庫を破るような盗賊は「ルパン3世」しかいないからだ。何たって怪盗ルパンの孫に当たるルパン3世は1967年以来日本を起点として世界で大活躍をしている大泥棒であり世界的にも知名度が高い。彼が泥棒に入るのは頑丈な擁壁に囲まれた城とか、超厳重な警備をしている大富豪の屋敷とか普通の泥棒が二の足を踏むところばかりである。この原作者「モンキー・パンチ」氏はまさか日本で大きな警察署内の金庫から8,500万円という金が誰にも知られずに盗まれることなど想像していなかっただろう。 この事件は内部犯行説が有力である、鍵を保管している課長か?、それとも会計課員か?、それとも課員全員で山分けしたか?、署員全員の遊興費に使ってしまったか?。又は一般人のコソ泥の仕業か?ということだが..イギリスだったら「ブックメーカー」の賭けの倍率にすぐに反映されて売り出されるだろう。日本でもこうした賭けをやって儲けを犯罪の被害者救済に使ったら良いと思うのだが..。 しかし警察署からは過去にも現金だけでなく金塊なども盗まれたことがあり、そのほとんどが警官(内部犯行)だったという記録もある。 先般起きた4億円近い窃盗時間はまだ捕まっていないと思う、なぜ捕まっていないかというと、空港で数億円持った人物を捕まえて犯人だと思い込んでいた時間無駄にあったと言う事だろうか。 さすがに犯人は馬鹿ではない、数億円盗んですぐさま空港から高飛びしようとは考えないだろう。それに帯封をした現金はナンバーを控えられているケースもあるから、すぐさまレストランで祝賀会をするなどと言うこともないだろう。たぶん計画的に物事を進めるプロに近い者の犯行だろうと予測できる。 この事件の核心は何か..それは警察を始めとする日本の役人の堕落であることは否めない。 この事件の犯人が警官だったら..押収された詐欺の犯人はどう思うだろうか?。俺と何ら変わりないではないか、という悔しい思いだろう。そして犯人が彼を逮捕した人物だったら..そう考えたら警察関係者はこの犯人がルパン3世である事を祈るばかりだろう。少なくとも犯人は解雇だろうが、上司も依願退職、署長は格下げで左遷ぐらいはするだろう。この処分の甘さこそが役人の堕落の原因そのものである。

【2017.05.10】
★久しぶりに雨が降った、2日に山小屋の雨量計の稼働を開始して初めての雨である。昨夜から10ミリの雨を記録しているから森の木や植木にとって惠の雨となった。雨上がりの農道をウオーキングしていると所々に小さなピンク色の花を見付けた。これは「アカハナユゲショウ」という雑草の仲間である。他の雑草の中に有って小さな花の自己主張は仲間を増やすための仕事である。 この雨は各地で発生している山火事も沈静化させたし、農業者にとっても野菜の生育に貢献している。雨は人類にとって不可欠なものであることは間違いないが、一気に数百ミリも降ると災害が多発し多くの人命や財産を奪うことになる。適当に降ればいいと誰もが思うのは当然であろう、だから適当といういい加減さが全てにとって必要なのである。 適当に働かないとどうなるか..国民は多額の税金を納めることになり、受け取った役人はまるで沼に投げ込むかの如く無駄使いに走るのだ。 オリンピックで少しでも無駄遣いをしないように費用削減を唱えていた東京都も問題が一段落すれば20億円の豪華クルーザーを買い込んでいる始末である。まさか利権の行使に戦闘機を買う訳にも行かないから船にしたのだろうが、税金という尊い庶民の命の代償で有ることをとうの昔に既に忘れ去っているのだ。 ★トヨタの利益が2兆円、ソフトバンクの利益も1.5兆円..とにかくカネの集まる所に更にカネは吸い寄せられていく、これが資本主義の末期的な症状である。資本主義はこうした格差によって崩壊するし、共産主義は独裁と粛清によって崩壊する。早い話がどのような社会体制や経済システムであってもお人好しが損するという事実は不変である。 また強者は何れにしても没落するが、すぐに同じような者が後を継ぐことになる。将棋界をみても羽生善治を超す者(藤井聡太)は確実に現れているではないか。そしてまた彼も遠くない将来に敗れ去っていく運命にある。 しかし人は入れ替わっても将棋というシステム(ルール)が変わった訳ではない。 いま路上生活をしている人のなかには「元社長」が多いという。彼らも盛者から単純に入れ替わっただけの事である。そこにあるものは努力と空しさだろう。とんでもないほどの努力はそれに比例した空しさがいつも付きまとっているのである。歌手で一世を風靡した人がどん底に落ちて死を選んだ話も良く耳にするではないか。 何事も適当にやると言う姿勢を忘れると人心も社会も混乱し気候までも変わってしまうのである。

【2017.05.09】
★毎日ウオーキングしていると風景とか野の花などにいっぱい出会うが、それだけではなく様々な歌碑や野仏などにも接する。家から3kmぐらい離れた山麓にある山田グランドという場所に行った、市民が利用する体育館とかテニスコートがある憩いの森だが、少し離れると雑草ばかりが目立つ。その中に上郷出身の「竹内和子」という歌人の碑があった、家族が建立したもののようだが、野の草の中にひっそりと立っていた。 その横に何やら看板があったので見ると、キノコを育てた後に不要となった土が積まれていて誰でも自由に持っていって良いと書いてあった。早速家に戻って袋とスコップを持って妻と行って大量にいただいてきた。主体はオガコという木の粉であり野菜や花をプランターに植える時などに利用すればいいのだと思う。我が家には花の鉢だけで300ぐらい有って植え替えなどに要する土の量は半端ではない、黒土や腐葉土などを購入して使うが大きなプランターだと3袋ぐらいは必要になる。そこでいただいてきた土を混ぜて何とか経費節減に努めるのである。 ★韓国の大統領選挙が始まった、いつも結果は日本に重大な影響があると言われるのだが..結局は元の木阿弥で終わっている。そして賄賂社会の常で最後は刑事事件絡みとなってしまう。北朝鮮問題に対する考え方も候補によって違うと言うが今迄何も変わっていない。拉致被害者のことなどどこにも出て来ないではないか。日本も拉致担当大臣が高給をとっているが北朝鮮と交渉したような形跡もない。かえって被害者家族にとって邪魔者になって居るのではないかとさえ思う。何もやっていない大臣などは必要ないし総理の許可無しに何も出来ないのが現状だから最小限の人員で良いだろう。日本は担当大臣の答弁要求に対して総理が答えるというネジ曲がった政治形態が当たり前になってしまったのだから当然であろう。 ★クロネコヤマトや日通を始め郵便までもが6月頃に大幅な値上げに走る。中には20%を超えるものもあり気軽な荷物の発送にはブレーキがかかるかもしれない。先程発表された3月の実質賃金は0.4%のマイナスとなった。企業が儲かっているにも拘わらず従業員に分配されていない実態が顕著になった。更に宅配便のように値上げが続くと実質賃金や年金は減る一方である。 国民をなるべく貧乏にさせて、陳情で政治をやろうという安易な考えが見えてこないか。政治家は裕福な国民は扱いにくいのである。第二次世界大戦の時も多くの志願兵が集まったのは農村の飢えの結果である。世界全体が少なくとも食料に事欠かない程度に豊になれば戦争は無くなるのだが、それでは困る連中が居るから故意に北朝鮮を生き延びさせて居ると考えれば辻褄が合うだろう。 また地球に何万本もの穴を開けて毎日何億リットルものガスや原油を掘り出している行為を規制できないのも資本家中心のカネ儲け優先社会を象徴するものだと理解できるだろう。

【2017.05.08】
★朝玄関のドアを開けると一気に藤の匂いが室内に入ってくる。最初はこの臭いも良かったのだが藤の花が長くなって満開を迎えると余りの臭いの強さに閉口してしまった。過ぎたるは及ばざるが如し..何事も適当が肝心と言うことだろう。好きな食べも物も数日食べていれば飽きる、健康のためには毎日違う物を食べるのがいい、そうすればテレビを見てあれがイイこれがいいと買い歩くこともなくなる。要するにバランスが重要なのだ。時には腐りかけた物も食べるといい、胃腸に抵抗力が増してくるばかりでなく、多少期限が切れた物でも食べられるかどうかの判断が出来るようになる。最近の若者は味が変わらなければカビが生えていても判らないようだ、これは消費期限という印刷だけを便りに生き延びている事になる。 ★午後になると気温も28度を超してきた、屋外で活動するのも嫌になる状況である。真夏の34度にはまだ達しないが。まだ身体が高温環境に馴染んでいないのだ。 この高温と乾燥で各地で火災が相次いでいる、大分市ではアパートが全焼して大勢が焼け焼死している。状況からこのアパートの住人16人のほとんどが高齢者だと思う。火災予防という観点からすると高齢者の一人暮らしは火災に対して危険だと判るのだから何らかの対策を講じるべきだろう。例えば電磁調理器の導入である、政府がや自治体が補助してでも設置するのがいい。こうすることによって大火災が減れば近隣住民も安心だしかえって財政的にもプラスになるではないか。こうした命の危険は住民にとって北朝鮮のミサイルの比ではないのだ。アメリカとお互いににらみ合った末に裏で密約をしようなどと言う噂も有る。拉致された日本国民はどうなるのだ。 お互いにトップの権力と地位と指導力不足を補うための似非(えせ)戦争の犠牲者は一般人の我々なのである。もういい加減にして貰いたいし、有事の際に沖縄の基地などほとんど役に経たないことも判ってきただろう。 先日も書いたが、珊瑚礁の埋め立ては世界遺産を申請しようという国の恥だと云うぐらいは認識しておきたい。 ★世の中には元気な人も居るもんだ、日本のスキーヤー三浦雄一郎さんは80歳でエベレスト登頂に成功して今も記録に残っているが、この記録を抜かれたネパールの登山家がこの記録を奪還しようと85歳でエベレストに挑戦したが..登山の途中ベースキャンプで心臓発作により亡くなったという。確かにチャレンジは人間だけがやる馬鹿げた行為だが、世界の年配者たちの発憤材料になればいい。せいぜい一度きりの人生だから好きな死に方を模索するのも一興であろう。

【2017.05.07】
★スーパーに買い物に行った。パンを販売しているコーナーで店員の方と話をしていたら”やっと今日で一段落するが、この連休は疲れた”と言っていた。観光地やスーパーなどは朝から大勢の客で溢れ従業員は疲れ果てたようである。とにかくホームセンターに行くと今が盛りの花の苗や野菜の苗を買う人が多いのには驚く。ここで買う人は家庭菜園だから多くの人が野菜造りを楽しんでいると言うことだろう。しかし金銭的に考えてみると決して得にはならない、野菜が食べられるようになるのは最も安値で変える時期と合致するからだ。しかし我が家の畑から採って食べるという行為自体が金銭に変えられないものだからやっていることになる。いまや野菜を無農薬で育てることは出来ない、近隣に菜園があってそこで農薬を使っていればアウトだからだ。更に有機栽培となるとこれも難しいことになる。真に無農薬栽培をしている野菜類は通常価格の倍以上で取引されるが、農家としては収穫量が減るから収入はかえって減る事になる。 ★全国の高速道路の通行量を見てみると、19時現在関東圏を含めて渋滞しているところはほとんど無い、行楽客や帰省客は既に6日から昨夜にかけて帰っていったのだろう。長い連休は帰宅ラッシュも分散されるメリットがある、日本人も働くばかりではなく東欧のように1ヶ月ぐらいの長期休暇を取得できる環境作りが望まれる。人は働くだけのために産まれて来た訳ではない、様々な勉強をしたり体験したり泣いたり笑ったりして豊かな時間を過ごすのが生きることの使命だろう。 僕は連休には遠出はしない、混雑するしホテルは高いからだ。しかし昔のように体力もなくなったから車で一日に600kmは走れないし北海道まで車で行く気にもならない、せいぜい2〜3時間ぐらいで行ける温泉ぐらいが関の山だ。しかし北海道には車でもう一度行ってみたい、以前行った時は2週間かけて札幌から東の地域を廻ったが、まだ函館の近隣をドライブしていないから行ってみたいと思う。 ★飯田市南信濃で起きている山林火災は7日18時現在で自衛隊のヘリコプター3機も投入して消火に当たっているが鎮火していない模様である。海抜千メートルを超す高山で落雷もなかったし何が原因で出火したのだろうか?。僕の父親も若い頃に自分の不注意から自家所有の山林を広範囲に焼いてしまったこともあった。長野県のような山国では山火事は多い、そのほとんどが農業関係者の焚き火の不始末である。だから火災が最も多いのが今の時期と重なることもうなずける。しかし山火事にはメリットもある、焼いた灰は栄養素となって次の世代の植物を育てるのだ。地球で起きる火山噴火や洪水などの災害のほとんどは農業に大きく寄与しているということである。エジプト文明もナイル川の氾濫によってもたらされた豊かな穀倉地帯があったから発祥したのである。

【2017.05.06】
★富士山が笠を被ると雨になるという..。朝5時頃から富士山廻りの情報カメラを総動員して見ていたところ見事な笠雲がかかった。数時間ぐらい経過すると雲は成長し3段雲になっっていった。天候が下り坂になって居る時は富士山廻りは雲が多く笠雲はなかなか見えないが今日は100枚ぐらいの画像を撮った。僕が富士山を見ているのは気象観測が目的ではなく噴火の前兆現象を捉えられないかという興味本位からのことである。 連休も終盤となって富士山廻りの観光地は人出が多かった。特に混雑しているのは忍野八海である、僕も5年前の5月に日食写真を富士山から撮影する目的で行った時にここを見学した。日曜日だったので人出も多く食事をするのもままならなかったが、300mぐらい離れた所に中華料理店があり空いていて何とかなった。大小の池に映る富士山は見事だったが、すぐに雲がかかってしまい思うような写真は撮れなかった。 ★沖ノ島が世界遺産に登録されるというが、地元では周辺の資源も一括登録しないと何にもならないという批判が起きている。日本の人達は世界遺産について間違った考えを持っている、それはかけがえのない資源や歴史を有りの儘の姿で後世に残そうと言うのが遺産の主旨であり、観光地化して客を呼び込む材料にするためではない。言い換えれば保存のために観光客を減らす努力を要求しているのである。 もっと拡大解釈すれば地球全体が世界遺産なのだ、だから美しい珊瑚礁の海「辺野古」を埋め立てて飛行場にしようなどと言う国が進めるような話ではないと言うことだ。若しも世界遺産とするなら沖縄全体を登録してアメリカに基地建設をやめさせることだ。 戦争のためなら米原子力空母カール・ビンソンを沖縄の近海に留めておけば済む話ではないか。それがダメなら日本が同等の空母を建設すれば良いだろう、特に航行する訳でもないから原子力で無くともいい。カール・ビンソンは乗組員が5、000人を超す嘉手納基地と同等以上の戦闘力を持った巨大な基地なのである。 軍隊や政府はもっと頭を柔軟にして対応できる能力を持つべきであろう。 数日前に息子の同級生が尋ねてきて一緒に話をしていたところ、会社で新しい装置を生み出すためのアイデアに苦慮しているが、どうしたら良いかという質問を受けた。そこで常識の枠を外すべきだと教えた。ではどうやって枠を外すかということになった。それは簡単である、例えば電社の踏切事故で死者を無くすために電車が一時停止するようにしたらいい、という考え方だ。飯田線の電車は一時間に1本ぐらいしかなく通勤時間帯を除いて1両に3人ぐらいしか乗っていない時が多い。だが踏切を通過する車は千台以上のところばかりだ。早い話が一日に通過する人員を計数してどちらが停まるかその数で決めるという実に民主的な考えで有る(多数決)。それと踏み切りで車が止まると排気ガスを多く出すので環境問題からも有利な考えで有る。このような斬新なアイデアをすぐに出せるように頭を軟らかくしておくべきだ。

【2017.05.05】
★とにかく暑い..我が家の屋外温度計は30度になっていた。今日も阿南町に出掛けたが、ここも暑い、阿南病院近隣の田では田植えの真っ盛りである。 半袖シャツが欲しかったがまだ出していなかった。最近までコタツで寒がっていたが季節はもう初夏である、とにかく時間が過ぎ去っていく速さは日増しに加速していく。この時間の加速は宇宙がとんでもない速さで膨張していくことと関係が有るのだろうか。 ★愛媛県今治市の老人殺人時間の犯人と目され事情聴取していた30代の女性が自殺したという。任意にも拘わらず9時間も聴取したということが原因で死ぬ気なったのだろうか?。確たる証拠がないままの犯人扱いは個人的に社会的に将来的にも大きな負担となる。無実だったとしたら警察はどうするのか。冤罪をでっち上げようとしていたと言われても仕方がないだろう。過去にも似たような事件は幾らでも有る、取り調べの様子は録画してあるのだろうか?。 ★役人の不祥事が相次いでいる福島県(この一年に逮捕者だけでも5名出した)では次回からの職員採用試験の面接に民間人を起用するという。歯に衣着せぬ言い方をすれば馬鹿が選ぶと馬鹿しか選択できないという事を防ぐためであろう。昨日も書いたが普通の人間が普通に行政を行うべきであり、高学歴だからとか、親戚や親が財界人だから政治家だからという判断基準を放棄しない限り不祥事は絶えることは無かろう。ここで一般人と称するには誰なのか?、この選定基準を先ず公表すべきだろう、そうでなければ元の木阿弥になるのは必至であろう。 ★このところガソリンが値上がりしている、飯田市ではセルフでレギュラーが135円程度となっているが、原油価格はこのところ10%も下がっているのだ。たぶん連休だから石油会社やスタンドの利益確保のために申し合わせて値上げしているのだろうと推測できる。石油販売の組合は安売り業者に圧力をかけているという噂を良く聞くが間違いないだろう。それに石油の安売りをすると公正取引委員会から指導が入るという変な実態もある。安く仕入れて安く売るというのは商業の原則である、これに公正取引委員会がイチャモンを付けるというのは大企業の利益確保のために存在していると思われても仕方がない組織となろう。この世の中、何が公平で何が真実なのかウヤムヤになってしまった。21世紀に入って18年、人間の馬鹿さ加減はどんどん加速するばかりである。

【2017.05.04】
★久しぶりにこの連休は慶事に呼ばれた、子供の初節句と新築祝いである。行くとすれば葬式ばかりだったが時には良いこともあるものだ。最近はこうした慶事や葬式も簡素化が進んで遠い親戚などは呼ぶこともなく行く事もなく身内だけでやってしまう。僕の友人は従兄弟の死亡さえ知らずにいたという事だったので驚いた。誰かが知らせるだろいうことで結局誰も知らせない、人と人の繋がりが疎になってしまったのである。しかし若者達はスポーツやアイドルグループのコンサートなどでは会社も休んで積極的に集会に参加している。まあ人間が楽しく暮らす法則(嫌なことはしない)を忠実に守っていると言えばそれまでだが..。 こうした時代に起きた津波の災害は人と人との繋がりが如何に大切か、遠くの親戚より近くの他人の方が大切であるという事を認識させた。「津波が東北で良かった」と暴言を吐いたオジサンも居たが、こうした視点から見れば正解だろう。若しも東京で起きたら、助かる者も助からなかったのは間違いない。 ★世の中は連休で浮かれているが..国政を司る役人はこの時期も悪の限りを尽くしている。例えば金融庁は監督下にあり監視中の金融機関に9人も天下りしている。首相は首相で何が何でも2020年には憲法改正をすると息巻いている始末である。どうしてこういう役人が出来上がってしまったのか..それは改めて考える事もなかろう、塾にしか行けなかった可愛そうな子供の成れの果ての姿だからである。こういういわば人間性が未完成な者が主体となってやって居るから、何が悪くて何が良いことなのか判断できないのである。 例えばガスライターの点火に要する力を倍にして子供が扱えないようにした..という問題である。これは子供が親の留守にライターで火遊びして火事になったことから派生したことで、役人は良いことをしたのだとしか思っていないだろう。少数派の意見を尊重することは大事な事だが、たった1,2件の火事をもってこうした規制をすることが正しいことなのか。老人達は重すぎてガスライターの点火が出来ずにマッチを使っている。この事によって仏壇から出火する事件が多発したとしたらどうなるのか?。明らかにガスライターの方が危険度が小さいと言えるのではないか(ライターは手を離せば消える)。こうした余りにも自己中心的な改革と称する悪法を生み出すのが世間知らずの馬鹿者と言うことになる。 要するに人間の能力は東大出も不登校で学校に行かなかった者も何ら変わらないのだという事実を認識できていないのである。だから馬鹿者なのだ。 先日も長野県庁職員の寺島徹が電車に乗り過ごした腹いせに電車のガラスをたたき割ったし、役場の職員が酒酔いで検挙されたりもしている。こんな馬鹿共を造り上げた社会も悪いが採用した者も責任が有る。役人など国政を司る者は常識を持った者でなくてはならないのは当たり前のことだ。

【2017.05.03】
★ この時期に爽やかな風の中でウオーキングするのは傍目では楽しそうに見えるが、実は一年で最も歩きたくない季節なのだ。農家では畑から果樹園まで今堆肥を撒く時期だからである。近所に2軒牛を飼っている家があって、そこからトラックで運び出した糞を廻りの畑に山ほど撒くのである。ウオーキング中に風でも吹こうものなら細かな粒子と共に悪臭が充満する。昔は田舎の香水などと形容していたが、大きな果樹園などはその香水の域を脱しているほど臭い。しかし糞は特に放射能が混じって居る訳でもなく単に臭いだけだからいい。福島の山中では臭いも音もない放射能という危険物が撒き散らされているのである。 汚い話だが、江戸時代は科学的な肥料という物が無いから糞尿だけが農家にとって宝物だった。もちろん販売したり取引するところがあった、ここでは糞尿にもランク付けされていて、大名屋敷から出たものは最高の価格で取引された。もちろんいい物を食べているから肥料としても良質だったのである。 僕の子供の頃は日本の農業も江戸時代とほとんど変わっていなかった、しかし自家消費ではなく販売目的で野菜などを農協に納品するには虫に喰われていたり、やせ細ったものでは受け取ってくれない。そこで農協から農薬や肥料を山ほど買って使う事になったのである。その後日本人の胃腸の中から回虫が消えた。この回虫が体内で何をしていたのか定かではないが、人間にとって悪い細菌を食べていたことは間違いない。いま我々の体の中は農薬だらけで到底回虫や微生物が住める環境ではないのだ。 農業も少しずつ原点に還ろうとしている、無農薬栽培とか雑草と一緒に育てるとか、様々な手法が進んでいる。しかしその一方で遺伝子組み換えという悪魔の技術も一般化されている、果ては放射線を当てて品種改良するというような荒技まで使われているのである。 こうした角度からも人間社会を俯瞰(ふかん)すると、自滅の道を辿っていることが良く判ってくる。 ★今日は憲法記念日だが、騒々しいのは憲法改正の議論ばかりである。戦後他の国と闘わず他国人を殺さなかったのは今の憲法あってのことだ。 しかし利権というカネ儲けに眼が眩むと、平和憲法を変えてまで戦争を肯定するようになってくるのは人の性(さが)というだけでは済まされない。 戦前の憲法に戻ったらどうなるのか..知って居る人達が少なくなってきたから仕方が無いと言えばそれまでだが、国民の勉強不足が目立つのは間違いない。改憲論者の言う改憲しないと日本が滅びるということを主体にテレビで流し、馬鹿を扇動しているのが現状ではないか。馬鹿者が選挙に行くと日本は滅びるというのが僕の持論だが、まさに時代はそのように動いているとしか思えない。

【2017.05.02】
★何かと多忙だったためしばらく南アルプス山麓の山小屋に行っていなかったため出掛けてみた。のんびりと飯でも食べて帰ろうとしたが仕事は幾らでも有る。こうやく病にかかった桜の木の消毒、池の掃除、水汲み、雨量計の設置、監視カメラのメンテナンス、水道の切換などである。桜はマシン油が良いということなので、バケツに用意した薬品を溶いて長い掃除用のほうきの先に浸けて木を洗った。何とかなればいいが..。池の中には廻りから飛んで来た木の葉が溜まるので定期的な掃除が必要となる、池に魚は一匹も居ないが、この先モリアオガエルがこの池に産卵に来るためのメンテナンスである。雨量計は冬期の間は気温が下がるため凍結してしまうから休止してあった。ここ数日は気温が零度まで下がっていたがもう大丈夫だろう。雨量計は電子式の自作品だが実に正確に計量して自宅に送信してくる。 監視カメラはケースのガラスが汚れるため清掃が必要になる、高い場所にあるため掃除にも手間がかかるのだ。24時間連続で動作しているため電子機器のメンテナンスも必要である。 水道も冬期は気温が−18度まで下がるので全ての配管の水を抜いてある、この時期にこれを生かして家屋内で水道が使えるようにするのである。 とにかく走り回って仕事をするため疲れも限界に達する、クタクタになりながら車で自宅に戻ってきた。そんな訳で春爛漫の風景写真を撮る暇などなかった。 桜は今が満開である、しかし何故か今年は花が少ないのが気掛かりである。病気のない木でも花が少なく例年の1/10ぐらいしか咲いていない。ソメイヨシノだけはほぼ例年通りに咲いている。植物にも休止期間がある、たまには花も実も付けずに休むことが必要なのだろう。 ★飯田市から阿南町を経由して平岡に通じる道路が1ヶ月以上前から大規模な土砂崩れが起きて通行できない。平岡から最も近い阿南病院に行くために普段なら20分ぐらいで行けるが、この道路が通行できないと1時間以上かかる。救急搬送に問題がありそうである。それとこのゴールデンウイークに観光客が激減して困っているという。最近の情報によるとあと3ヶ月はかかるというからお盆ぐらいまでは我慢しなければならないだろう。田舎は人もカネも少ないし注目度も低い、弱者のもとには不幸しかやってこないのだろうか。空気が旨いとか自然が豊とかいうのも疲弊した田舎の代名詞になってしまった。しかしテレビ放映などで一度有名になると一車線の細い山道に車がひしめいて住人は買い物にも苦労してしまう。なんともちぐはぐな時代である。遠山谷に行く度に今まで住んでいた人が施設に入ったり亡くなったりするために一人また一人と居なくなっていく。山小屋の近くに住んでいたお婆さんも97歳になり遂に息子の家(愛知県)から二度と自宅に戻る事が出来なくなってしまった。春なのに何か寂しい田舎の風情ではある。

【2017.05.01】
★多くの子供や大人達が待ちに待ったゴールデンウイークだ。この時期になると毎日遊んでいる僕も忙しくなる。引っ越しの手伝い、新築祝い、姪の子供の初節句、法事などで多くの人がこの連休に企画しているからだ。街も何だか騒々しいし天候は急変して何が降って来るかわからない。ミサイルが降って来るのはご免だが..雨やヒョウぐらいは仕方がない。午後になってウオーキングしようと出掛けたのはいいが急に雲行きが怪しくなったので戻ってきたら雨になってしまった。妻も洗濯物の取込みに大慌てでああった。 毎年ゴールデンウイークになると天候に異変が起きる、しかも竜巻とかヒョウが降るという被害も出る。何とか気候の安定化を望みたいが、今のところ祈祷師に頼むしか選択肢はないだろう。 いま白い林檎の花が満開である、この先冷害や台風などの自然現象の被害を乗り越えてようやくリンゴが出来るのである。人も何度か荒波を経験し人生に落胆し、そこから立ち直ってようやく一人前の人間として生きてゆけるのである。しかし人生はリンゴと違って余りにも長い、還暦を超えてからも次々に試練は降りかかってくる。人生とはこの試練を如何にして乗り越えるのかというチャレンジなのである。  ★昨夜は寝不足に陥ってしまった、それは宇宙の90%を支配する物質(ダークマター)について見る方法のヒントを考えついたからだ。望遠鏡でも見えない、電波やガンマ線などの観測でも見えない物質だが、宇宙の彼方から来る恒星の光がダークマターの重力によって曲げられて地球に届くことから存在は確認されている。 相対性理論や量子論などの法則を動員してもその存在と可視化は実現出来ないのだが..。たった一つ量子論の不確定性原理によって何らかの答えが出そうである。それはミクロの世界で粒子を見ようとするとその粒子の位置は確認できない、位置を確定すると粒子は見えなくなる。最近になって同じような法則がミクロの世界ばかりでなく一般の物理理論が適用できる場所でも起こることが確認されている。 ではダークマターをどうやって見るのか?、と言う事だが、若しもその方法を発見したら今世紀最大の発見となり、ノーベル賞どころの話ではないしアインシュタインを凌駕する科学者にもなれる筈だ。 見る方法は意外に簡単なのかも知れない、位置を特定しないこと、見ようとしないこと、を実行すればいいが、見ようとしない者に見えるかという相反する問題にぶち当たる。しかしこの解決法は..たぶん身近なところにある筈である。何故なら我々もこの宇宙の構成物質であり、宇宙規模にある法則を適用されているからだ。君たちも見ようとしないのに見えてしまう物が無いか?。 まず考えの大筋をメモにとって..その後は飛躍して若しもノーベル賞対象になったら出席するのか、スピーチはどうするかというところまで行ってしまう。だから寝不足になったのである。